グリーンウッドワーク協会では4月から皆さまから要望の多かった椅子づくりの講座をスタートさせます。
まず、4月5月の休日5日間かけて背もたれのない椅子「スツール」づくりの講座を開催します。
スツールづくりのもようは
、ここをクリックして過去のブログをご覧下さい。

今回は5回連続で参加できる方に限らせて頂きます。
お申し込みお待ちしております。
グリーンウッドワーク 木のスツールづくり講座【日程】
1日目 4月18日(日)
2日目 4月25日(日)
3日目 5月16日(日)
4日目 5月22日(土)
5日目 5月23日(日)
【定員】8名
【料金】30,000円(5日分、材料費込み)※会員割引あり
【お問合せ・お申し込み】
greenwoodworker@gmail.com
小野までお願いします
- 2010/03/30(火) 21:03:49|
- 森工塾・講座のご案内
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皆さん、ケンポナシって御存知ですか?
ナシって言う名前がつくくらいだからナシの仲間かと思いきや、バラ科のナシとは全く違う、クロウメモドキ科の落葉高木なんです。
実はこのケンポナシの実の軸の部分がナシのように甘くて美味しいそうです。
一度食べてみたいものです。
今回も、材料提供者の岩出さんの木材ミニ講座から始まったスプーン講座第9回目は今年度の最終回でした。

まずは、丸太から割っていきます。
今回使った材は樹齢60年以上でした。
材は意外と堅く、クサビがなかなか入ってくれないため、鉄のハンマーで叩きました。
ところが、いったんクサビが打ち込まれるといとも簡単に割れてくれました。
非常に割裂の良い材といえるでしょう。

ろくろでの削りも気持ち良く削れてくれました。

しかし、銑で削っている時に、逆目に刃が食い込むと繊維がめくれ上がってしまい、ちょっとてこずりました。

この1年、ひたすらスプーンづくりにこだわってきました。
常連となった会員さんが何度も足を運んでくださいました。
何回やっても飽きないというのは、それだけ奥が深いということでしょうか。
また、一般からの参加者の数も会を重ねる毎に増えてきて、
グリーンウッドワークの裾野が広がってきていることを嬉しく感じた1年でした。

また4月からもスプーンづくりの講座を継続して開催していきますので、皆さんご参加下さい。
(文責:小野)
- 2010/03/30(火) 00:40:18|
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3月20日21日の二日間、長野県上田市にある
「NPO法人フォレスト工房もくり」に出前講座に出かけました。

もくりでは「森林と暮らしの講座」と題して、森林の管理技術の習得から材の利用、生活スタイルの提案まで22回にわたり幅広く森林とかかわっていくことの出来る講座が開催されています。
今回は、実際に講座で伐り出されたクリの材を使って、スプーンづくりに取り組んでいただきました。

まずは、佐久間さん指導による準備体操で体をほぐしていただきます。

次に、コバケンによる五感を使った感性の準備体操。
心も体もリラックスさせて、森や木に親しむ時間をじっくりと感じてもらうのがねらいです。

今回特に力を入れたのが、スプーンの形にこだわること。
一日目のお昼休みに、カレーやスープ、デザートなどを実際に見本のスプーンで食べていただき、さじ面や柄の形について体感してもらいました。
さじ面が深いスプーンは、どろっとしたものは食べにくいのですが、スープは案外飲みやすいなんてことがわかりました。

20日の上田市の気温はなんと25℃
季節外れの陽気に、手ぬぐいを被って避暑対策。
もくり特製
「葉っぱ手ぬぐい」お奨めです!

この日はろくろでの成形作業を終え、半分に割るところまで完了しました。

翌日は、打って変わって肌寒い一日です。
この日はスプーンの形を削りだしてゆく作業です。
みなさん、休む暇も惜しんで木と向き合う時間を楽しんでおられたようです。


じっくりと時間をかけたこともあり、思い思いの素晴らしい形のスプーンが出来上がりました。

最後にお馴染みの試食タイムです。
食べやすーい、食べにくーいとさまざまな声が聞かれました。

何はともあれ、自分達で伐りだした木を、自分の力で削り出し、生活の道具をつくり上げる。
そんなライフスタイルを実際の生活にも取り入れられたら、こんなに素敵なことはありませんね。

PS.春の天気は変わりやすいと申しますが、昨日の汗ばむ陽気がウソのように、講座終了時には大雪に見舞われました。

(文責:小野)
- 2010/03/24(水) 01:28:36|
- 講座の実施報告
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一雨ごとに春が近づきます。
昨年5月に始めた「とことんスプーンづくり」の連続講座も3月で9回目。
そう、今月で最終回です。
初めての方も、常連さんも大歓迎です。
(4月からの講座予定は近日中このブログにて、御報告いたします)
第9回「グリーンウッドワーク 木のスプーンづくり講座」日時:平成22年3月28日(日)9時~17時
定員:10名
場所:森林文化アカデミー森の工房周辺(岐阜県美濃市曽代88)
※材料費、保険料などがかかります。詳細お問い合せください。
【お問い合せ・お申し込み】
事務局;小野 敦
greenwoodworker@gmail.com
- 2010/03/07(日) 21:52:58|
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春が近づくぽかぽか陽気の2月28日。
第8回スプーンづくり講座が開催されました。
この日に使った樹種はカバノキ科のミズメ。
材料を用意してくださった会員の岩出さんが、樹種についてのミニ講座を開いてくれました。

この木の樹皮の裏側の匂いをかいでみると、スーッとします。
そう、シップ薬の香りです。
サリチル酸メチルという成分が含まれているそうです。

材は肌理が細かく堅いそうです。
昔から家具やお盆、漆器の木地などに使われたそうです。
丸太から割ってみました。
繊維が入り組んでいて素直には割れてくれませんでした。

ところが、ろくろや彫刻刀でのさじ面の削りは、ジョリジョリと気持ちよく削れてくれました。
器づくりに使われていた理由がその辺にもあるのかもしれません。

本日の参加者は9人。
ずらり並んだ削り馬。8台は過去最多です。

そして、今日も3時のお茶の時間はとても豪華です。
皆さんがケーキやお菓子を持ち寄ってくださいました。

気持ちよく削れて、出来上がった製品は堅くて丈夫。
ミズメという樹種を初めて削ってみましたが、また一つお気に入りの木になりそうです。

(文責:小野)
- 2010/03/05(金) 23:54:03|
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