グリーンウッドワーク暮らしのものづくり講座
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間伐した生木でシュリングポット(スパイスボトル)づくり体験in西丹沢
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NPO法人足柄丹沢の郷ネットワーク
今年度最初のグリーンウッドワーク講座です。
6月のグリーンウッドワーク暮らしのものづくり講座は、シュリングポット。
山から切り出した間伐材の生木を材料に、
手回しドリルや斧、ナイフなどの道具を使って、
小さ目のシュリングポットを作ります。
今回は2週間前に切ったフサザクラとアブラチャンを使いました。

つくりたいものに合わせて切った材に手回しドリルで穴を開けると、
木口から水がどんどん染み出してきます。


この時期はしっかり水分を吸っているので、
生木はとても柔らかくて削りやすいですね。

台風一過の涼しい風吹く丹沢湖のほとりで、
ひたすらシュルシュルと削る時間はああ楽しい!
気持ちいい!のですが…
斧とナイフで形を整えたあとの、底と蓋づくりにみなさん苦戦。
なかなかピッタリの底が削れない、蓋がはまらない💦
筒まではいくつも出来たのですが、
仕上げまでたどり着くのはほんとに大変でした。

それでも、やってみて感じたことは…
◉今日の木は削りやすくてよかった。
◉イメージ通り縮んでくれたらいいな。
クリーム入れつくってみたい。
◉娘がヘアゴムとか指輪をあちこちに置いて困るので、
それをまとめてここにあるよっていう入れ物に使いたい。
◉いつも途中になってしまう、今日も完成出来ずに終わった。
またみなさんに助けてもらいながらでした。
でもいろいろやりたいものがあるので、また挑戦したい。
◉デザインまで考えることなく完成させるのが精一杯だったけど、
完成したみなさんのを見て、こんなデザインがいいな、かわいいなと思った。
またやりたい。
と、みなさん前向きな感想をシェアしてくださいました。

自分でつくったものが、日常の暮らしの中で使える道具になるって、
グリーンウッドワークの醍醐味ですよね。
小さなシュリンクポットは小径木で出来るので、
ぜひぜひ、これからも身の回りのいろんな入れ物をつくってみてください♪
(ばきちゃん)
- 2023/06/09(金) 08:14:43|
- ┗ その他イベント等
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よこはま里山研究所~NORA~
グリーンウッドワークワークショップ
よこはま里山研究所~NORA~では、
里山保全活動で産出する間伐材を「資源」として見直していく新たな活動として、
グリーンウッドワークワークショップを開催しています。
間伐材を活用したグリーンウッドワークを基礎を学び、
参加者で学び合いながら成果報告までを全6回で行うワークショップ。
1回目1月の入門講座と今回6月の成果報告会の講師を
グリーンウッドワーク協会より小野ちゃんが務めさせていただきました。
↓1回目1月7日入門講座の様子
こちらをクリック
6/3(土)の第6回目は成果報告会ということで、
午前中は第2回~5回で参加者のみなさんがNORAスタッフと一緒に
自主活動でつくってきたスプーンや器などの成果を発表。


その後、ナイフワークの基本をおさらいしました。

午前中のナイフワーク練習のあとは、
技術の基本となる「スプーン作り」について、
小野ちゃんが実演しながら、ナイフや斧の使い方をお伝えしました。

NORAの森のカシ、ムク、サクラなど3種類を削ってみて、
カシは割りやすいけど堅い。
硬さを克服すると案外いい。とか、
ムクは削りやすいけど割り難い。
目が交錯しているのでナイフは難しいけど美しい。など
少し難しい特徴はあるが、じゅうぶん使える樹種とわかりました。

参加者のみなさんからは
◉スプーンは前にも作ったけど、今回の方がスムーズにできた。
◉食事の時にスプーンを見るようになった。
◉講座は1月から始まって今日で終わったけど、
これからも続けて行けるようにしてまた次を作りたい。
◉仕上げ方がよくわかったので良かった。
さわってこのくらい厚さまで、というのもわかった。
斧を上達したい。
◉新しい斧を手に入れて楽しく削れた。
◉またぜひ河合緑地でできたらいい。
◉スプーンは2回目だけど前よりできた。
ここまで攻められるとわかったり、
こうすれば効率的にできるとわかったのがよかった。
と感想がありました。

今後もこの場所に蒔いたグリーンウッドワークの種が
芽吹いて横浜に広がっていくのを期待しています。
台風で開催が危ぶまれはしたが、
午後から天気が回復して無事最後までできて良かったです。

(ばきちゃん)
- 2023/06/08(木) 11:47:16|
- ┗ その他イベント等
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しとしと雨のなか各地から「匂い」をテーマにゆかいな仲間たちが集まってきました!

森林文化アカデミーの学生のみなさんもサポートありがとうございます!

第19回川と山のぎふ自然体験活動の集いがはじまりました。

てっちゃんの燻製屋さん、


コラボ講座をやっているぬまっちのどんぐりコーヒー、

会員の岩出さんの鰹節削り器など

協会の仲間たちをはじめ
楽しいプログラムがいっぱいでした!
今日は私たちは森のアロマペンダントづくりで出展。
何種類かの樹木から好きな枝でアロマボトルをつくります。

枝を選んだら、ボトルにする部分とペンダントの紐を通すところに穴を開けます。

フタはナイフワークで削り、ぴったり入るところまで形を整えたらノコギリで切ります。

香りをとじこめ紐を通したら自分だけのオリジナルペンダントに。

このプログラムは岐阜県御嵩町の佐久間健児さんがずっとやってこられたもので、
ククサづくり連続講座の参加者の方に教えてもらってから、
つくってみたくてぜひ講師にとお願いしていたのですが、
残念ながら今回はご都合が合わず、
特別に佐久間さんからお道具をお借りして私たちがやらせていただきました。
「木育は心の森づくり。私たちのまわりには木から生まれたものがたくさんあるけれど、
材料となった木が生きてきた森を想像できる人はどれだけいるでしょうか。」
そんな煙山泰子さんの言葉がいつも心にかかっているのですが、
このアロマペンダントを身につけていると、森とつながり、
森の中にいるような心地よさをいつでも感じられるんじゃないか、そんな想いがします。

今回は午前午後で30人ほどの方に体験していただけました。
またぜひどこかで(願わくば佐久間さんの指導で)アロマペンダントづくりをやりたいです。
参加者のみなさま、今日は雨の中ありがとうございました!
わたしたちのプログラムが大盛況で
他のプログラムを体験する間はなかったのですが、
合間を見て森に出かけて草花をあつめて、森のアロマスプレーづくりをセルフ体験。

くんくんしながら、スギナ、ローズマリー、ヨモギをベースに春のお花をたくさんあつめて、
香りを楽しみながらボトルに詰め、自分だけのオリジナル森のアロマスプレーを作りました。
ウォーリーのガイドで森歩きしたかったなぁ。

アロマスプレーは1週間ほどしたらエキスが出て香りがしてくるそうです。楽しみ!
第19回川と山のぎふ 自然体験活動の集い〜鼻をつかえば世界が変わる!〜
↓各出展者の詳しいご報告はこちら
JIRIさんのブログ
- 2023/04/16(日) 17:31:53|
- ┗ その他イベント等
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2022年度最後のグリーンウッドワーク協会の出張講座は
県内垂井町のSDGsマルシェ。
協会スタッフのみんなで行ってきました。
ちょうど桜が満開で気持ちの良い公園で!
のはずが、当日は雨。

体育館に場所を変えての開催となりました。

グリーンウッドワーク協会は二つのブースを出展。
イベント定番の足踏みろくろを使った木の指輪づくりは、

スタッフ間の阿吽の呼吸というか
絶妙なコンビネーションプレイで、
子どもたちに楽しんでもらいました。

グリーンウッドワーク協会としては初講師となる「しめちゃん」は、
親子向けに小さなスプーンづくりのワークショップ。


最初はナイフを怖がっていたコも慣れたら楽しかったようでニコニコ😊

楽しくて2本つくってしまう子もいて、
みなさん無心に削ってもらえて良かったです🥰🌳

残念ながら場内飲食禁止ということで、
スプーンが出来上がったら体育館の裏に出て、
試食タイム!
やっぱり作って使うところまでが講座なんです!

そのほかにも岐阜の木のおもちゃで遊ぶコーナーは、
岐阜県が貸し出している木のおもちゃが出払っていたので、
急遽、みの木工工房FUKUBEでおもちゃが出動。
出張木育ひろばとなりました。

最近はこうやって大人数で県内のイベントに出展することが少なくなったので、
久しぶりに楽しい一日となりました。
来年はぜひ満開の桜の下でやりたいなって思いました。
(おの)
- 2023/04/08(土) 06:31:15|
- ┗ その他イベント等
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ろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)
春の訪れを感じる
桜茶と桜染めワークショップ
開催しました。
今年度最後のろうきんの森での講習会
今年は桜前線も例年に比べて急ぎ足でやってきました!
この時期は桜の木の中の赤い色素が枝先に集まってくるんだそうです。
今だからこそのこの講座、平日にもかかわらずたくさんの方にお集まりいただきました。

ここからは参加者の方々がSNSにあげてくれた投稿を紹介させていただきます。
講師は素敵なお二人♡
森林インストラクターぬまっちとグリーンウッドワーク協会のバキちゃん。


暖かい陽気のなか五感をフルに使って、楽しい生地選びからスタート!
山桜の枝を無心に切ったり、

ウグイスの声を聞きながらの女子トーク、
染めの時間からはみんな真剣勝負で、
ひたすら自分の選んだ生地を大切に扱いながら
桜色への変化を楽しみました𓂃🌸𓈒𓏸

ぬまっちの桜茶は、
春を感じる優しい味わいでほっこり☺️♡

桜皮(オウヒ)は、
蕁麻疹や腫れ物などの皮膚病を抑制する効果もあるそう。
森で過ごす桜三昧の一日は、
とっても贅沢で楽しい時間でした!
素敵なおやつの差し入れの数々も、
全て桜にちなんだものばかり🌸💕

ありがとうございました🤗
桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜
🌸春色🌸
ばきちゃん&ぬまっちさんの桜染めと桜茶WSへ参加✨
山桜の色ってどんな色になるの?
自然からいただく色の彩り💕
山桜の樹皮からお茶?


樹皮の魅力や役割を知る💖

桜を五感で楽しむ🎶
素敵な時間をありがとうございました😊

桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜
講座に文字通り花を添えてくれたたかっしー

ご馳走様でした🌸
桜のチーズケーキ
濃厚でまろやか
鼻から抜ける香りも絶妙です
ほのかな苦味のある桜茶との相性も抜群でした

何よりみんなを笑顔にしてくれる魔法のお菓子
やっぱりたかっしーは魔法使いだった⁉
森の色に染まった布が西陽に輝いてた

最後にぬまっちのガイドで森と繋がった

五感をフル稼働して心の洗われる一日でした。

(おの)
- 2023/04/06(木) 13:24:31|
- ┗ その他イベント等
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昨年に引き続き今年も開催しました
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子どものためのナイフワーク講習会
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森林文化アカデミーの情報センターで、二日間にわたり、
子どものためのナイフワーク講習会を開催しました。
この講習会は、「子どもに安全なナイフワークを教えたい」
「基本的なナイフの扱い方を知りたい」など、
子どもに関わりながらナイフを使っているすべての大人のための講習会。
昨年は時間の都合でできなかった意見交換会や交流会、
実際のプログラムを体験しながら学ぶワークショップも行いました。
今年は19都道府県から31人が参加。

1日目は子どものナイフワークの実践報告、基礎知識と技術講習、意見交換会。
松川さん(高橋さんご結婚されました✨)はアカデミー卒業後は
仙台に戻られ保育士としてお勤めされていて、
その後もナイフを使った活動を続けているので、
昨年の発表内容に加えて、現在進行形で実践されている活動のなかでの気づきなども発表され、
わかりやすい内容はさすがでした。

子どものためのナイフワークは、初心者向けの技術指導や短時間のクラフトワークショップにも役立つ内容で、
キャンプやイベントだけでなく、学校や保育の場など日常で子ども達に刃物に触れてもらいたい方にも、
おすすめの講座となりました。

2日目は宿泊者向け早朝プログラムから始まりました。
グリーンウッドワーク指導者養成講座の卒業生のみなさんは、
スプーンづくりのデモンストレーション。

からの、参加者のみなさんがスプーンを削る体験に。

グリーンウッドワーク講座では出会えない方たちに、
生木からスプーンを削る楽しさを紹介できたことがうれしかったです。

参加者の皆さんからたくさんの差し入れなどもいただき、
充実したカフェコーナー。
みなさん早朝からいい笑顔!

続いて、3人の講師のプログラムから2つ選んで、
午前と午後でそれぞれ選択したプログラムを体験しながら学びました。
グリーンウッドワーク協会はマジックワンドづくりのワークショップ。

削る気持ちよさを堪能してもらうために、早朝切ったばかりの桐の木の皮むきから体験。
ナイフで皮を削り取ると、雫が見えるほどのみずみずしさ。
続いて桜の枝を選び、マジックワンドづくり。
いくつかのナイフワークを学んだ参加者は、削る楽しさを味わいながら、
こどもにとってどんな方法が有効か体験から学びます。

やってみたい、ワクワクの演出も大切で、魔法の杖のガイドブックや魔術学の本、
たくさんのビーズや木の実などの素材も用意しています。

参加者からも、ストーリーを演出する水晶のような雰囲気のクリアのビーズなど用意すると良いとか、
水や火などの属性をイメージできる素材もあると良いなど、様々な提案が生まれました。

お魚やきのこ、車づくりと比べて、「枝から杖?」「それって面白いの?」って、
あまり期待していなかったという参加者のみなさん。

いざつくってみると、ハマってしまってみんな夢中&無言…「なんか、カニ食べてるみたいですね」だって。笑
特に男性陣は、いくつになっても少年✨無意識に杖を振ってしまう姿も。
ただ枝の皮をむいて先細りにするだけなのに、なんでこんなに楽しいんだろう!
午前と午後で20人20通りの魔法の杖が完成しました。

今回デビューの魔法の杖づくりでしたが、
想像以上に面白いことがわかって、素晴らしい内容になりそうです。

はやく講座でやりたい!取り入れやすいので、
参加者のみなさんもどんどん講座でやっていってほしいですね。

最後に参加者同士で講座の振り返り。
互いにどんな感想を持っているのか共有するのもいい学びとなります。

皆さんそれぞれ自分のフィールドに持ち帰ってもらい、
今後の活動に生かしてもらえると嬉しいです。

講座が終わってスタッフの振り返り。
以前スタッフとして参加した講座は5日間作業で技術を中心に学んだ。
子どものナイフワーク講座では座談会や交流の時間をしっかり取れたことが有意義。
分科会も少人数で講師の技術を盗めるのが良かった。
去年も今年も手伝って2年間出られたことが満足。
昨年と今年は違うと感じた。
2日間あって時間的な余裕があった。
昨年はつくる時間メインだったけど、
今年はさらに気をつけるポイントの説明の時間を取れたりして、有意義だった。
初めての子どものナイフワーク、どうなるんだろうと、未知なところで参加。
子どもにこういう場を作りたいという人が全国から来てくれた。
手探りのなか、どうしたらできるかを真剣に考えているのが感動した。
子どもに伝えるのが難しいと思っていたけど、
集中できるやり方、動物的に反応するようなポイントがおさえられている。
子どものためにできることはみんなのためにできることだとおもった。
グリーンウッドワークの講座を以前手伝って、
それと比べてねらいや目的が違うのだと思うけど、
1日目座学2日目実践になっていて、
知りたい部分について作業に追われながら学ぶのではなく、
作業と切り離して聞けるのが良かった。
しっかり体得できたのではないか。
全体を通して、つくることと教えることは違うし、
子どもに教えるのは大人に教えるのとは違うことがわかった。
教える人によってカラーがあるのも面白かった。
二日間講座があったことで、参加者同士の交流ができていたのが良かったと思う。
昨年講座に参加してから自分自身1年間実践しながら、
子どもと大人にどう伝えれば良いか試行錯誤してきた。
参加者によって、活動の幅がそれぞれなので、知りたいことや気になることもそれぞれ違う。
全員にむけて、基本的なことは伝えられるけど、
個々のニーズに対応するのが難しいので、臨機応変に応えることが必要。
指導者の視点が気になっていたので、
ひとつひとつ丁寧に応えられていたのが参加者にとっても参考になったと思う。
いつも子どもと活動しているので、今回大人向けに指導したことで、
自分が普段無意識でやっていることがたくさんあると気付いた。
参加者が理解していないところなど、説明できるようになるのが大事。
分科会は、同じ内容を2回やれて良かった。
1回目はバタバタしたけど、
「お昼休憩のとき最初のことろを丁寧に教えてもらえたのがよかった。」と言われたので、
午後からの2回目でそのあたりをバランスとれた。
つくることに夢中にならないのが大事。
今できる事をやり切った。素晴らしかったと思う。
学生のサポートがすごかった。朝プログラムも素晴らしかった。

振り返りを終えて、FUKUBEに車2台分の荷物を搬出し終えたあと、参加者アンケートを見せていただきました。
小さなスペースにびっしりとコメントが書いてある人ばかりで、子どものナイフワークへの熱量の高さを感じます。
期待通りだった、期待以上だったというコメントに思わず涙が出ました。
参加者、学生のボランティアスタッフ、講師、すべてのみなさま、二日間ありがとうございました!お疲れ様でした!
(ばきちゃん)
- 2023/04/06(木) 08:56:30|
- ┗ その他イベント等
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グリーンウッドワーク指導者講習会
〜子どもに伝える木工・ナイフワーク〜
群馬のサンデンフォレストにて二日間の子どものナイフワーク講習会が開催されました。
この講習会は、私たちが普段行なっている子どもを対象としたワークショップではありません。
受講者は自然学校の経営者、樹木医、木工家、高校の先生、子を持つお母さん、
孫を持つおじいちゃん、趣味のグリーンウッドワーカーなどなど。
その受講生自身が実際に子どもたちを指導する講習会なんです。
初日は受講生向けの座学と実技。
そして翌日のワークショップに向けて、各自の役割を分担しました。
ワークショップの進行役、やってはいけないナイフの使い方、
正しいノコギリの使い方、13人の子どもたちそれぞれのマンツーマンの対応、
そして全体を俯瞰する目。

指導する立場に立ってみて初めてみえてくるものがあるんですね。

子どもたちが帰った後は、どんな事象が起きていたか洗い出し、対応策を検討してもらいました。

子どもたちをどうやって見守るか?
力の弱い子にどうやって安全にナイフを扱ってもらうか?
作業台の高さは?
小さな子どもにどうやって伝えるか?
などなど

結局最後には
「正解はない」
「自分に合ったやり方を見つけたい」
って感想も。
みんなで意見を出し合って、楽しい時間を共有し、本当に実のある講習会となりました。

サンデンフォレストでは早速自分達の手で子どものナイフのワークショップを開催予定とのこと。
環境教育の3つのた
楽しく学ぶ
互いに学ぶ
体験から学ぶ
を実践して、
更なるブラッシュアップを期待したいと思います!

(おの)
- 2023/04/05(水) 06:13:43|
- ┗ その他イベント等
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2022年度(令和4年度)最後の古城山イベントは
恒例「シイタケのホダ木づくり体験」
毎年たくさんの応募がある人気イベントです。
まだ霜柱の凍る朝早くから何やら仕込んでいるスタッフ。

駒菌を打ち込むための穴をあけるドリルをセットしています。

シイタケ用のドリルはストッパーもついていてお手軽なのですが、
手回しドリルには向いていません。
軸が丸くてチャックが滑ったり、
ドリルの先端にネジ山がなくて入っていかなかったりで、
お子さんにも楽しんでいただけるようなドリルビットがなかなか見つかりませんでした。
それでは原点に立ち戻ってグリーンウッドワークで普段使っているもの試してみようということで、
スターエムの兼用ビットとドリルストッパーの組み合わせでやってみました。

この古城山イベントのこだわりは、山と暮らしのつながりを体験してもらうこと。
菌打ちする原木は事前に用意されているわけではありません。
まずは山へ行って木の伐採です。
虫に食われて弱った木を狙った通りの位置に倒す技術には
毎回ほれぼれします。

そして、もう一本は参加者の皆さんにロープを引いてもらって伐り倒しました。

ところで、シイタケの菌打ちに使う原木は、
伐りたての生木ではなく、
まだ葉っぱのついた秋ごろに倒した木のほうが
向いているそうです。
ということで、森林ボランティアっクラブの方々が
事前に切り倒して寝かせておいてくれたコナラやアベマキを、
参加者の皆さんに山から搬出してもらいました。

自分たちが伐って担いで運んだ原木

さあ穴あけの開始です。
穴あけはもちろん手回しドリルです。
子どもたちは新兵器(?)のお陰で
次から次へと穴をあけてくれました。

駒菌打ちも楽しい!

お昼ご飯は今回が里山シェフとして最後の仕事となる
バルエストのたっちゃん。

おいしいハヤシライスに舌鼓

さあ、ここで皆さんに問いかけます。
ここで終わるか、もう少し作業を続けるか?
うーん、もういいかなっていう声も聞かれましたが、
スタッフが電動ドリルを取り出すと、
まだまだやれるっていう声がたくさん聞かれました!
そして、たくさんのホダ木が出来上がり、
参加者の皆さんにお持ち帰りいただきました。

山と暮らしをつなぐ古城山イベント、
来年度も開催しますので是非ご参加ください。
(おの)
- 2023/04/04(火) 14:54:24|
- ┗ その他イベント等
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ぎなんプレーパーク主催のグリーンウッドワーク講座
午前中は刃物の研ぎ
ぎなんプレーパークにはここ数年、毎年呼んでいただいていますが、
初めに補助金で削り馬づくりのワークショップを開催したあと、
センなどの刃物を揃えたり、削り馬を折り紙式に改造したりと
毎年バージョンアップしてきましたが、
今年は締めくくりの刃物のメンテナンス講習。

これさえ身につけられれば、
持続可能なグリーンウッドワーク活動に繋がります。
スタッフ、一般参加者、そしてプレーパークに通う子どもたちも一緒になって
研ぎの技術を学んでもらいました。

いやあ、小学生にもできるもんですね!
子どものナイフワークに研ぎのプログラムもどんどん取り入れていきたいものです。
午後からは恒例のお家づくり。
10人の応募に倍以上の申し込みがあったそうで、嬉しい限り。
今年はじっくり3時間余裕を持って、削りと飾り付けを楽しんでもらいました。
大きな塊から削り始めた子にも、
敢えて手を出さず、見守り、寄り添うスタンスで様子を見ていたら、
最初はできないできないって泣き言を言っていた子が、
コツを掴むと上手く削れるようになって、
3時間ずっと削り続けて大満足で帰っていきました。

また、普段教室で長く座ってられないという子が、
飽きることなくずっと削り続け、
きれいな削りくずを出している姿には感動さえ覚えました。

それもこの場の空気というか、安心感がもたらすものなのかもしれません。
やっぱ続けるってすごいな。
今年も素敵な街が出来上がりました。

グラウンド付き

庭付き

ぎなんプレーパークのスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
(おの)
- 2023/04/02(日) 14:36:25|
- ┗ その他イベント等
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古城山イベント「薪づくり体験」が開催されました。
このイベントのこだわりは、必ず木の伐採から始めること。
スタッフのお二人が、シラカシとコナラを伐採。

細いシラカシはツルを残した後、参加者のみんなでロープを引っ張りながら徐々に倒します。

太いコナラはツルを一気に切ることにより勢いよく伐り倒されました。

40cmに玉切りした丸太を、みんなで協力しながら搬出。
薪割り機と斧でガンガン割っていきます。

本日のシェフのランチは根菜ゴロゴロの生姜入りカレー。
今日もおかわりでお釜は空っぽになりました!

普段はここで終了となる場合が多いのですが、本日は午後からも割った割った!

たくさんできた薪はみんなで山分けです。

〈お昼ご飯の感想は〉
いろんな具材か入っていて美味しかった。
冬瓜が入っているカレーは初めて、これはありだなと思った。
たっちゃんが作ってくれたのならなんでも美味しい。(シェフのご近所さんが参加してくれました)
生姜が入っていて体があったまって良かった。
里芋が美味しかった。
〈薪づくりの感想は〉
木の重さを十分に堪能できた。予想以上に重かった。
薪を割るのは大変だけど楽しかった。
ツルを残して少しずつ倒れるのが良かった。
ピンポイントで狙いを定めて倒すのがすごかった。
濡れた地面はよく滑る。それでも整備されていない山はもっと大変なんだろうなと思う。
普段できない体験ができた。

〈スタッフの感想は〉
山側として、消費者の顔が見えるのがいい。
私も、シンプルだけどいいイベントだなって思います。
(おの)
- 2023/02/17(金) 06:44:56|
- ┗ その他イベント等
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