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9月3日(土)
山添村のキハダで
ラダーバックチェア講座2022
5日目 仮組み〜背板づくり
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年を越してしまいましたが、昨年9月の椅子づくりの報告の続きです
前泊した宿から見える伊賀上野城にご挨拶して
いざ山添村へ。

7月からはじまった山添村のキハダラダーバック講座も
前回までに部材を全部作り終えて、終盤にさしかかりました。
今日はお誕生日順の男女混合でチームを決めました。

回を重ねるごとに、参加者同士打ち解けて
誰とチームになってもいい感じです😊
前回曲げた後脚に貫が入るホゾ穴をドリルで開けます。
単純作業だけど数が多いのでたいへん。

貫は夏休みを越えてしっかり乾燥して106g→76gに。

前脚、後脚のホゾ穴を開け終えたら
右側、左側をそれぞれ組み立てます。

脚のキハダの色がまだまだ鮮やかですね。
組み立てられると急に椅子っぽくなるので
ほぼ出来た感じがしてうれしくなります。
両側ができたら、ふたたび貫のホゾ穴を開け
全体を仮組みします。

背板の型を入れてぴったりのカーブを探します。
同じようにつくってもみんな違って面白い。
曲げた背板に選んだ型をうつしとり

その型通りに削るところで今日の作業は終了です。
(ばきちゃん)つづく
- 2023/01/02(月) 22:05:49|
- ┗ 椅子づくり
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山添村のキハダで
ラダーバックチェア講座2022.7.2
レポート4日目 (2週目)
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おはようございます。

講座4日目は雨の朝です。
8時半に会場入りすると
すでにちらほら参加者さんの姿も。

開始時刻の前から
ひとり、またひとりと削りはじめました。
午前中の作業は背板を薄くして型に合わせるまで。

斧やマンリキ、銑、南京鉋などの道具を駆使して
上下2枚の背板を6mmまで薄くしていきます。


その合間をぬって
蒸し曲げのときについたクランプの痕を
アイロンで蒸して戻します。

水分を含ませてアイロンをあてると
ほとんど目立たなくなりました。
銑で削ったキハダの削り屑があんまり綺麗なので
持ち帰る人がちらほら。その気持ちわかります♡

背板の荒削りをピークに大変な作業はおしまいに。
ここからは時折強くなる雨音を聴きながら
南京鉋メインの癒しタイム♪

無心で黙々と削るだけの時間ですが
これがほんとに癒されるんですよねー。
南京タイムを楽しみながら順次背板の蒸し曲げです。

蒸し時間は一枚15分なので
4つの型をフル回転させて
曲げては固定しての繰り返し作業。

削っては並べ、蒸しては並べて
ふと足元を見るとキハダの削り屑の海になってました。

みなさんが頑張ったのはもちろん
主催のマツトモさんご夫婦

徳島のかずちゃんや大阪のおびっちゃん
美濃からもまゆっぺと、木人さんのサポートのお陰で
後脚2本、前脚2本、背板2枚、貫10本の
全ての部材×15組が無事完成!お疲れさまでした!




いつもより30分繰り上げての解散。
いつの間にか雨も止んで
美しい茶畑の合間を抜けて
ひんやりとした風が吹く山添村を後にしました。

2ヶ月後につづく(ばきちゃん)
- 2022/09/06(火) 13:01:51|
- ┗ 椅子づくり
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東京から自由学園女子部の生徒さんがろうきんの森を訪ねてくれました。
コロナ禍で丸2年講座が開けていませんでしたが、
やっと規制の無い夏休みのお陰で講座が開催できました。
講座を主催するものづくりで森づくりネットワークの山口さん、自由学園2名の先生とは3年ぶりの再会。
前回高3だった学生さんが大学3年生になって再び美濃を訪れてくれました。嬉しいですね!
そして今回新しく中等部4人、高等部4人が参加。

前日郡上市白鳥六ノ里の「ものもりの森」で伐採したアオダモを割って、削って、穴を開けて、
三本脚の小さなスツールを作ってもらいました。



ホゾは乾燥によるグラつきを考慮してテーパー加工、チョッピングプロックの要領です。

お昼休みは自由学園の学生さんたちにダンボールピザ窯を使って、森のピザづくり。
ダンボールと百均の網を使った簡単ピザ窯を使います。

楽しくて、美味しくて、だけどみんな具材のせすぎ(笑)


お昼ご飯が楽しすぎたお陰で椅子づくりの時間が押してしまって、木人(コビト)の山口さんが大活躍でした。

それにしても暑かった。
でも学生さんたちの笑顔で疲れも吹っ飛びました。


中高生を対象とした自然体験活動の機会をなかなか作れない中、
こうやって少人数で森に興味を持った学生さんたちを募って、
東京からはるばる連れて来てくださる自由学園の先生方に本当に感謝したいです。

山の木が手道具を使って自分の力で製品となり、このあと生活の道具として使っていく。
東京に帰ってもこの椅子に座りながら、岐阜のろうきんの森や六ノ里の森のことを思い出してくれると嬉しいです。
(おの)
- 2022/09/05(月) 08:23:27|
- ┗ 椅子づくり
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キハダのラダーバックチェアづくり
2日目の講座が終わってすぐに
みの木工工房FUKUBEに戻って
講座初日に染めたテープを干してます。

黄檗の黄色が目に眩しい!
参加者の皆さんがむいた黄檗を一枚を頂いたので
これで椅子の座面を染めようと思ってます。

とりあえず手元にある250メートル分の綿テープを
ねじらないよう、からまないように水に浸しました。
昨年染めてうまくいかなかった綿テープは
あらためて生葉で染めて鉄媒染しました。


生葉は新鮮だとめちゃくちゃきれいな黄色になります。
昨年はいただいてから次の講座の会場を経由して
3日後くらいに染めたので色が出ませんでした。
良い状態で染めるならスピード勝負。
まさにグリーンウッドワークです。
このテープで編んだ椅子が完成するのが楽しみ♪

つづく(ばきちゃん)
- 2022/09/03(土) 08:10:48|
- ┗ 椅子づくり
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山添村のキハダで
ラダーバックチェア講座2022.6.26
レポート2日目
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山添村で2日目の朝です。

昨夜から一部の参加者のみなさんとも一緒にお泊りで
目の前を流れる川でホタルを見たり
満天の星空で夏の大三角を目印に星を探したりと
感動の夜でした。
椅子づくりは合宿になることが多いので
こういう時間が過ごせるようになったことが
うれしいですね。
朝ごはんのサラダにはキハダのドレッシング。

飲み物はほうじ茶チャイです。

チャイにもキハダが使われています。
お話しを聞くと苦味をおさえるために工夫されていて
毎回どんなお料理になるか楽しみにしています。
ゆっくり朝ごはんのあと、会場に向かう前に
めえめえ牧場に寄りました。
朝焼けと雲海が幻想的です。

放牧前でしたが愛らしい羊たちが
お迎えしてくれました。

この日も暑くなりそうなので
熱中症に注意して頑張ります!
そしていきなりクライマックスの写真です

講座2日目の午後からは蒸し曲げです。
参加者の皆さんが後脚を仕上げている間
木人(コビト)チームはひたすら丸太を割って割って
前脚や貫の部材を木取りしていたので
午前中の写真が撮れませんでした
午前中の作業は八角形までした後脚の先端を細く削り
背のあたる部分をうすく欠き取るところまで。
うすくすることで曲げやすくなります。
出来上がった人から50分ほど蒸し、
3人1組になって曲げながら型にはめます。


このまま冷ますことで
背に沿ったカーブに仕上がります。
一度に6本×50分ということで
30本曲げるのに5時間かかりました。
今回はラダーバック講座で初めて(?)1本も折れずに
曲げることができてホッとしました。

講座2日目はここで終了。
次回は一週間後の7月第一週の土日に再開します。
つづく(ばきちゃん)
- 2022/09/02(金) 08:51:43|
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山添村のキハダで
ラダーバックチェア講座2022
レポート1日目
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さぁラダーバックチェア講座がはじまりました!
まずはキハダの皮むき体験から。

伐ったのは昨日なので少し堅くなってはいるけど
まだまだみずみずしくてペリッとはがれました。

山で1mに伐ってもらったキハダは
クサビを入れるとパカンと割れます。

とにかく柔らかい。
これが生木の醍醐味ですよね。
今回は週末2日ずつのスケジュールなので
初日は後脚用の材をガンガン割ります。
30年もののキハダから八本の脚がとれました。

ラダーバック講座では1人1脚つくるというより
13人で13脚(+予備2脚)つくるイメージなので
みんなで30本の脚を割りました。


それを削り馬でひたすら削るのが今日のお仕事です。
お昼には地場産のまめくら大豆のお弁当。
肉じゃがや高野豆腐など家庭料理のおかずがうれしい♪

削った削った。

正方形から8角形にして
先細りまでしたら今日の作業はおしまい。
みなさん無事に2本の脚を削りました。
削り屑の山をみんなでお片付け。
みなさんのがんばりの結果が目に見えますね。

夕ご飯はキハダライスのカレーに
ドレッシングにもキハダのエッセンス。

今回もお食事はyama-zoe やまぞーえさん。
お料理がとにかく美味しい♪
チラッと顔を出すキハダもgood♡
夕食のドレッシングや
朝食のキハダのチャイ。
ほんのり苦味とピリッとした刺激。
1日の活力になります

山添村のキハダ三昧の講座はまだまだ続きます♪
つづく(ばきちゃん)
- 2022/08/31(水) 09:37:07|
- ┗ 椅子づくり
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ゴールデンウィークはグリーンウッドワーク!
グリーンウッドワーク海上の森
スツールづくり講座はじまりました。

まずは樹齢70年くらいのヒノキを
みんなで伐倒するところから始まりました。



さっきまで立っていたヒノキなので
削るとたっぷりの水分が。
やわらかい!気持ちいい!良い香り〜♪




一日目は屋外で脚と貫、座枠を削りました。

海上の森でスツールづくり講座2日目
午前中は座枠と貫の仕上げ
午後からはいよいよ組み立てです。



森から木を伐り出し、割って削って
はじめてのひとでも
2日間でここまでできました

小さなスツールなので
もう1時間くらい余裕があれば
座編みも出来ちゃうのですが
16時半終了ということで今日はここまで。
座編みは翌週、講師を加藤慎輔さんにバトンタッチして完成です。
↓海上の森グリーンウッドワーク講座スツールづくり
詳しい報告はグリーンウッドワーク海上の森のブログをご覧くださいグリーンウッドワーク海上の森× グリーンウッドワーク協会のコラボで講師も小野ちゃん→加藤さんの豪華二本立てでした。
後期1月21日(土)、22日(日)、28日(土)にもう1回スツール講座を開催予定なので参加したい方は
いまからスケジュールに入れといてくださいね。
(ばきちゃん)
- 2022/08/29(月) 16:23:47|
- ┗ 椅子づくり
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昨年に引き続き
今年も開催されました、
みやまの森で丸太からスツールづくり講座。
秋の空がとてもきれいで、風もなくあたたかな
最高のグリーンウッドワーク日和です。

長旅の続きで今日の講座は山県市(やまがたし)。
山口県→山形県ときて山県市で楽日を迎えるのも
なんだかご縁ですね。笑
この講座は森林環境税を活用していて
森林の役割や自然との共生について
考えるきっかけとなるよう
二日間かけてスツールをつくります。
参加者11名のうち男性はおひとり。

その方も奥さんに連れられてサポートとしての参加で
実質の参加者は全員女性という
もしかしたらわたしがスタッフになってからは
初かもしれません。
みなさん展示したいろいろな作品に興味津々。

こんなに見て盛り上がっていただけることはないので
とてもうれしいです。

講座がスタートして、クリの丸太が登場すると

「丸太からなんてドッキリ!」と
目を丸くされていましたが
クサビやマンリキで割り出すと「楽しい!」と
何本も割る参加者の皆さん。

クリはほんとに割りやすいですねー。
今回のスツールはスラッと伸びた先細りの脚が自慢。
クリを割ってからマンリキで整え
最近主流のミニスツールではなく
高さのあるスツール+先細りの脚なので
1日で四角→ 先細りテーパー→八画→円柱にするのは
かなり大変💦

みなさんはじめての銑や南京鉋に四苦八苦しながらも
どんどん上達してざっと南京鉋をかけたところで
一日目の作業は終了しました。
翌日の山県市も雲ひとつない青空。

一番乗りで会場入りしたら
カモシカが出迎えてくれました。

2日目の作業は組立と座編みです。
きのうにつづいて脚4本を南京鉋でととのえます。

みなさん、納得いくまであと少し、あと少しと
時間延長してピカピカに仕上げ。
南京鉋って気持ちよくてキリがないんですよね。
さぁ、いよいよ組立です。
2人チームになって穴あけ。

手回しドリルで16箇所の穴あけは
慣れていても大変ですが
ここを越えればあとは組んで編むだけ。
あと少しです。
どんどんフレームが完成して思わず拍手!
昨日まで丸太だったクリがスツールの形になりました。
3時を過ぎ座編みに入ると、後は一気に編み上げます。
みなさん工夫をこらして色を変えたり
やさしい色合いに仕上げたり。
並べるとどれもかわいい!

・とにかく楽しく参加できた。
・講師の先生たちに丁寧に教えてもらって完成できた。
・丸太からつくると聞いて驚いたけど、いいスツールができました。
・初めて見る道具ばかりだったがすごく楽しかった。
・丸太がスツールになったのが信じられない。
・木がこんないいものと思わなかった。
・作れるか心配だったがみなさんとワイワイしながらできて楽しかった。
・わくわくドキドキの参加だったが、出来上がって少々いびつでも愛着がある世界でひとつの椅子になった。
・人にあげるつもりだったけど惜しくなるくらい、良いスツールができてうれしい。
参加者の皆さんも大満足の様子で
とてもうれしかったです。
2日間でスツールをつくるのはとてもハードなので
みなさんはじめてで時間通りに完成できて
素晴らしかったと思います。

参加者のみなさん、山県市役所のみなさん
二日間ありがとうございました!
(ばきちゃん)
- 2021/12/18(土) 07:03:24|
- ┗ 椅子づくり
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