6月26日(土)に木のスプーンづくり講座が開催されました。

使用した材料は岐阜県産のシラカバとミズメ。
先日清里で伐採したリョウブ。
そして地元の桜並木の剪定木、ソメイヨシノの4種です。

ミズメは昨年2月にも使用しましたが、別名をミズメザクラ。
しかし、ソメイヨシノやヤマザクラなどのバラ科ではなく、シラカバと同じカバノキ科の植物です。
逆に、サクラの皮を使ったものづくりをカバ細工と呼んだりもしますが、サクラとカバは似た性質をもっているのかもしれませんね。

シラカバはサクサクやわらかく、削りやすい材です。
ミズメはしっかりした材で、ジョリジョリとろくろで削る感触は最高です。
70歳のリョウブ少々堅めですが、瑞々しさは天下一品。
ろくろで削る時に刃物との摩擦で水蒸気の水煙が立ち昇るほどです。
ソメイヨシノは随分昔に剪定した木だったので、瑞々しさはありませんでしたが、削る際に桜餅のようなほんのり甘い香りに癒されました。

グリーンウッドワーク協会では、出どころのわかる安全な材料をこれからもご提供いたします。
皆様、ぜひ御参加ください。
(文責:小野)
- 2010/06/27(日) 21:55:45|
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6月22日(火)に山梨県北杜市清里の財団法人キープ協会に行ってきました。
キープ協会では広大な敷地に広がる森林をフィールドにしてさまざまな環境教育プログラムが実践されています。
今回は、この森から材料を調達して、キープ協会のスタッフを対象としたグリーンウッドワーク講座を開催しました。

まずは、針葉樹と広葉樹が混交する森に入ります。

この森をどのような姿にしていったらいいんでしょうか。
手をつけずに原生林にするのか。
人にとって気持ちの良い林のするのか。
清里の象徴、天然記念物の「ヤマネ」にとって住み良い林をつくるのか。
そんな問いかけをしながら、材料調達です。
株立ちしたリョウブ。
この林もかつて、人が使っていた里山だったという証です。

株立ちした幹を整理することで、残された幹に優先的に栄養がまわり、より丈夫に育ちます。
また、上空にできた空間(ギャップ)により、下層植生も豊かになり、生物多様性につながります。
今回伐ったリョウブの年輪を数えてみると約60~70歳。

大事に使いたいと思いました。
つくっていただいたのは木の指輪。
立ち寄り参加型のプログラムを想定してのスタッフ研修です。
皆さん童心に帰って、生木削りに夢中になっていました。

このような講座を一般参加者に体験していただくことにより、「木を大事にしようね」ではなく、「木を使おうね」というメッセージを伝えられればいいな、という感想をいただきました。
『この講座は緑の募金事業「国民参加による間伐及び間伐材の利用の促進事業」の助成を受けて実施しました』
間伐本数:1本
(文責:小野)
- 2010/06/23(水) 23:24:22|
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本日梅雨入りした岐阜県。
この雨が、緑のダムに蓄えられて、豊富なミネラルを含んだ水は清流長良川にそそぎ込み、きれいな水は鮎を育て、海へ下った鮎はやがて産卵のために生まれた川へ戻ってきます。
そんな思いを全国に発信するために、第30回全国豊かな海づくり大会は初めて海のない岐阜県で開催されました。
メイン会場の関市では商店街を歩行者天国にしてイベントが行われました。

グリーンウッドワーク協会では子ども達に木の指輪づくりを体験してもらいました。

新鮮なリョウブの木を削って「スイカみたいっ!」なんていう感想も。
子ども達には生木の中にたくさんの水が含まれていることを実感してもらえたでしょうか。
これは森の恵みの自動販売機!?

森のクイズの解答用紙を入れると指輪づくりの材料やいろいろな景品が自動的に出てきます!
中に人が入っているわけではありません!(笑)
隣のブースでは、竹細工職人の石原さんによる鵜籠づくりの実演です。

こちらは年配の方々がたくさん足を止めてくださり、「うちにも竹薮があって処理に困っている。」などという声も聞かれました。
石原さんの手から魔法のようにするすると籠が編まれていく様子にみなさん見入っていました。
その石原さんは6月10日に「鵜飼用具作製に関わる竹細工技術」に対して関市から
重要無形民俗文化財に指定されました。(6月12日岐阜新聞朝刊)

石原さんおめでとうございます。
(文責:小野)
- 2010/06/14(月) 01:23:57|
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4月から毎月1回、名古屋市の中心街「栄」のオフィスビルで木のカトラリーづくりの教室を開催しています。
この教室では、グリーンウッドワークにこだわらず、自然素材を使った食の道具をつくっていただくことを目指しています。

講師には、岐阜県可児市で古民家ギャラリー「
弥哉-やや-」を主催する松本さんにもお手伝いしていただいています。

第1回目はイチイの木べらづくり。
参加者の皆さんはナイフを起用に使いながら、こだわりの形に仕上げていきました。

第2回目はクリの木を使ったスプーンづくり。
慣れない刃物に悪戦苦闘しながらも、短い時間内にしっかりとスプーンの形につくり込んで行きました。

今月の第3回目は自分サイズのお箸づくりに挑戦していただきます。
当初、この教室は4月から6月までの3回講座でしたが、好評に付き7月以降も開催されることになりました。
新たに参加者を募集しています。
7月以降の日程はここをクリック食卓に、お気に入りの木のカトラリーを並べてみませんか。
(文責:小野)
- 2010/06/09(水) 23:31:52|
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岐阜県美濃市のうだつの上がる町並みのはずれに、番屋2号館という観光施設があります。
本日、ここのホールを借りて木のスプーンづくり講座を開催しました。

参加してくださった東島さんは、はるばる佐賀県から訪ねてきてくださいました。
知人の家を渡り歩きながら旅をしている途中で、この美濃に立ち寄ったとのこと。
グリーンウッドワークを知ったきっかけは、2年ほど前に本屋で見た雑誌の記事だったそうです。
本日念願叶い、こんな素敵なスプーンができあがりました。

これからも定期的に、平日講座を開催します。
みなさま御参加下さい。
(文責:小野)
- 2010/06/08(火) 23:21:07|
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6月12日・13日に「全国豊かな海づくり大会~ぎふ長良川大会」が開催されます。
豊かな海をつくるためには、豊かな森が必要です。そして森と海を繋ぐのが清流長良川です。
そんなコンセプトをPRすべく、グリーンウッドワーク協会もこのイベントに参加します。
内容は、山の恵みを使った「木の指輪づくり体験」と、長良川鵜飼に使われる「竹製の鵜籠づくりの実演」です。
皆様是非お越し下さい。

イベント名:「
せき海づくりフェスタ」
日時:平成22年6月12日(土)・13日(日)
両日ともに10:00~16:30
場所:岐阜県関市本町通
木の指輪づくり体験:森に関する簡単なクイズを行っていただき、正解者に足踏みろくろを使った木の指輪づくりを体験していただきます。参加費無料
鵜籠づくりの実演:本物よりも小さめの鵜籠づくりの実演を行います。関市在住の鵜籠職人の石原さんも参加します。プロの技をぜひご覧下さい。
※当日、岐阜県立森林文化アカデミーの学校紹介も行っています。
- 2010/06/06(日) 01:17:16|
- 森工塾・講座のご案内
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6月のグリーンウッドワーク講座のご案内です。
6月8日(火)と6月26日(土)に木のスプーンづくり講座を開催します。
安全なMyカトラリーを自分の手でつくる。
そんなスタイルを暮らしに取り入れてみませんか。
木のスプーンづくり講座 (平日講座)
【日時】平成22年6月8日(火)9:00~
【場所】岐阜県美濃市
【料金】一般3000円、会員1000円
【お問合せ・お申し込み】
greenwoodworker@gmail.com
小野までお願いします
木のスプーンづくり講座 (休日講座)
【日時】平成22年6月26日(土)9:00~
【場所】岐阜県美濃市
【料金】一般3000円、会員1000円
【お問合せ・お申し込み】
greenwoodworker@gmail.com
小野までお願いします
- 2010/06/01(火) 22:32:21|
- 森工塾・講座のご案内
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