今年も森林文化アカデミーのみなさんが竹林整備に来てくれました。(12/18)
場所は去年と同じ関市の迫間の淡竹林です。
去年は色々あって2度も延期しましたが、今年は予定通りできました。
最初の挨拶です。

寒いんで、早速竹林に入って作業です。
一応、作業上の注意なんぞを話してるところ、だと思う。

作業中、ここはどこだ
!って叫びたくなるような雪が降ってきまして。寒ッ。

そんな雪もすぐ上がりまして、昼食です。
恒例の豚汁を皆でいただいてます。

やっぱ、火の周りが良いですよね。
でも熱すぎるんでこれ以上は近づけない。

今回は、鵜籠類を作るための ”使う竹” を採取するってんで、能書きを垂れております。

伐り出した竹は1本ずつ大事に運び出すんですよ。

一通りの作業が終わったら、焼き芋タイム。
熾火に芋を並べて、灰をかぶせようとしてます。
若干へっぴり腰ですけど、熾火と云えども滅茶苦茶熱いんですわ。

うれしそうですねぇ。美味しいんでしょうねぇ。

伐り出した竹(今回は13本)を軽トラに積み込んで、美濃市の作業場(番屋2号館)まで運びます。

今回は竹部会のメンバーと竹細工教室のメンバーも手伝ってくれました。
毎回思うことですが、竹林整備は人数が多くないと捗らないので、大いに助かりました。
寒い中お疲れさまでした。ありがとうございました。
(それにしても寒かったなぁ。キト)
- 2022/12/31(土) 13:46:39|
- 竹細工の技術継承
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今年最後の報告です。
☆ 差し六つ目編みの、小物を置く台です。
見た目より簡単に出来たと思います。(立ち上がりが無いからね)

ξ 変わった編み目で面白いですね。
各六つ目にヒゴを2本づつ差してます。

☆ 差し六つ目編みの手提げ籠です。
いつものことだけれど、思ってたようには出来なかったです。
持ち手は初めての取り付け方で面白かったです。

ξ 横に差したヒゴがずれやすいんで、もちっと工夫が要るですね。
持ち手の取り付け部分。

暑いの寒いのと言ってた1年があっという間に過ぎて今年もあと僅か。
来年は良い年でありますように。
(キト)
- 2022/12/29(木) 14:47:49|
- 竹細工の技術継承
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今年もアカデミーの学生さんたちと ”里山資源の様々な利用” ということで竹林整備をしました。(12/5)
去年と同じ美濃市大矢田の真竹林の整備です。
この日は風もなく穏やかな暖かい日でした。
とは言っても朝は寒い。
竹の端材を燃して、その周りで最初のごあいさつ。

去年に比べればずいぶんすっきりしたけれど、まだまだやることはいっぱいあるんです。

大分スキマが出来て竹林の向こうが透けて見えるようになってます。

急な斜面、スギが混じって作業が大変。

去年は伐った竹をドラム缶で燃してましたが、今回は野焼きをやってみました。
野焼きなんてぇことをすると、枯草に燃え移るんじゃねーか、火が盛って手が付けられなくなるんじゃねーか、なーんて心配してたけど、やってみると、風が無かったせいか心配したようなことは起きませんでした。
手前の釜戸の羽釜では豚汁がグツグツ。
昼に頂きました。旨かったです。ごちそうさまでした。

竹細工のための竹採りの説明中。

さあ、伐ってみよう。
今回は、巻縁用の新竹2本と、竹細工用の4本を学生の皆さんに伐ってもらいました。

竹林整備が終わってから、竹細工の作業場の番屋2号館で我々の活動の話をしました。
少しでも興味をもってもらえると良いんですがね。

皆さんお疲れさまでした。
天気も良く暖かで作業が捗ったように思います。
竹林の中もずいぶんすっきりしました。
ありがとうございました。
(キト)
- 2022/12/06(火) 19:56:37|
- 竹細工の技術継承
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寒いのか暖かいのかよく分からん日々が続きますね。
このところ竹部会が竹林作業を予定すると、かなりの確率で雨予報が出るんですよ。なんでやろうか。
報告です。
☆ 六つ目籠の大小です。
六つ目編みは何とか出来るようになってきたけど、相変わらず縁をきれいに仕上げるのは難しかった。
でも、それなりに出来たんで自画自賛してます。

ξ まだ全体的にヒゴが厚いですね。しっかりした感じにはなりますが。
☆ 八つ目編みのレターラックです。
全体が小さいので、縁に手こずってやり直しました。
普通の八つ目編みを45°傾けて編んだら、立ち上げがやり易いように感じました。

ξ 状差しか、と聞いたら、今時そんな言い方はしません、と笑われた。
☆ 飛びござ目編みの手提げ籠です。
全体の形がまとまらずどうなることかと思ったけど、やさしいおしゃれな感じになりました。
普通のござ目編みより、街に持って行けそうな感じ。

ξ とても素敵に仕上がりましたね。
☆ 課題最後の四ツ目籠(芋振り籠)です。
ヒゴの幅と暑さを均等に仕上げるのは難しいです。
差し縁は初めてだし、ヒゴが厚いので手こずりました。

ξ 手こずるのが普通でして、完成してホッとしました。
☆ 課題二つ目の、差し六つ目編みの茶碗籠です。
難しかったけど楽しかったです。
淡竹は真竹よりヒゴが作り易かった。

ξ 丸く良い形になりました。
☆ 網代編みの道具入れです。
楽しかったです。もう一つ作りたいくらい。
用途がはっきりしてると、編み方にも縁にも意味がはっきりして、出来上がていくのが楽しかった。
とっても幸せな気分です。

☆ 持ち運ぶ際の、袋に入れた状態。
作業するときに取り出します。

ξ 鉈がピッタリ入りますね。
皆さん自身が普段使うものとして、工夫しながら竹細工を作るのは、楽しいことですよね。
と言いつつ、最近は自分のものを作ってない。淋しい。 (キト)
- 2022/11/29(火) 09:16:42|
- 竹細工の技術継承
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昨年の西ライフデザインセンターから、中央ライフデザインセンターに場所を移して、今年も後期長期講座に呼んでいただき、四つ目編みの籠作りを行いました。
ヒゴ作りから編みまで、毎週水曜日の5回(10/19~11/16)で完成させました。
いつもの通り、先ずは材料の竹の話から。
会場は去年よりちょっと狭くなりましたが、明るい作業場ですね。

作業の最初は竹割り。で、その実演中。
この後、皆さん自身で丸竹を割ることから始めます。

更に、割って、剥いで、割って、剥いで細く薄くしていきます。

細く割った竹を、薄く剥いでいます。

人相の悪いのが目の前に陣取ってるんじゃ、作業がやり難かったでしょうね。申し訳なかったです。

分決め前の幅取り。
机に幅引きを固定して、立ったまま幅取りが出来るようにしてるんで、楽ちんです。

ヒゴ厚さを仕上げる分決め作業。
これでヒゴの出来が決まるから、なかなか緊張します。

ヒゴの仕上げの最後は、面取りです。
ちょっとしたことですけど、手触りや見た目が良くなります。

いよいよ底編み。
ヒゴの置き方の順番を説明してます。

底編みの3/4が終わった所。
ヒゴを型紙にテープで固定するのが最近のやりです。とても具合が良い。

底編みが終わって、立ち上げ前の曲げクセを付けてます。

胴編み。
ヒゴが重なってしまって、まあやり難いこと。

縁の仕舞い。
差し縁とでもいうんでしょうか、差した後に飛び出した余分のヒゴを切ってます。

完成です。
途中で帰られた方があって、ちょっと少ないです。

最後まで残って完成させたお二人です。

作ったヒゴの本数が多く(28本)、しかもある程度の均質さが必要なんで、皆さん結構苦労なすったと思います。
私たちが手を出しすぎたかもしれませんが、それでも楽しかったと言ってもらえてよかったです。
これを機会に、竹細工の良さや作ることの大変さを、見直してもらえたら嬉しいです。
皆さんお疲れさまでした。
(キト)
- 2022/11/21(月) 22:05:30|
- 竹細工の技術継承
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今日は久しぶりの雨。これからどんどん寒くなっていくですねぇ。
報告です。
☆ 輪弧編みの針山です。
いつもながら昔の人たちはエライと思います。
途中の箍のあたりのまとまりのなさには苦労して、何度もやり直しました。

ξ ヒゴが厚い分がっしりしてます。輪弧も面白いですよね。
☆ こんなんです。

☆ 六つ目編みのパン籠です。
ヒゴ作りに苦労した分、喜びひとしおです。
上縁の柾割りは難しかった。

ξ いい形。しっかりしてます。
☆ 四つ目編みの芋振り籠です。
見た目以上に編むのは力が必要でした。
昔の家でよく見る籠だけど、何に使うのかわからなかった。

ξ 決して頭にかぶるものではないんだけど、何故かかぶりたくなるんだよね。
☆ 六つ目編みのパン籠です。
以前参加したW.S以来2個目。思いだしながら作りました。
次はもっと早く作りたいです。自宅の竹林で竹を採って家でも作りたい。

ξ いい形に出来ましたね。
今年もあと2か月。忙しいんですよ。あ~忙し。 (キト)
- 2022/11/01(火) 20:29:25|
- 竹細工の技術継承
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朝晩はようやく涼しくなって過ごしやすくなりました。
そうこうしてるうちに、今度は寒い寒いと文句を言うようになる。毎年ですけどね。
報告です。
☆ ミニ鵜籠の2個目です。
2個目だからうまく出来る、とはいきませんでした。
立ち上がりに苦労したし、六つ目が揃わなかったし・・・

ξ 1個目よりは、良くなってますよ。
☆ 鉄線編みの果物籠です。(野菜籠?)
立ち上げが難しかったですね。スキマの六角形も揃わなかったです。

ξ 果物も野菜もたっぷり運べそうです。
☆ 課題の最後の四ツ目籠(芋振り籠とも)です。
均一なヒゴ作りが一番大事ですね。皮は薄くしないと後の作業が大変だし、差し縁の出来もヒゴの出来次第で。
昔から使われてきた日常品を作れて楽しかった。

ξ 師匠の石原さんは、僕らが分厚いヒゴで作った籠を見て 長持ちしますよ と褒めてくれました。
☆ ござ目編みの、尺のそば笊です。
長かったです。
前に作った課題2作(パン籠、茶碗籠)に比べて、より生活の中にあるものの感じがして一番好きです。
上下の縁づくりと、縁の取り付けが難しかった。しばらくは作りたくないと思うけど、早く作れるようにはなりたい。

ξ たくさん作ることです。
☆ ござ目編みの、尺のそば笊です。
ずいぶん時間がかかりました。
細く割るのが大変で、幅の調整が難しかったです。うまく割れないと後で苦労するんですね。
上下の縁を作るのも、取り付けも難しかったです。

ξ 細く長いヒゴを作るのは確かに大変ですが、これも数ですね。
もう10月です。これからバタバタ忙しくなるんですよね。
(キト)
- 2022/10/03(月) 18:52:05|
- 竹細工の技術継承
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一昨年、去年に引き続き、今年も山県市の北武芸公民館を会場にして六つ目編みの竹かご作り体験を行いました。
実施した9/10(土)は、まだ真夏のように暑かったです。
竹細工のための材料をどうやって作るのかを、ほんのちょっと実演してみました。

最初の六つ目編みを自分で考えてもらっているところ。
台紙があるんで分かりやすいと思うんですけど、これがなかなか。

見かねてお手伝い。

出来上がった最初の六つ目を台紙に貼り付けます。

六つ目の2周めのを編んでます。

底編みが終わった後の立ち上げの作業。
何かよく見えん・・・・右上がりのヒゴをすくってね、その下に横竹(箍とも)を入れるんですよ。六角形と五角形の目が交互にあってね、ってその繰り返し。

横竹を編み終わって縦竹を折り返してます。仕舞いと言います。

縁竹を仮止めしてから、流し巻きというやり方で籐皮を巻いています。

籐皮は無理に引っ張ると切れてしまうんで、籐皮を縁竹に押し付ける感じで、ひたすら巻き続け・・・・

無事に完成しました。

みなさんの感想です。
●指導の先生が丁寧に教えていただけたので、とても楽しくできました。
ありがとうございました。
●市内から遠いので車でなく、バスで来れると嬉しいです。
●とても楽しみにしていたので、嬉しいです。ありがとうございました。
●楽しく作ることができました。ありがとうございました。
●1日で終わる竹ひごと簡単な細工でもよいです。市役所の方が負担にならない形で続けてもらえればいいです。
暑い中お疲れさまでした。
(キト)
- 2022/09/13(火) 20:07:41|
- 竹細工の技術継承
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あんなに暑い暑いとぼやいてたのに、このところの朝晩は何やらちょっと涼しくなってきたような、気がする。
このまま涼しくなってくれると嬉しいですね。では報告です。
☆ 差し六つ目の枝豆入れです。
縁の折り返しが揃わないです。底の角を五角形にしたけど、七角形にして丸い底にした方が良かったかな。

☆ 大盛りの枝豆を入れるつもりでしたが、結局こうなりました。

ξ 面白い編み方ですよね。入れるものは何でもいいでしょうけど、これ全部ぐい飲みって、何人分? すごいですね。
☆ ミニ鵜籠です。(縦24本)
基本のヒゴ作りが大事ってことですね。うまく編めなかったです。
もう一個作るので、次はもっときれいにしたいです。

☆ 手本にしたものと今回作ったもの。分かりますか?

ξ ヒゴが全体的に厚いんですよね。次頑張りましょう。
☆ とびござ目編みの小物入れです。
楽しく出来ました。とびござ目編みも筏底も初めてで勉強になりました。

☆ とびござ目編みです。

ξ 普通のござ目と違って横ひごを2本飛ばしでやってるから、目が緩くなるかと思ったけど意外としっかりしてますね。
ξひとりごと
去年コーヒードリッパーを報告しましたね。先日頼まれて久し振りに作ったんだけど、淡竹で作ると材料としては適当ではないことに気付いた。今更だけど。
戸隠のコーヒードリッパーは根曲がり竹で出来ている。ござ目編みならこの方が作りやすそうだ。
次に作るとしたら、根曲がり竹は無いから真竹でやってみよう、と思う。
(キト)
- 2022/08/29(月) 21:00:49|
- 竹細工の技術継承
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毎日暑い日が続きますが皆様無事にお過ごしでしょうか、って無事なわけがない、ですね。
とにかく、ご報告を。
☆ 輪弧編みの針山です。
箍の位置が分かり難くて何度もやり直し。
底に板磁石を付けようと思ったけどうまくいかず、磁石付きのクリップを差し込んだら、ミシンにくっつけて使うと良い感じ。

☆ その磁石付きのクリップを差し込んだ様子。

ξ面白いですね。良い角度だし。
☆ 網代編みのコースターです。
端材で作ったけど、縁の取り付けが大変でした。

☆ 遠目が肝心ってことですね。

ξ 小さいからまとめるのが結構大変でしたね。
☆ 鉄線編みの平笊です。
難しかったです。編みの間違いに気付けない。

☆ 縁の取り付けも難しかった。

ξ きれいにまとまりましたね。
☆ 台所用品としての トング です。
やっぱり火曲げに苦労しました。外と内で曲げ半径が揃わない。

☆ 外と内とは籐皮で虫止め。

ξ 自分でも作ったけど、こういう道具づくりも面白いですよね。
まだまだ暑い日が続きます。
皆様ご自愛くださいませ。
(キト)
- 2022/07/26(火) 10:46:41|
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