背板の曲げ木と同時に後ろ脚の曲げ木も行います。

順番に曲げ木を行う間、前脚と貫の仕上げ削りを行いました。
これで現在曲げ木を行っている後ろ脚と背板を除いて、
ほぼ全ての部材が完成しました。
参加者の方々には、使った刃物のメンテナンスも体験してもらいました。
刃物の研ぎは経験のない方には非常に難しいのですが、
専用の治具を使えば正確かつ簡単に研げます。
自分の使った南京がんなの刃を全員に研いでいただきました。

今回も、昨年に引き続きスタッフの加藤哲利さんによる
パントマイムショーで盛り上がりました。

今年は娘のはなちゃんも参加してくれました。
親子で同じ趣味をお持ちで羨ましいですね。

参加者の岩津さんはハーモニカを披露してくれました。
郷愁をそそられます。

そして、本日も昨年の参加者の大原さんの奥さんお手製のケーキです。
多くの方から差し入れをいただき、本当に感謝しています。

2週間後はいよいよ組み立てに入ります。(つづく)
(小野)
- 2011/10/26(水) 20:00:21|
- 講座の実施報告
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10月22日(土)、2週間ぶりに椅子づくりが再会されました。
この土日は曲げ木週間です。
背板と後ろ脚の曲げ木を行います。
まずは、丸太から背板を木取ります。
節や曲がりの少ない材をみかん割りに割っていきます。
目指すは10mmの柾目の板です。

2週間前に割り作業を経験している参加者の皆さんは、
あっという間に薄い板を木取っていきました。

この後、馬にまたがって成形していきます。

ここで取り出されたのがこれ。

背板の幅と厚みを計測するゲージです。

幅10cm、厚さ6mmの板が成形できたら、蒸し曲げを行います。
アールのついた型に片側を嵌めて、平らな机に押し当てながら、
ぐいーっと曲げて行きます。

クランプて机ごと固定してハイ出来上がり。

机の上にシャチホコが並んでいます(笑)

曲げ癖が着いたところで、型から外して乾燥させます。

本日の午後のお茶の時間はパウンドケーキ。

木工談義に花が咲きました。(つづく)
(小野)
- 2011/10/25(火) 23:18:52|
- 講座の実施報告
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秋のイベントの案内です
グリーンウッドワークの木のリングづくりと、竹細工のワークショップを開催します。
「足踏みろくろでつくる木のリング」
森に入って木を観察し、その木を伐ってはし袋の止め具をつくります
カンナを使って木の箸もつくります
料金500円
11月26日・27日
「竹細工に挑戦!」
昨年から伝統的な竹細工の継承に取り組んでいるグリーンウッドワーク協会が、
一般対象に行う初めての本格的な竹細工講座です。
両刃のナタを使って竹を割ったり、へいだりしながらひごづくりから始めます。
こちらも、はし袋の止め具をつくります。
初めての方のために竹用のナタもご用意します。
料金2000円(竹用ナタ代含む)
11月26日のみ
【イベント名】
第8回 川と山のぎふ自然体験活動の集い~人がつどい 木に学び 森とつながる~ 【日時】11月26日(土)、27日(日)
【場所】岐阜県立森林文化アカデミー

↓チラシ表
http://gifu-mori.org/download/yamatokawa_1.pdf
↓チラシ裏
http://gifu-mori.org/download/yamatokawa_2.pdf 【内容】
これまで「森林環境教育」「木育」「体験学習」「里山保全」など様々な言葉が混在し、
個々の団体、個人がバラバラで活動してきました。
皆で大きなテーマを共有し、それぞれの個性を生かしながら、ゆるやかにつながって
活動していくことが今回のねらいとなっています。
分科会では、グリーンウッドワークの木のリングづくり、本格的な竹細工、ヒデ細工
(木をへいで編む手法)、餌飼鍋(えがいなべ:鵜匠さんが川原でつくった鍋)、
ムササビ観察にパーマカルチャー、火起こし体験、Eボート、木の楽器づくり、
トンカチコーナー、“森の案内人”著者・川尻さんと行く森林探訪などなど、
どきどきわくわくの二日間です!
夜の交流会は「猪鹿ちゃん」をはじめ岐阜県自慢の味を堪能してください。(会費制)
木育や環境教育に興味がある方、自然体験が好きな方、ぜひご参加ください。
↓詳しくはこちらをご覧ください
http://www.taikengifu.com/program/3111.html 【主催】川と山のぎふ自然体験活動の集い実行委員会
【問合せ・申込み】川と山のぎふ自然体験活動の集い実行委員会事務局
(アウトドアサポートシステム エコツーリズム事業部内)
TEL. 0575-46-9232 E-mail. eco@odss.co.jp
- 2011/10/18(火) 22:02:45|
- 森工塾・講座のご案内
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10月15日(土)岐阜県羽島市のNPO法人ぎふ羽島ボランティア協会の
工房もっくるで、ものづくり講座が行われました。
ここでは、定期的に障害児を抱える親子を対象とした木工や羊毛、
織物などのものづくり講座が開催されています。

今年も昨年に引き続き足踏みろくろによる木の指輪づくりを行いました。

みなさん、焼きペンで焦がしたり、アクリル絵の具で色をつけたり、
思い思いに仕上げていきました。

最近の焼きペンは、ワンタッチでペン先を換えられたり、やけど防止の
安全装置なども充実してきました。

ものづくりに没頭できたというお母さんからの感想をいただきました。

来月は、なんとスツールづくりに挑戦です。
(小野)
- 2011/10/17(月) 15:21:20|
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椅子講座2日目。
本日は貫の制作です。
今回の講座の6日間の目標の一つに、「全員時間内に完成」があります。
その達成のために部材点数の削減と、工法の改善を行いました。
まずは貫の削減。
貫とは脚と脚をつなぐ横材です。
今までは12本あった貫を2本削減して10本としました。
それでも10脚分と予備を含めて合計100本以上の貫の木取りとホゾ取りが
本日のノルマです。
昨日後ろ脚を木取ったときに余った材が使用されます。

次工程の銑で削る量を減らすためには、マンリキで割る技術の習得が重要です。
「弱きを助け、強きをくじく。」これが基本です。

赤いゲージを使って20mmの四角に削っていきます。
う~ん、まだ削り足りないかなぁ。

赤い色は紛失防止のアイデアです。
削り屑の中に埋まっても、すぐに見つけられます。
午前のお茶の時間は、去年に引き続き、大原さんの奥さんお手製の焼き菓子です。

このひとときが楽しみです。

貫を四角に削った後は、八角形に、そして生木のうちにホゾを取ります。
イギリスの
マイク・アボットさんの椅子づくりを参考にしました。
10本の貫には、なんと20箇所のホゾがあるんです。
ここで使うのがテノンカッター。

これにより、加工を正確かつ容易にするのはもちろん、大幅な加工時間の短縮を
図ることができます。

森林文化アカデミーの学生スタッフたちが、前脚の加工をお手伝いしてくれました。

ひたすら削り続けた二日間。
皆さんの疲れもピークに達してきます。
ここで、午後のお茶の時間。

チーズケーキを食べながら、森に囲まれた会場でほっと一息。

改善の甲斐あって、時間内に皆さん削り終えることができました。
割れ防止のために、木口に接着剤を塗ります。

これが、二日間の成果です。

次回は2週間後、後ろ脚と背板の曲げ木を行います。(つづく)
(小野)
- 2011/10/10(月) 22:44:08|
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今年も森林文化アカデミーを会場とした椅子づくり講座が始まりました。
西は九州熊本県、東は東京から総勢10名の参加者が集まり、週末二日間を3回の
計6日間かけてラダーバックチェアをつくります。
一日目は後ろ脚をつくります。
使用する材は直径27cmのクリです。

昨年までの講座では、40cm程度の比較的大きな径の材を使っていましたが、
今回は比較的入手しやすい小径木を使ってみることにしました。
900mmの長さの材を割っていきます。

途中で細くなってしまった材は、前脚や貫に使うためにとっておきます。
この赤い道具が今回の新兵器!

35mmの八角形を罫書くための治具です。
この八角形が納まる大きさの断面で木取ることにより、
より効率的に木取ることができます。
とても気持ちの良い気候で、皆さんいい汗をかかれていました。
アカデミーの周りにはクリの木も多く、ちょうど山栗が実をつけていました。

3時のお茶の時間は、シフォンケーキです。

森林文化アカデミーの学生さん達がスタッフとして活躍してくれています。
昨年の椅子づくりの参加者の大原さんもお手伝いに駆けつけてくれました。
ランズナーさんの講座が終了した後、削り馬を自作し、自宅で椅子を3脚もつくりました。

梯子が3段のラダーバックチェアです。
材は山で枯れかかったコナラの木を使用したそうです。
こうやって、短期技術研修で学んだ技術をしっかりと自分の生活に
取り入れていらっしゃるという事を、非常に嬉しく思いました。
夜は皆さんと一緒に美濃のうだつのあがる町並みで行われている
「あかりアート展」を見に行きました。

普段は人通りの少ない美濃の夜の町が大勢の観光客で賑わい、
幻想的なあかりの世界につつまれていました。
明日は、貫を削ります。(つづく)
(小野)
- 2011/10/08(土) 22:51:28|
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10月2日(日)長野県のふるさと体験館きそふくしまで、黒川祭が開催されました。
グリーンウッドワークのコーナーでは、足踏みろくろを2台設置して指輪づくり体験を行いました。

佐久間さんは「マイろくろ」を岐阜から持参。

地元のケーブルテレビの取材を受けていました。

木育コーナーでは、昔の小学校の木造校舎からなにやら楽しそうな音楽が流れてきます。
インディージョーンズのテーマです。

まずは、間伐材のゴム鉄砲を作って、さあ冒険へ出発だ。

校舎の中にいくつかのポイントがあって、それをクリアしていきます。

木の動物の射的に挑戦してみましたが、なかなか難しかったです。

ゴールはナルカリクラフトさんが、即興で糸のこを使ってかわいい動物や恐竜などを作ってくれました。

たくさんの木に触れることのできる木育冒険ランド。
とても好評でした。
(小野)
- 2011/10/06(木) 23:54:59|
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