ちょうど1ヶ月前、冬まっただ中、岩手にある「森と風のがっこう」さんにて三日間のスプーン作り講座を行いました。
今回は一般のお客さん向けではなく、そこで働いている方々を対象に。そうです、グリーンウッドワークを身につけていただくために!
何度か、一般向け講座は開かせていただいているのですが本格的に体験していただくのは初めてです。
「グリーンウッドワークとは」のスライドショウに始まり、実際の作業、道具の研ぎやメンテナンスに至るまでのフルコースです。めいめい何本かスプーンを作っていただき生木の木工を堪能していただきました。
モノづくりに集中するだけひと時、見方によっては贅沢な時間でもありました。
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講座終了後の帰り道、盛岡の南部鉄器のお店でこんなものを発見。
お店の人によれば、牛?の飼葉をすくうための民具だそうです。
でっかいスプーンと言えばスプーンでしょうか、、
きっと、各地に色々と生木から作った素朴で素敵な木工品があったはずです。
グリーンウッドワークが広まり、そういったモノ達が見直されるきっかけになればと思つつ、岩手をあとにしたのでした。。
2009年最初の研修会は、「箸と箸入れ」です。
今回はグリーンウッドワークのバリエーションを皆さんと考えて増やす目的もかねて。
年が明けて寒さも絶好調でしたが、この日は比較的暖かかったので、
もちろん屋外です。
遠くは由布院から駆けつけた方も、、(ご苦労様です!)
真剣に削る方々。
どこからともなく、箸が出来た人からお昼ごはんが食べられると言うウワサが、、、ウソでしたが。
お昼にいただいたそばの美味しさはホントでした!(^^)
ごちそうさまです。
(このお蕎麦にまつわるエピソードを語りたい所ですが、わき道のそれたまま帰って来れなくなるといけませんので割愛させていただきます。)
昼食後は、箸の仕上げ。
細くしすぎると折れてしまいますが、あまり太いと使いにくいです。
材料の硬さや粘りを感じながら程よい細さまで削っていくのがコツです。
ちなみにこんかい使った木は、山桜。サクラは、良い香りもします。
時間がなく箸入れまでは作れませんでしたが、最後は作った感想、改善点、アイデアなどの検討会に、、
いくつのアイデアかは直ぐにでもカタチになりそうでしたし、どれも捨てがたいものばかりでした。
こんかい作った「箸」は簡単な一品ですが、毎日使ったり持ち歩けたりすることで、森と人の暮らしがつながっている事を感じられるモノづくりではないかと思います。
NPO法人グリーンウッドワーク協会では、岐阜県美濃市を拠点に会員・一般向けの講座を行っているほか、全国へ出前講座にも出かけています。
2008年3月NPO法人認証。
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