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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。これからの講座の予定はメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

研修会 11/22

 

椅子作り講座のの都合で、長らくお休みしていた研修会、
久しぶりの開催です。

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今回は、「刃物使い方の確認」です。

おかげさまでグリーンウッドワーク協会に各地、各方面から講座の依頼などが増えてまいりました。そして、新しい会員の方々も。というわけで、「スプーン作り」の基礎がためです。

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皆さん、楽しみながら真剣にロクロの感触を確かめています。

 
そして、同時開催の「椅子作り補講」。
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前回の「椅子作り講座」で時間切れとなった部分です。

背板を木釘で止め、座を編んで塗装、と言う部分。
1日あれば余裕かと思いきや、時間一杯一杯。

何とかお一方は座れるところまで仕上がりました。
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めでたし、めでたし?

私も初めて座らせて頂きましたが、なんともいえない柔らかい、包み込むような座りゴゴチ。
やっぱり、グリーンウッドワークの椅子は違います。また、作りたくなりました。

加藤

  1. 2008/11/26(水) 23:20:29|
  2. 講座の実施報告
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グリーンウッドワークの椅子づくりPart-B 完成編

前日までの皆さんのガンバリで、ぶじ全員の椅子の枠は組みあがりました!
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「峠は越した。」そんなドリューさんの一言にホット一安心して朝を迎えたのでした。

いよいよ最終日。まづは、
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水平な机の上に椅子を置き脚の長さを決めます。
このとき、全ての脚の長さを同じにすれば普通の椅子に、うしろ脚の長さを1センチ程度短くすることでリラックス用、など用途に応じて調節できるそうです。

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そして、背もたれの木取りです。
ここでは特に節のない真っ直ぐな部分を選りすぐり、贅沢に使っていきます。
あとの曲げる加工がやりやすいように。ホントにいい部分だけでした。

partB206.jpg 昼食。ホントに落ち着く良い場所。

 

 

 

 

 

 

 

 昼食後、最後の追い込みです。背板の長さを現物を使って計り、めいめい仕上げて行きます。

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この辺りから、先生の指示が矢継ぎ早になってきます、^^;
本来なら2時ごろには皆さん組み終えているハズが、、、峠は一つではなかった様です。
2度目のピークをむかえラストスパート!
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先生の見本。
背板を数分鍋に入れ、グイグイっと曲げグセをつけて程よく曲がったら、エイやとはめます。
5ミリほどの厚みなので、簡単に曲がります。

出来上がった人から次々に蒸し曲げてはめて行きます。何とかめだでたく全員組み上げることができました。

持ちかえって、最後の座編みです。
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シェーカーテープと呼ばれる綿の平紐による座面は、思いのほか早くできます。
クッションに、南京カンナで削った木屑をつめれば座りゴコチも満点です。
ここでのポイントは、中に手紙をそっと忍ばせること、数十年後この椅子を編み直した時に出てくる様に。。
心憎い演出です、さすがですね。

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全員が椅子を編み上げることはできませんでしたので、この後の塗装の仕方などを宿題としてもらい。
6日間に及んだ椅子作り講座はここでお終いしました。

たくさんの人の努力と、サポート、そして幸運が重なってできたこの講座。
モノ作りとしても、人と人との交流としても内容の濃い充実したものになりました。とても豊かな時間が流れていたと思います。
ぜひ今後も今回に続くものを続けていきたいです。

皆さんお疲れ様でした。

-完-

 

後日、送られてきた完成写真。

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良いですね~。
私も6日間お手伝いしてブログにもイロイロ書いてきましたが、実は手元に完成した椅子はありません。
ぜひ一脚、作りたいと思う今日この頃です。 加藤

 

  1. 2008/11/05(水) 23:32:27|
  2. ┗ 椅子づくり
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グリーンウッドワークの椅子づくりPart-B 1

お待たせしました。
生木で作る椅子作り講座、後半の模様です!

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場所を、素敵なギャラリーに移しまして後半の再開です。
3週間ぶりに顔を合わせる面々。ですが、苦労?を共にした仲ですから旧知の親友のよう(笑)
和気あいあいと後半の再開です。

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まずは、出来上がっている椅子の後脚に背もたれの板が入る穴をあけるところから。
ドリュー先生の手本の後、あけて行きます。
ジャパニーズスタイルの材料に乗っかるホゾ堀方法もGood!だそうです。

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その後、椅子の貫(脚と脚とを横につなぐ部材)の穴に入る部分の太さをピッチリ整えます。
どのぐらいピッチリかと言うと「ほど良く。」だそうです、、手で覚える部分ですね。

partB105.jpg そして、1日目の日は暮れ、、残業です。

そして朝練?
まるで高校生の部活のようですが、皆さん真剣です。大人が本気になって楽しめる、グリーンウッドワークの魅力でしょうか。
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二日目の目標は、背板を除いた部材をくみ上げること。
先生の指導にも力がこもります。もちろん受講生も!

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椅子の足に角度つけて穴をあける方法の解説。
使用するジグの形から通称「おまる方式」(もっとカッコイイ呼び名なのかもしれませんが今回はそう呼ばれていました。。)
この方法は、とてもすぐれた方法で初めての人でも正確な角度で穴があけられるよう工夫されています。勉強になります。

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そして、大事なのは↑これ!
わかりますでしょうか?ホゾ穴をあける位置に刻まれたスマイル。
ドリューさん曰く、「ホゾ穴の神様」だそうです。これを書くことで、失敗を未然に防ぐことができると言うありがたいシロモノです!!
、、遊び心って大切だなと思いました(^_^)

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そしていよいよ側面の組立て。
すばやく接着剤を塗り→おめでとう。
このとき肝心なのは、真ん中の貫が高くならないようになど、ナルホドです。

そしてもちろん残業、、
先生も、初めての場所で慣れない道具で教えると言うのは時間がかかるものです。
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この日は、全員の椅子が組み上がるまで作業は続いたのでした、、

つづく。。


 

 

  1. 2008/11/04(火) 22:32:59|
  2. ┗ 椅子づくり
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