スプーンの次は、ハイ、木の器です。
もちろん、人力で玉切りです。
素材は、ホオの木。
柔らかいですがけっこう緻密でしっかりしている、初心者でも削りやすいですが実用的な耐久性も兼ね備えている。版木などとしてもポピュラーなのもわかる気がします。香りも良いですしね。
玉切りした丸太を半割にして丸めます。
前回は、欲張って大き過ぎましたので今回は少し小ぶりなものに挑戦です。
それをろくろに取り付けて旋削します。
ここからが、長~い道のりです。と、ここでお昼、ランチタイムです。
あいにく午後からは雨、場所を室内に移して再開です。
なかなか良いカタチになってまいりました。
そして完成!!?
...申し訳ありません。不肖カメラマンの力量不足で、数々の決定的瞬間を撮り逃しました、ゴメンなさい。
その感動は、いつか別の機会にお伝え出来たらと思います。。
今回できた3個のホオのウツワ。
これがまた新しい物語を作っていくのでしょう。ちなみに、このうちの一つは漆が塗られたそうです。10年後が楽しみです。
加藤
17(土)18(日)と、森と風のがっこうでの「森の生活入門講座 ~グリーンウッドワークによるスプーン作り~」ぶじ終わりました。
その模様をサラッとレポートしたいと思います。
今回の場所は、岩手の葛巻というところ。やはり中部地方とは気候も景色も違いますね。
サクラもまだ咲いていて、朝晩はけっこう冷え込みます。
「べつに海外に行くわけでないので、服装はそんなに気にしなくてもいいや。」なんて、誰かさんのように甘い考えで行くと痛い目を見ますよ、ってわたくしの事なのですが。
ですが、日中は日差しがあればポカポカ陽気。
前日入りした私達は、気持ちの良い天気の中準備し、明日の皆さんの到着を待つのでありました。
そして翌日からスプーン作り。工程はいつも通りですが、固定冶具にすこし改良を加えてあります。その紹介は、またの機会に。
なんといっても、今回の目玉はゲストに南部木杓子のつくり手、米澤邦夫さんをお迎えしての実演です!
興味津々で拝見させていただきました。
素材は、朴(ホオ)。やはり加工しやすい生木のうちに加工するとのこと。
ムダのない軽やかな動き、30分足らずで丸太から木杓子が削りだされる様はみていてとても気持ちのいいものでした。
素晴らしい技をみせて頂きました。
最後に皆さんで、完成したスプーンでデザートを食べてそれぞれが感想を語り終了です。
一泊二日の内容の濃い講座でした。
加藤
(定番のスプーン作りの詳しい工程は、別にしっかりタップリまとめたいと思います、お楽しみに。)
ゴールデンウィークもあっという間に終わってしまいましたね。
ご報告が遅れましたが、さる5月5日 グリーンウッドワーク協会の仕事としてトヨタ白川郷自然学校に加藤が行ってきました。木の指輪作り体験です。
当日は、あいにくの天気でしたので室内に場所を移してのグリーンウッドワーク。
ですが、雰囲気はバッチリです。
この近くの森から伐りだした「リョウブ」と「ウリハダカエデ」の生木を使い、足踏みろくろを体験していただきました。
おっかなビックリのご婦人、カタチにこだわる少年、張り切るお父さん、純粋に楽しむ子供達、etc..いつもですが、その新鮮な反応に自分も改めて発見があります。
皆さんには、森をチョット身近に感じてもらえたのではないでしょうか。
NPO法人グリーンウッドワーク協会では、岐阜県美濃市を拠点に会員・一般向けの講座を行っているほか、全国へ出前講座にも出かけています。
2008年3月NPO法人認証。
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