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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。これからの講座の予定はメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

2月12日 舞茸原木栽培と草木染め(二日目)

津田教授に学ぶすばらしき菌類の世界
舞茸原木栽培と草木染

2日目は舞茸の菌接種と津田教授の菌学講座です!
きのう暗くなるまで染めたたくさんの生地が朝の森にはためいています。
同じコナラの染液✖️鉄媒染だけど、生地によって仕上がりがぜんぜん違って面白いですね。
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さぁ、今日は念願の津田先生の講座です。
菌学、線虫学の専門家で岐阜県立森林文化アカデミー教授の津田教授。
きのこの魅力

参加者の皆さんも興味津々、それぞれに聞きたいことがいっぱいです。
きのこだけでなく、納豆や日本酒、里山の利活用など、さまざまな切り口から出る質問に丁寧にお答えくださいました。

きのこのさまざまな生活スタイルと、そのきのこに関わり、関わられながら暮らす生き物たちのお話し。
それぞれに思惑があって進化したのでしょうが、共生があれば寄生もあって、
長い時の中、全体でバランスをとりあっているのを聞くと、
なんだか自然と人の共生なんて、思いあがった表現のように思えてしまいます。
話は尽きない

参加者からの問いに、時計を気にしながらも、言葉を選び丁寧にこたえていく津田先生。
汲めども尽きぬ豊かな知識に、笑ったり驚いたり、感動したりと、
あっという間の3時間半で、大満足の濃厚な菌学講座でした。

休憩の後はいよいよ舞茸の種菌を接種します。
舞茸種菌

作業するのはコロナ禍をきっかけに、温室クリーンルームから進化したクリーンベンチ。
長机3台を養生テープで固定した上に農業用の支柱を使ってつくるのですが、
スタッフそっちのけでわいわいとディスカッションしながら組み立てる様子が面白くて、
そっと見守っていたら、なんなく完成してしまいました。すごい!
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クリーンベンチが出来たら3人1組になり菌の接種をします。

1人目はアルコールランプで消毒したスプーンで舞茸菌を瓶から取り出し、原木の上にのせます。
2人目は1人目のタイミングに合わせて、保存袋の洗濯バサミを外して袋を開きます。
一人目

3人目は、接種した袋をシーラーで閉じます。
三人目

その間、できる限り他の菌が入らないように、瓶や袋を開ける時間を短くしたり、
出し入れの時クリーンベンチの外の空気にふれる時間を減らすなど、細心の注意を払います。
その後の接種もスムーズで、初めてとは思えないチームワークの良さが素晴らしかったです。

この原木は5ヶ月ほど温かい室内で培養して、熟成させます。
梅雨の頃に森の木陰に新しい畑をつくって、ほだ木を土中に伏せこんで、
赤玉土や広葉樹の落ち葉をかぶせておきます。
そして秋になり、気温が20度を切る頃から発生が始まりその後1〜2週間は毎日舞茸が収穫できます。

ろうきんの森には舞茸畑が4ヶ所あり、7年分の原木が埋めてあります。
同じほだ木で3~4年間、毎年秋に収穫できるので、秋は大忙しなのです。

参加者のみなさんも一袋ずつお持ち帰り。
ご自宅で同じように育てて、うまく発生すれば秋には古城山舞茸が収穫できます。
みなさん赤ちゃんを抱くように大切にお持ち帰りされました。
大切に育ててもらえると良いですね。
秋にはうれしい報告が届くのを楽しみにしています。

津田先生、長い時間ありがとうございました。
また秋の舞茸収穫ときのこ講座でお会い出来るのを楽しみにしています。
(ばきちゃん)
  1. 2023/02/20(月) 06:36:17|
  2. ┗ 舞茸連続講座

2月11日 舞茸原木栽培と草木染め(一日目)

早朝5時、原木の煮沸殺菌がはじまりました。
昨年までは連続講座として原木の伐採、玉伐りから行っていましたが、
今年はコナラの原木を15cmに玉切りして、
ドラム缶に並べて詰めるところまでスタッフが事前に行っています。
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この日のために小野ちゃんが照明を設置してくれたので、準備もスムーズです。
照明

昨年、「世界のナイフショールーム山秀」×「大人の秘密基地」コラボ企画で、
九州で活躍されていらっしゃるJapan Bushcraft School official instructorの"やっし"こと三浦靖司さんの講座に参加して、
メタルマッチの着火を学んできた小野ちゃん。
仕舞い込んでいたメタルマッチを探してきて、
一年越しで着火にチャレンジ!
見事成功✨
着火

8:30、温度は98.6℃まであがりました。
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10時には愛知県や関東から参加者の皆さんが集まり、
いよいよ舞茸原木栽培ド草木染講座スタートです。
参加者集合

朝5時から準備して着火、
8時半にようやく沸騰しはじめ、
6時間後の14時半には袋詰がはじめられました。
袋詰め

皆さんスタッフより手際が良くてあっという間に終了。
手際がいい

今年は原木94本、合計で35袋出来上がりました。
袋詰め完了

合間をぬって草木染の準備。
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原木のコナラを6時間も煮沸するので、かなり濃い染液になります。
下地処理(濃染処理)した生地はしっかり染まってハッキリした茶色になりました。
染め2

これに鉄媒染をしてグレーに染めわけ。
舞茸連続講座は染液がたっぷりあるので、
板締めしぼりや輪ゴムしぼり、
ビー玉を使った絞りなど、様々な染め方を試せます。
染め1

みなさん日が暮れるまで染めを楽しんでいました。
今日は見学に来てくださった方からスライス干し柿や落花生など、たくさん差し入れをいただきました。
ローゼルを使ったハイビスカス・ティーもいただいたので、ちょっとだけ染めてみると、なんとも鮮やかなピンクに。
ハイビスカス

オシロイバナやバタフライピーの種もいただいたので、育てて染めるのが楽しみです。
さて、みなさんが煮沸殺菌して袋詰めしてくださった原木は、一晩冷まして、明日の午後から植菌します。
その様子は次のブログでご紹介いたします。

(ばきちゃん)
  1. 2023/02/19(日) 06:28:24|
  2. ┗ 舞茸連続講座

10月2日 舞茸原木栽培連続講座~最終回~のご報告


ろうきん森の学校
舞茸原木栽培連続講座
舞茸の収穫と森のキノコ観察会
10月2日


2月に原木の伐採、玉伐り、煮沸殺菌、舞茸菌接種と
ホダ木を煮沸した煮汁での草木染めからはじまった
舞茸原木栽培連続講座もいよいよ最終日。

今日は森林文化アカデミーの津田教授のガイドで
舞茸の収穫と森のキノコ観察会です。
「きのこもいろんな生活スタイルがあるからね」という
津田先生。説明もきのこ目線でやさしい。

これまで7年間続いた舞茸栽培だけど
講座の日程にあわせて生えてくれるわけがなく
日程より早くて講座の日にはすっかり終わっていたり
逆に遅くてまだ何も出ていなかったりと
なかなか都合良くはいかなかったので
九州ツアー中も祈るような思いでいました。
参加者のみなさんと森の舞茸畑に行って
ドキドキしながら寒冷紗をはずすと
見事に大輪の花のように育った舞茸の姿が!
しかもひとつだけでなく大小いくつも♡
スタッフになってはじめて、
初収穫の喜びを参加者の皆さんと分かち合えました。
マイタケ収穫

採れたマイタケは土などを掃除して
早速管理棟に持ち帰って調理します。
わたしはお食事担当なので
ここで森のキノコ観察会を切りあげ。残念〜。
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舞茸がかなり大きかったので半分をまずはシンプルに
たっぷりのオリーブオイルに月桂樹、ニンニクを入れ
香りが出たら舞茸を投入して煮込みます。
いつもは鷹の爪も入れますが
今回はお子さんがいるので味付けは塩のみ。
部屋中に舞茸の香りが広がります。
うん、ニンニクにぜんぜん負けてない✨
もう一品は厚揚げをカリッと焼いてから
舞茸、ツナとあわせて油淋鶏風のタレで合わせました。
他にはストックしてあった舞茸のお吸い物や
古城山で採れた栗を使った栗ご飯
鳥の照り焼きにキャベツのナムルとサラダ。
おやつは秋恒例のプチ焼き芋。
さつまいもをスライスして蒸したものに
シナモンシュガーをまぶしてから
バーナーで炙ってパリパリに焦がしたものと
自家製グラノーラです。
ほんとはアイスを合わせて一緒に出すつもりが
買うの忘れたのであちゃーって思ってたけど
参加者さんが焼き芋状態で気に入ってくれて
余ったのも全部もらってくれました。
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おかわりいっぱい食べてもらえるのが一番うれしい😊
舞茸畑から戻りながら摘んだ松の葉、笹、ツユクサで
野草茶も淹れました。
昨夜、もし舞茸が少なかったら寂しいなと思って
小野ちゃんに金木犀の花を集めて来てもらったので
ほんのり金木犀も香る秋限定の野草茶♪
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ろうきんの森にちょっとでも関心を持ってもらえたらと
いろんな角度で見て見て!こんな活用方があるよって
紹介したいのです。
健康な森って?という参加者さんの質問に
津田先生は…
どういう森かは何を目的にするか
森に求めている事や関わる人にもよるけれど
多様な生き物がいる森には多様な環境がある。
きのこの種類が多いということは
それだけそのきのこと共生する生き物がいる。
いろんな生き物がバランスよくいるのが
健康な森ではないかと思う。
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講座でも舞茸そのものの生きざまだけでなく
出る時期や出方、気象条件や草木染めなど
いろんな切り口があるから
参加されて森の見方、見え方が変わって
普段気づかないだけでいろんなものがあるよって
知ってもらえたら良いと思う。
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とおっしゃっていて、
津田先生の森ときのこのお話を
もっとじっくり聞きたくなりました。
というわけで次回の舞茸原木栽培講座は
連続ではなく単発の講座で
津田教授の菌学講座をガッツリやります!


津田教授に学ぶすばらしき菌類の世界
舞茸原木栽培と草木染

①2023/2/11(土)原木の煮沸殺菌と草木染
②2023/2/12(日)舞茸菌接種と津田教授の菌学講座

↓お申込みはこちらから
お申し込みwebサイト

(ばきちゃん)
  1. 2023/01/15(日) 06:41:47|
  2. ┗ 舞茸連続講座

舞茸原木栽培 連続講座④ホダ木の伏せ込みときのこリウム《ろうきん森の学校 森工塾》


ろうきん森の学校 森工塾
舞茸原木栽培
連続講座④
舞茸畑づくりとホダ木の伏せ込み


今日は舞茸原木栽培 連続講座の第4回目
古城山ふれあいの森に舞茸の畑をつくり
培養した原木(ホダ木)を伏せ込みました。

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2月に植菌したホダ木はしっかり菌がまわって
カマンベール状になっています。

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森の木陰になっているスペースを整備して
高さ15センチのホダ木が埋まる穴を掘ります。

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ホダ木を3m×2畝にわけて並べてちょうどでした。

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今年は古城山舞茸は少なめだったので
クリーンベンチを使わずに植菌した古城山の原木に
思いのほか菌がまわっていたので助かりました。
やってみないとわからないですね。

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畑にホダ木を並べたらまわりに土を寄せて
赤玉土をホダ木の1センチ上くらいまでまきます。

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舞茸が生える時に余分なものを巻き込まないためです。
最後に保湿のために落ち葉を薄くかぶせて完了。

あとは9月末に舞茸が出てくるのを待つだけです。
毎年どこに何を埋めたかわからなくなるので
今年はしっかりメモ。

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畝の上に竹でトンネル型フレームを作り
寒冷紗をかけて午前中の作業は終了です。

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今年で7年目の舞茸栽培。このエリアの舞茸畑も3ヶ所目になりました。
一度埋めたら3年〜4年は舞茸が出るので
だんだんスペースがなくなってくるのが課題です。

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森の中では天然のきのこが一斉に顔を出してます。

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午後からはきのこリウムづくり。

昨年お試しでやってみた
舞茸栽培ジオラマがうまくいったので
今年は古城山舞茸のほかに
ぬめりすぎたけ、えのきたけ、ひらたけ、なめこなど
さまざまな菌を用意しました。

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ジオラマ用の流木や石、かわいい植木鉢、
フィギュアもいろいろありますよ。

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容器に鉢底石をしいたら
ケト土と赤玉土を混ぜたものでベースをつくります。

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見る方向を決めて奥に向かって高い斜面にすると
奥行きや立体感が出て見栄えがよくなります。参加者のみなさんも
素敵なガラス容器や蓋つきのびん
拾ってきた石など素材を探して持ってきてくれました。

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簡単なつくり方をレクチャーした後は
思い思いのデザインできのこの森をつくります。
完成した時の大きさを想像しながらの作業
なかなか難しいのですが
みなさん悩みながらも楽しんでつくっていました。

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ベースができたらキノコの菌が植え付けてある
原木(ホダ木)や菌床を仕込み
かぶるくらいに土をかけたら
最後にコケが定着しやすいように
表層にケト土多めの土を1センチほど入れます。

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参加者のみなさんにはそれぞれ
森へコケ探しにも出かけてもらいました。

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来る途中に目をつけておいたという参加者さんは
何種類か採取したものでレイアウトしていて素敵✨

苗木を何種類が持ってきていっしょに植えた方も。
これからどう育つか楽しみです。

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最後にフィギュアを乗せたら完成!
石やフィギュアの選び方にもセンスが現れますね。

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容器の選び方も大事で
保湿できる蓋つきのものがおすすめです。

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ここまで準備は大変だったと思いますが
容器探しから楽しんでくださったようで
こちらもうれしかったです。

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毎年梅雨時期の作業になるので
雨と蚊に悩まされてきた伏せ込みですが
今年は快晴なのに暑すぎず良い風が吹いていて
とってもやりやすかったです。

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次回は連続講座の最終回
講師に森林文化アカデミーの津田格先生をお呼びして
舞茸の収穫と森のキノコ観察会&舞茸ランチつきです。

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今年はどれだけ収穫できるか楽しみです♪

グリーンウッドワーク協会 ばきちゃん
  1. 2022/06/20(月) 10:33:51|
  2. ┗ 舞茸連続講座

2/27 舞茸連続講座 植菌《森工塾》

舞茸原木栽培連続講座3回目
今日は管理棟の中につくったクリーンブースで植菌です。

わたしは給食のおばさんしてたので、
植菌はよく見れてないのですが、
3時ごろには無事終わりました😅

特に今日はやっしに教えてもらった
大分鶏めしに初挑戦👊🔥

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本番ではじめてつくるなんてどうかしてますが
レシピと良い調味料のおかげでなかなかの出来✨

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キノコ汁にはろうきんの森で育てた
マイタケ、シイタケ、ムキタケ、ヒラタケが
たっぷり入っています。

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《本日のメニュー》
・大分鶏めし魂火焚オリジナル風
・きのこ汁
・鶏肉の照り焼き
・ナスの煮浸し
・ほうれん草の胡麻和え
・揚げポテト
・うずらの煮卵
・パンナコッタ さくらのゼリー添え

天然のものの舞茸は
香りや歯触りが素晴らしいのですが
原木でつくる古城山舞茸も
天然ものに限りなく近くほんとに美味しいんです!

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きのう染めた生地は一晩森の工房で干していたのですっかり乾きました。
出来上がった手ぬぐいを巻いたらなんだかかわいいすぎるぞ姉弟。

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ガーゼストールも渋くていい感じです。

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次回は6月、山の畑にホダ木を伏せ込むのと
きのこリウム🍄づくりです♪

今年は舞茸以外にも
ヒラタケ、エノキ、ナメタケあたりも育てる予定😁
楽しみ!

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舞茸原木栽培連続講座
ざっくりスケジュール
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《玉 切 り》
原木を10〜15cmの長さに切る

《殺 菌》
ドラム缶に湯をわかし6時間沸騰して煮沸殺菌する

《袋 詰 め》
原木を湯から取り出し素早く袋に入れる

《冷ます》
袋詰めした原木をコンテナに入れ一晩冷ます

《植 菌》👈今日はココ❗️
クリーンブースに消毒した手を入れ
栽培袋に入った原木におが菌をまぶしてシーラーで密閉

《培 養》
あたたかくして保管すると6月ごろホダ木の周囲がカマンベール状の真っ白な菌で覆われる

《伏せ込み》
7月上旬までに水はけがよく直射日光の当たらない場所をホダ木を埋める

《収 穫》
9月中旬から10月中旬に一気に発生、1週間ほど収穫できる

《ろうきん森の学校 森工塾 》舞茸原木栽培 連続講座 まだ途中からでも参加できますよー!

 大人のお申込みはこちら→[大人チケット]
 子どものお申込みはこちら→[子どもチケット]

(文責:ばきちゃん)
  1. 2022/03/12(土) 17:43:36|
  2. ┗ 舞茸連続講座

2/26 舞茸連続講座 煮沸《森工塾》

ドラム缶🛢風呂。

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ではなく、今日は舞茸連続講座の2回目。原木の煮沸です。
暖かいから水の温度が高くてありがたい。(水道が凍っている時もあります)
お天気にも恵まれ、早朝でもそんなに冷えこまず助かりました。

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集合時間前の平和なひととき。笑
参加者が来るまでは余裕ぶっこいてましたが
講座が始まったら全くそんな余裕などありませんでした。

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7時の現在で44℃。
いい感じの熾火もできたので参加者のおひとりが焼き芋をつくってくれました。

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9時です。ようやく99.7℃。
いい感じに沸騰しはじめました。

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クリーンブース完成。
キットだから組み立ても簡単です。

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森の子たちはマシュマロ焼くのがとっても上手。

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遊んだり手伝ったりナイフワークしたり
長い1日をそれぞれにたのしんでいました。

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今年は群馬の舞茸と古城山の天然舞茸を植菌します。

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ごはんもここでつくります♪
火遊び好きにはたまらない😁

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朝の6時からグラグラするまで火を焚くので、当然火遊び仕放題😁
ウインナー焼いたりホットサンドつくったり。

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6時間煮沸殺菌したホダ木は
他の菌に汚染されないように大急ぎで袋に移します。

手際よく袋に入れ、洗濯バサミで仮止めして密閉したら、明日の朝まで冷まします。

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食べてばっかりではありません。

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6時間も煮出したらとても濃い染液がとれるので
草木染もやります。

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せっかくなので
下処理からチャレンジしてもらって
ただ茶色に染めるのではなく
鉄媒染の渋めのグレーの染めと
板締め絞りでいろんな模様の染めを
やらせてもらいました。

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板締め絞りや洗濯バサミ、ビー玉、輪ゴムなどいくつかの技法でつくった絞りの見本をご紹介。

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それぞれに購入していただいたり、お持ちいただいた生地の下準備をします。

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わたしの草木染の先生の
『草木染は「ま、いっか」がそのまま結果に出る』
という名言をお伝えしたら
みなさんとても丁寧に作業をすすめてくださったので
完成度も高かったです。

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みんなでやりたいところですが、こういうご時世なので、
おひとりずつ小さめのタライをご用意して染めていただきました。

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わたしが講師をしている草木染講座に
何度も参加してくださっているリピーターの方は
どんどんスキルアップしていて
とても素敵な作品を染めていました。

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ひとりで染めるのとは違って
わたしにはない視点がとても楽しい。

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素敵だったのでここで作品展しちゃいます♪

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わたしも普段使いしやすそうな
グレーのストールが染まって大満足。

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今日は講師のお仕事ではないので、
染めを楽しむ母たちのためにずっと子どもたちの相手をしていて
言いなりの小野ちゃん。笑

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なかなか貴重な姿でした。

(文責:ばきちゃん)
  1. 2022/03/11(金) 17:43:10|
  2. ┗ 舞茸連続講座

2/23 舞茸連続講座 伐採《森工塾》

今年もはじまりました舞茸原木栽培連続講座。
まずは伐採と玉切りからです。

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今年はきのこリウムもやるので、細めのホダ木もたくさんつくります。

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どんどん切ってもらって、なんと210本!
10cmの短めのものは観賞用に。
15cmのものを舞茸用にします。

6月のきのこリウムづくりは
舞茸原木栽培連続講座に参加の方限定ですので
ぜひぜひご参加ください♪

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サイズ別に分けたホダ木210本をドラム缶にギュウギュウに詰めたら
ひたひたになるまで水をいれておきます。

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明日の朝6時から一気に火を焚き
100℃になったらそこから6時間煮沸します。
今日はここまで。

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少数精鋭でがんばって、あっという間に終わりました。
参加者のお二人、ありがとうございました!

(文責:ばきちゃん)
  1. 2022/03/10(木) 17:42:50|
  2. ┗ 舞茸連続講座

森工塾「舞茸原木栽培」⑤舞茸の収穫と森のキノコ観察会・舞茸ランチ付き(10月3日)


ろうきん森の学校 森工塾
「舞茸原木栽培」連続講座


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2021年の日程
①2月11日(木・祝) 13:30-16:00 《原木の伐採、玉伐り》
②2月13日(土) 6:00-16:00 《原木の煮沸殺菌と草木染め》
③2月14日(日) 10:00-16:00 《舞茸菌接種と草木染め・舞茸ランチ付き》
④7月11日(日) 10:00-12:00 《舞茸ばたけづくりと培養したホダ木の伏せ込み》
⑤10月3日(日) 10:00-16:00 《舞茸の収穫と森のキノコ観察会・舞茸ランチ付き》
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⑤ 《舞茸の収穫と森のキノコ観察会・舞茸ランチ付き》

まず最初は舞茸の収穫について、
こちらはパワーポイントを使って現状の報告をさせていただきました。
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なんせまだ、このブログを書いている本日(10月11日現在)
ポコポコと舞茸が発生しまくっている状況なので、
2021年の最終報告はまた、別のブログにて。

私たちが森に出かけている間に、調理担当のバキちゃんが舞茸三昧のランチを準備してくれています。
ここで、実況は現場のバキちゃんにバトンタッチです。

・・・・・・・・・・
今日のランチは
舞茸をこれでもかってくらい
贅沢につかいます。
なにせ、舞茸連続講座ですから。
というか、本来なら収穫してもらった舞茸を
参加者のみなさんと一緒に
掃除したり下拵えして、お昼にいただくのですが
残念ながら今年は先週が収穫のピーク😭
ほとんど見ていただけなかったのです。
毎年予測して予定をたてるのですが
なかなかうまくいきません。
こればっかりは菌次第でどうしようもないので
採れた舞茸を干したり冷凍して保存しておいて
ここでどどーんと大放出😁

炊き込みご飯は
まずは塩麹で漬け込んでから蒸した鶏肉と野菜を
干し舞茸と昆布でとった合わせ出汁で煮てから
羽釜で炊きました。
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お吸い物は
干し舞茸と生舞茸をダブルで投入。
野菜からもいい出汁が出るので
味付けはお塩だけで十分です。
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野菜のホイル蒸しは
舞茸、カボチャ、サツマイモ、オクラ、エンドウ
大根、にんじん、玉ねぎ、豆腐、鮭を
ひとつずつ蒸してから合わせて
舞茸のお出汁をお酒、塩麹で整えたものをかけて
食べる直前にさっと蒸しなおしました。
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炒め物には
オリーブオイルとニンニク醤油で
舞茸とブロッコリーをサッと炒めたものを。
揚げ物は
天ぷらをやめて、今年は舞茸の唐揚げに。
片栗粉と味つけタレをあわせてカラッと揚げました。
箸休めは
切り干し大根とらツナをあわせて
酢とごま油少々、白だしで味付け。

最後はサツマイモが大きくて半分余ったので
秋のおやつといえば鬼まんじゅうって思って
何年かぶりにつくりました。
早く帰っちゃった人には間に合わずごめんなさい。
お芋と粉とアーモンドミルクしかなかったので
すっごい素朴な味だったけど美味しかった。
それだけだとちょっとさみしくて
カボスの砂糖漬けを添えてみたけどどうだったかな。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ばきちゃん、美味しいランチをありがとう!
これだけで大満足ですが、
やっぱり森林文化アカデミーの津田先生のお話しも大変魅力的です。
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まずは、少ないながらも育てた舞茸の収穫
(これは去年植菌した舞茸です)
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そして図鑑を持って森に入りました。
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ここ数日乾燥した日が続き、見つけたきのこはちょっと少なめ。
でも、津田さんの詳しい解説を聞きながら楽しく散策できました。

カバイロツルタケの幼菌はどんぐりにそっくり。
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参加者の一人が「きのこの森発見!」
なるほどまさしく。

エリマキツチグリは、
まさしくエリマキトカゲのような襟巻付き
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にょろにょろ三兄弟(勝手に名付けました)
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まん中は猛毒のカエンタケ
左のヒョロヒョロはベニナギナタタケ
右はマンネンタケ、漢方として価値があるそうです!
間違わないように気をつけましょう。

この日採れたきのこは全部で26種類。
見分け方などマニアックなお話をたくさん聞くことができました。
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きのこ三昧で美味しく楽しい一日を堪能していただきました。
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(おの)
  1. 2021/10/13(水) 08:00:01|
  2. ┗ 舞茸連続講座

森工塾「舞茸原木栽培」④舞茸ばたけづくりと培養したホダ木の伏せ込み(7月11日)


ろうきん森の学校 森工塾
「舞茸原木栽培」連続講座


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2021年の日程
①2月11日(木・祝) 13:30-16:00 《原木の伐採、玉伐り》
②2月13日(土) 6:00-16:00 《原木の煮沸殺菌と草木染め》
③2月14日(日) 10:00-16:00 《舞茸菌接種と草木染め・舞茸ランチ付き》
④7月11日(日) 10:00-12:00 《舞茸ばたけづくりと培養したホダ木の伏せ込み》
⑤10月3日(日) 10:00-16:00 《舞茸の収穫と森のキノコ観察会・舞茸ランチ付き》
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④7月11日(日) 10:00-12:00 《舞茸ばたけづくりと培養したホダ木の伏せ込み》

2月植菌したほだ木は5ヶ月間、室内の段ボールの中で培養されていました。
原木の周りに白いカマンベールチーズのように菌がまわったところで森の畑に伏せ込みです。
時期としては梅雨の開ける前までにと言われています。

既に半分の97本は、森林文化アカデミーの学生さんたちが授業の実習として伏せ込みを完了しています。

>>>アカデミー特用林産物実習のブログ

梅雨が明ける前に、、、ということは、
梅雨の末期の長雨&ゲリラ豪雨。
講座前日の天気予報が思わしくなかったため、
残念ながら講座は中止となりました。

残ったほだ木は74本。
有志での作業となりました。
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6月にアカデミーの学生さんが伏せこんだお隣に、
畑を延長しました。
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6月に学生さんが埋めてくれたのは、
大垣市上石津時山産の株を植菌した、アラカシ48本とアベマキ49本。
この日有志で埋めたのは、
ここ古城山の株を植菌した、アラカシ36本とアベマキ38本。
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菌株の別、樹種の別によりきのこの発生に差が出るのか、
データを取ってみたいと思っています。

また、今年は雑菌が入ったほだ木は4本。
すなわち175本中のうち、カビが生えて使えないホダギが4本。
これは今までに無い好成績でした。
新開発!?のクリーンベンチの性能のお陰でしょうか。
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連続講座の次回は10月3日、
第5回最終回は待望の収穫実習。
今年は暑い夏が来るようですが、講座の時期と収穫が合ってくれることを願うばかりです。
今回、伏せ込みを手伝ってくださった皆様、ありがとうございました。
(おの)

  1. 2021/07/19(月) 17:31:10|
  2. ┗ 舞茸連続講座

森林文化アカデミー特用林産物実習(6月15日)

今年2月にアカデミーの学生さんたちが植菌した舞茸のホダ木は、
いい具合に菌がまわってきました。

>>>アカデミー特用林産物実習・滅菌及び植菌

いよいよ伏せ込みです。
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場所は森の中。
鍬で15~20㎝ほどの深さまで掘り下げます。
(ほだ木の高さは15cm)
この深さは、水はけのよさによって変えたりします。
水はけの良い土壌の場合は低く埋めて、
水はけの悪いところは高畝にしたり調整します。
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菌を培養する間、立てておいた上下をひっくり返さないように、
一か所にまとめて伏せこみます。
一か所にまとめて伏せこむと、より大きなきのこが期待できます。
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掘った土でほだ木の周囲とホダギ同士の隙間をしっかりと埋め戻します。
ほだぎの上部は3cmくらい土で覆いますが、
出てきた舞茸が土や石をかみこまないように、
細かい赤玉土を使いました。
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赤玉土の上に硬い常緑樹などの落ち葉を敷き詰めます。
これは、きのこが出てきた後に雨が降ったりした場合の水撥ね防止に役立ちます。
葉っぱの中に細い枝などが紛れ込まないように注意します。
竹を割ってへいで、ドームの支柱をつくり、日よけの寒冷紗を掛けて舞茸畑の出来上がり。
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収穫は9月後半から10月前半頃の予定です。
アカデミークリエーター科2年のみなさん、津田先生、
ありがとうございました。
(おの)


  1. 2021/07/19(月) 16:23:24|
  2. ┗ 舞茸連続講座
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