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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。これからの講座の予定はメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

竹細工 ~竹細工教室  成果の巻 の続きの続きの・・・

いつまでも暑いですねぇ。でも、朝晩はそこはかとなく気温が下がってきたような気がするような・・・やっぱり暑い。

☆ 六つ目編みのハイジの籠(舟形籠とも)です。
  4個目ともなると上手く出来ると思ったけど、注意して作ったつもりでも結果としては?です。  
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ξ 娘さんのリクエストがあったそうで、気合が入ったんですよね。

☆ 網代編みの手提げ籠です。
  縁が長円と四角の2種類。弁当箱を作ってから網代編みが気に入ってます。
  編み目がきれいで、手間がかかる分、充実感があります。
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ξ 本体の編みと大きさは一緒でも縁のやり方が違うと、ずいぶん印象が変わるもんですね。

☆ 網代編みの収穫籠です。
  無事に完成してホッとしてます。
  縁が難しかったです。
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ξ しっかりしたものが出来ましたね。持ち手も付けて何を運ぶですかねぇ。


おまけ
  作業場(番屋2号館)に置いてある竹置台の高さや幅を少し変えました。
  残念ながら教室のみなさんは気づいてくれませんでしたねぇ。
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 9年前の様子。やっぱり大きさだけでは違いはよく分かりませんかね。
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 これで1.5倍くらいに容量が増加したんで、これから竹採りが大変です。

                (キト)
  1. 2023/09/04(月) 16:16:50|
  2. 竹細工の技術継承

鵜籠(よつざし) 九州へ行く

鵜籠(よつざし)を2個作りました。
ただし、長良川の鵜飼用ではなくて、大分県日田市の三隈川の鵜飼用です。
伝統的な行事に使う道具類は、ここでも作り手がいないらしく、日田鵜飼の鵜匠さん→日田市役所→伝統文化を調査研究する学生→森林文化アカデミーと、はるか離れた美濃迄、鵜籠づくりの話が飛んできました。
日田の鵜飼は戦国時代末に岐阜の鵜匠を呼んだのが始まり(日田観光協会のH.Pより)だそうで、長良川の鵜飼いで使っている鵜籠が改めて日田で使われることになる、かもしれないです。
今の日田鵜飼で使われている鵜籠は、写真でちらと見ただけですが長良川の鵜飼いの鵜籠とは形が違うようです。
日田市近傍の高塚の職人に作ってもらったものは 鵜飼には使えねぇ とのことでお鉢が回ってきた次第。
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段ボール箱に押し込んだ状態。
この段ボール箱は特注で、宅急便で送れる一番大きな200サイズで、ほぼピッタリ納まった。
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箱詰め完了。この状態(1個が約5kg)で発送しました。
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今回納めた鵜籠で満足して頂けたかどうか、お知らせ頂くようお願いしてあります。
これで良ければ参考にして、製作してくれる地元の職人を探すとのことでした。
当方に注文いただけるのは有難いことですが、やっぱり地元で調達できた方がいいですよね。

                   (キト)
  1. 2023/08/16(水) 17:41:34|
  2. 竹細工の技術継承

竹細工 ~竹細工教室  成果の巻 の続きの続きの・・・

今回は2か月分の成果です。

☆ 六つ目編みのパン籠です。(最初の課題)
  時間をかけすぎて最初の方のことは覚えてないです。
  次の課題のヒゴ作りは、また一からという気がします。  
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ξ 丁寧な仕上がりですよ。

☆ 透かし網代の手提げ籠です
  胴部分の形をまとめるための編み直しを3回やりました。
  難しかったです。
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ξ この編み方はヒゴが動き易いので、それが良くもあり悪くもあり、ですが可愛いものが出来ました。

☆ 四ツ目編みの芋振り籠です。(最後の課題)
  最後の課題のヒゴ作りでかなり凹みました。
  その分完成したことの達成感はありました。
  竹だけでここまで出来てしまうのが良いですね。
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ξ この籠のヒゴ作りは、みなさんが手こずるんですよ。

☆ 差し六つ目の茶碗籠です。(二つ目の課題)
  可愛く出来ました。
  差し六つ目が楽しかったし、縁の大和結びは勉強になりました。
  淡竹は真竹に比べてヒゴ作りがやり易かったです。
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ξ 形がきれいに決まりました。

☆ ござ目編みの深笊です。(三つ目の課題)
  すべてに戸惑ってばかりでした。
  特に外縁、内縁の厚さが均等にできないし、上縁の柾割りが難しかったです。
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ξ 横ヒゴがちょっと薄かったかな。でもいい形になりましたよ。


おまけ

 右奥で作ってるのは鵜籠(よつざし)。現在修行中で、立ち上げを始めたところ。
 手前の作りかけのよつざしは小生(キト)のもので、これも修行中でやんす。
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こういう絵をいつか見たような。よつざしを作ってるところを写そうっていうと、こういう絵になるんですな。
立ち上がりが一番目の壁でして、この後、よつざしの優美な形を仕上げるのに何回泣かされることやら。
ま、しっかり取り組んでいただきやしょう。
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                      (キト)
  1. 2023/07/31(月) 16:57:30|
  2. 竹細工の技術継承

竹ひごからつくる竹細工講座 「楕円の深ザル」 ≪森工塾≫

6/24(土) 25(日) の二日間で 竹ひごからつくる竹細工講座「楕円の深ザル」 を実施しました。
梅雨の中休みで天気にも恵まれ、10名の参加者にお越しいただきました。

みなさん扇形に並んでいただいて、最初の話をしています。
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材料の竹は、必要な長さに切ってハカマを削り、汚れも拭き取ってあるんで、作業は竹割りからです。
竹割鉈で最初の割りを入れます。
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鉈だけではなかなか割れないんで、竹割り用の竹を押し込んで割っていきます。
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半割にした竹を、更に細かく割っています。これが結構恐ろしい。
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細く割った竹を、薄くへいでいきます。厚さを測るのがノギスという道具で、これがまた厄介でして・・・
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幅決め。刃物の間に竹を通すだけなんでこれは簡単です。見た目より力はいるけど。
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厚さを仕上げて、1日目の成果がこれ。よくやったなぁという感慨はまだ無いですね。
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2日目の最初は、聞かれることが多い竹(孟宗竹、真竹、淡竹)の見分け方を少し説明してます。
今回使ってる竹は、淡竹です。
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2日目の作業はヒゴの面取りをしてから、いよいよザルを編みます。
芯竹に横ヒゴをセットしてから縦ヒゴを差し込んでいきます。
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ザルの深さを決めたらあとはどんどん編み進めます。ござ目編みですね。
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編みが終わって両端を籐皮で処理したところ。
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縁の竹が厚いので膝に押し当てて曲げ癖を付けます。
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縁竹をザルに組み付けます。結束バンドが活躍中。
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最後は銅線で縛って完成、なんですが、今回はこの作業が一番手こずったですね。
やっぱり縁は難しいです。
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アクシデントもありながら、とにもかくにも完成しました。
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みなさんのご感想
 ・楽しかった。危険な作業もあるけれど、またやりたい。
 ・やっぱりヒゴづくりが大変なんですね。またやりたい。
 ・ヒゴ作り体験は部活動みたいで難しかったけど楽しかった。
 ・丸竹からヒゴにする迄の体験が出来て楽しかった。
 ・普段しない動きが楽しかった。身の方は処分するけれど何かに使えるといいですね。
 ・丸竹からヒゴづくりが出来てよかった。
 ・地元の竹林と色々付き合っていきたい。
 ・ヒづくりがやりたくて参加したので、出来て良かった。本当に大変な作業で、高いものの金額が頷けます。
 ・疲れました。ヒゴづくりがやりたかったんだけど、大変でした。

みなさん 「ヒゴづくり」 がしたかったとのことで、楽しんでいただけたのなら幸いです。
筋肉痛や関節痛や腰痛、ケガもあって緊張するし、で結構疲れたと思います。
でも多分、これからみなさんが竹細工を見るたびに オツ ン? ってなるんでしょうね。
これを機会にまたW.Sに参加してください。お待ちしとります。

                       (キト)
  1. 2023/06/27(火) 13:50:55|
  2. 竹細工の技術継承

竹細工 ~竹細工教室  成果の巻 の続きの続きの・・・

今回は2ヶ月分なんで、報告がちょっと多いです。良い傾向ですね。
では報告を。

☆ 差し六つ目編みの長円の茶碗籠の大小です。
  小さいのは立ち上げや縁で苦労しました。
  最初の丸型よりはうまく出来たと思います。使い勝手がよさそうです。
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ξ 確かに長円の方が使い勝手は良いと小生も思います。

☆ ござ目編みの深笊です。(三つ目の課題の)
  作る前は底の球面をどうやって作るのか不思議だったけど、こんな風にやるのかと、何となく分かりました。
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ξ 底の歪みは、たくさん作れば何とかなっていくでしょう。上縁の柾割りを何本も作り直したようにね。

☆ ハイジの籠(舟形籠ともいう)です。
  テイネイに作って、自分でもうまくいったと思います。
  六つ目編みはだいぶ慣れてきました。
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ξ 娘さんからもリクエストがあったそうで良かったですね。

☆ 六つ目編みのパン籠です。(課題1個目)
  初めて竹籠を作って楽しかったです。
  かわいく仕上がってうれしいです。
  縁づくり(上縁、外縁)は大変でした。
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ξ 短期間できれいに出来てますよ。

☆ 透かし網代編みの手提げ籠です。
  ヒゴを薄く仕上げるのが怖くてどうしても厚くなってしまいました。
  幅広の当て縁は、厚さを均等に出来なくて苦労しました。
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ξ ヒゴは厚かったけど、全体的に良い形にまとまりましたね。

☆ ござ目編みの桃の収穫籠です。
  やっと出来ました。左は見本で右が今回作ったものです。(見りゃわかりますね)
  知り合いから修理を頼まれたものだけど、結構破損がひどいので作り直すことにしました。
  材料の種類が多くて工程も多いので大変でした。その大変さに大分慣れてきました。
  立ち上がりが膨らんで、見本より大きくなりました。
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ξ 桃の収穫籠というので、あれこれ色々考えましたよね。
  実用一点張り、頑丈そのものです。こういうのは良いですね

☆ 八つ目編みの籠です。
  竹細工をやった、という充実感がありました。
  上縁の柾割りをちゃんとやったのは初めて、当て縁の火曲げも初めてで難しかったです。
  八つ目編みは思ってたより分かりやすかったです。 
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ξ 八つ目編みは見た目ほどは難しくないですよね。


おまけ
 干し笊の修理を頼まれたんで報告します。
 編み方が、細いヒゴの網代だけでなく、ござ目にしたり、幅広のヒゴを差したりで凝ったことがしてあります。
 写真では解り難いですが、上縁と外縁が折れて縁全体が本体から外れています。
 梱包用のヒモや針金で縛って、何とか繋がっています。
 さてどうするか。
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縁を外した状態。元はよく見かける樹脂製のテープで大和結びをしてあったらしく、テープの破片が残ってました。
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おばあさんが使ってたものだから、出来れば修理して使いたいとのことだったんで、折れた外縁と上縁だけを新しく作って取り替えました。
樹脂テープの大和結びではなく、銅線で縛りました。この方が修理も簡単ですし強いですから。
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全体的にしっかりしたものになったと思いますが、本体のヒゴがだいぶ劣化してるんで、あと何年もつかは分かりませんがうまく付き合っていただけると嬉しいですね。

                      (キト)
  1. 2023/05/30(火) 14:17:05|
  2. 竹細工の技術継承

竹細工 ~竹細工教室  成果の巻 の続きの続きの・・・

前回の報告は昨年末でしたからずいぶんのご無沙汰でした。
この三ヶ月分の報告です。

☆ 差し六つ目の茶碗籠(二つ目の課題)です。
  縁の大和結びは簡単なのかと思ってたけど、大変でした。
  立ち上がりの五角形、六角形、七角形がよく分からんかったです。
  差し六つ目は新しいやり方で面白かったです。
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ξ 六つ目編みも大和結びも、結構難しいもんなんです。
 
☆ 差し六つ目の長円の茶碗籠です。
  円形の茶碗籠のときより完成度が高い(自己評価ですけど)。
  次は一回り小さいものを作ろうと思います。
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ξ 段々と良くなってますよ。
 
☆ 差し六つ目の茶碗籠(二つ目の課題)です。
  もう一個作れと言われても、自力では出来そうにないです。
  ヒゴ作りが大事ですね。
  使えるものが自作できるのはうれしいです。
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ξ ヒゴがきれいに出来てますね。立ち上がりもきれいです。

☆ 四つ目編みの盛籠です。
  ヒゴ作りが基本。
  ひごが厚すぎた。基本に立ち返るべきであります。
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ξ ひごが厚すぎると、見え方が違ってくるという、面白い結果になりました。

☆ 網代編みの弁当箱です。
  上下の大きさがが合ってうまく出来ました。
  こんなのが作りたいと思っていたものでうれしいです。
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ξ 形はうまくまとまりました。角かがりはまだまだ練習ですね。

☆ 蓋を開けたところ。
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☆ 六つ目編みのパン籠(1個目の課題)です。
  ヒゴ作りには手間取ったけど、編みは楽しかったです。
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ξ きれいに出来てますよ。

最近は参加者が少なくて、出来上がる籠たちの数も少なかったんですが、ようやく報告出来ました。
これから温かくなって、たくさんの籠たちが生まれてくれると良いんですがね。

                      (キト)
  1. 2023/03/27(月) 13:41:58|
  2. 竹細工の技術継承

竹細工 ~岐阜県立森林文化アカデミー クリエーター科の竹細工~

今年もアカデミーの学生さんたちと竹細工を行いました。(12/19、22)
”竹の利用と製作”の授業です。
竹林整備をやった次の日に竹細工を行ったんで、ちょっときつかったですね。

先ずは材料の話。立っているのは真竹です。
どの竹もちゃんと立ってますが、こんな風に切るのは結構難しいんですよ。
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半割にしたものをそれぞれ細かく割っていきます。
ここから鉈(刃物です)の刃を自分に向けて動かすんで、怖いですよね。鉈を持つ手がなかなか動かせない。
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割った竹を薄くへいで(剥いで)います。これも鉈を自分の手の方に動かします。
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さらに細かく割る。
これ位細くなると、割るのに力が要らなくなるから、怖さも中くらい かな。
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更に薄くへぐ。
後の仕上げの作業に影響するから、出来るだけ薄く均等にへぐため、しょっちゅう厚さを確かめてます。
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幅引き。
専用の道具を使うのでらくちんな作業ですね。
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厚さを仕上げる分決めの作業です。
伐り出し小刀で削ります。師匠はこの作業を ”切り出しですく” と言ってました。
切り出しの角度を細かく変えながら、注意深く必要な厚さ(0.6~0.7mm)迄 ”すき” ます。
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分決めが終わったら、厳しいチェックが入ります。
駄目ならやり直しなんだけど、厚いものを薄く仕上げることは出来ても、薄くし過ぎたら、交換です。
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分決めの後は面取り。
ほんの僅か、角を落とすだけで手触りも見た目も良くなるんですよ。
それじゃダメでしょう、なんて言ってるわけではない。
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ヒゴが完成してようやく編みに入ります。
先ず底編みの六つ目から。最初の六つ目は図だけ見て自分で編んでもらいます。
六つ目編みは、見れば六角形だってわかるけど、編むのは結構難しいんですよ。
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ワオッ
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これも最近やってる方法で、最初の六つ目が出来た段階でテープで台紙に貼り付けてます。
こうするとずれにくくなるので、両手を使って編みやすくなるんですね。
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立ち上げのための曲げくせを付けてます。
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波縁を編んでるんですが、方向が同じでないと分かりにくいんでしすよ。
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ちょっと見にくいですが、黄色いシールが貼ってあります。
波縁はヒゴを束ねてあっちこっち差していくので、どこに差すのか割るようにする目印です。
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力竹を差して並べてみましたが面白い形ですよね。
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全員無事に完成。お疲れさまでした。
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学生のみなさんの感想として、ヒゴ作りに時間がかかること、ヒゴ作りの大変さ、仕上げの精度が編みにく影響することなど、分かっていただけたようです。
竹を見る目が変わったという声もありましたが、竹細工にも興味を持ってもらえると嬉しいですね。


このブログを入力し始めた時に、テレビで第九が始まったのが、第5に替わって(但し第4楽章)ようやく終わりました。
来年こそはみなさんにとって良い年でありますように。
                                   (キト)
  1. 2022/12/31(土) 21:52:53|
  2. 竹細工の技術継承

竹細工 ~岐阜県立森林文化アカデミー クリエーター科の竹林整備~

今年も森林文化アカデミーのみなさんが竹林整備に来てくれました。(12/18)
場所は去年と同じ関市の迫間の淡竹林です。
去年は色々あって2度も延期しましたが、今年は予定通りできました。

最初の挨拶です。
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寒いんで、早速竹林に入って作業です。
一応、作業上の注意なんぞを話してるところ、だと思う。
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作業中、ここはどこだって叫びたくなるような雪が降ってきまして。寒ッ。
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そんな雪もすぐ上がりまして、昼食です。
恒例の豚汁を皆でいただいてます。
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やっぱ、火の周りが良いですよね。
でも熱すぎるんでこれ以上は近づけない。
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今回は、鵜籠類を作るための ”使う竹” を採取するってんで、能書きを垂れております。
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伐り出した竹は1本ずつ大事に運び出すんですよ。
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一通りの作業が終わったら、焼き芋タイム。
熾火に芋を並べて、灰をかぶせようとしてます。
若干へっぴり腰ですけど、熾火と云えども滅茶苦茶熱いんですわ。
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うれしそうですねぇ。美味しいんでしょうねぇ。
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伐り出した竹(今回は13本)を軽トラに積み込んで、美濃市の作業場(番屋2号館)まで運びます。
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今回は竹部会のメンバーと竹細工教室のメンバーも手伝ってくれました。
毎回思うことですが、竹林整備は人数が多くないと捗らないので、大いに助かりました。
寒い中お疲れさまでした。ありがとうございました。

       (それにしても寒かったなぁ。キト)
  1. 2022/12/31(土) 13:46:39|
  2. 竹細工の技術継承

竹細工 ~竹細工教室  成果の巻 の続きの続きの・・・

今年最後の報告です。

☆ 差し六つ目編みの、小物を置く台です。
  見た目より簡単に出来たと思います。(立ち上がりが無いからね)
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ξ 変わった編み目で面白いですね。

各六つ目にヒゴを2本づつ差してます。
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☆ 差し六つ目編みの手提げ籠です。
  いつものことだけれど、思ってたようには出来なかったです。
  持ち手は初めての取り付け方で面白かったです。
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ξ 横に差したヒゴがずれやすいんで、もちっと工夫が要るですね。

持ち手の取り付け部分。
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暑いの寒いのと言ってた1年があっという間に過ぎて今年もあと僅か。
来年は良い年でありますように。
                   (キト)
  1. 2022/12/29(木) 14:47:49|
  2. 竹細工の技術継承

竹細工 ~岐阜県立森林文化アカデミー エンジニア科の竹林整備~

今年もアカデミーの学生さんたちと ”里山資源の様々な利用” ということで竹林整備をしました。(12/5)
去年と同じ美濃市大矢田の真竹林の整備です。
この日は風もなく穏やかな暖かい日でした。

とは言っても朝は寒い。
竹の端材を燃して、その周りで最初のごあいさつ。
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去年に比べればずいぶんすっきりしたけれど、まだまだやることはいっぱいあるんです。
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大分スキマが出来て竹林の向こうが透けて見えるようになってます。
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急な斜面、スギが混じって作業が大変。
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去年は伐った竹をドラム缶で燃してましたが、今回は野焼きをやってみました。
野焼きなんてぇことをすると、枯草に燃え移るんじゃねーか、火が盛って手が付けられなくなるんじゃねーか、なーんて心配してたけど、やってみると、風が無かったせいか心配したようなことは起きませんでした。
手前の釜戸の羽釜では豚汁がグツグツ。
昼に頂きました。旨かったです。ごちそうさまでした。
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竹細工のための竹採りの説明中。
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さあ、伐ってみよう。
今回は、巻縁用の新竹2本と、竹細工用の4本を学生の皆さんに伐ってもらいました。
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竹林整備が終わってから、竹細工の作業場の番屋2号館で我々の活動の話をしました。
少しでも興味をもってもらえると良いんですがね。
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皆さんお疲れさまでした。
天気も良く暖かで作業が捗ったように思います。
竹林の中もずいぶんすっきりしました。
ありがとうございました。
                   (キト)
  1. 2022/12/06(火) 19:56:37|
  2. 竹細工の技術継承
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