徐々に日本でもグリーンウッドワークに興味を持ち 実践する人が増えています。
グリーンウッドワークという人力のスローな、効率を除外し、作ることそのものを楽しむ
このクラフトは時代の流れとともに新たな意味を持って今後ますます広がっていこうとしています。
そのような状況にあって、特に福島でグリーンウッドワークを志す人が集い
親睦を深めることは様々な意味を担う重要なイベントとなるであろう、との思いから
福島で、第一回日本グリーンウッドワーカーミーツを開催することになりました。
<開催日程>
2012年 10月13日(土)・14日(日)
<開催場所>
福島県石川郡古殿町大字松川字大原194-2 クラフトハウスおよびその校庭

<内容>
13日(土)
情報交換会 各自作品、道具など持ち寄りお互いに情報交換しましょう
懇親会 夜は皆さんの交流の場となり ディジュリドゥやジャンべなど聞きながら
楽しい時間を過ごします

製材方法も様々

たのしい時間を
14日(日)


新潟 上越市 トヤ峰砦での狼煙上げの様子
狼煙上げ(未確定)
いま日本が 東北が 福島が大変な時 そして様々な形で多くの人の手助けを受けています。
“みなさん有難う、元気で頑張るよ!!”のメッセージを皆さんに、そして自分(井丸さん自身)に
送ろうとおもっています
競技会椅子の脚挽き競争


丸太から始めて一本の椅子の足を完成させる競技です
優勝者には皆さんの挽いた脚でつくったスツールが賞品となります
綱引き大会(東西にわかれて)
ワークショップ野の花の一輪挿作り
グリーンウッドワークをやってみたい方 大歓迎<参加要項>
参加は自由ですが 参加者には事前に連絡をいただきたいです
グリーンウッドワークに興味がある方、木が好きな方、ものづくりがしたい人など
ご自分でグリーンウッドワークをされている方はその作品や道具類などご持参ください。
校庭にてキャンプできますので食事、テントなど準備してください。
ご自分のテントのまえに作品など展示して情報交換しましょう
<連絡先>
クラフトハウス 井丸富夫
電話 0247-57-5541
メール tomio@tomio-imaru.com
または
グリーンウッドワーク協会
電話090-4793-9508(小野)
メール greenwoodworker@gmail.com
- 2012/09/30(日) 01:15:13|
- 森工塾・講座のご案内
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「長良川温泉泊覧会」略して長良川おんぱく
10月20日から12月2日までの間、岐阜市の川原町界隈を中心に、長良川流域の各地でおんぱく関連のイベントが開催されます。
>>>長良川おんぱくのHPはここをクリックグリーンウッドワーク協会も、二つのプログラムをエントリーしています。
一つ目は
「足踏みろくろと削り馬でつくる木のスプーン~電気いらずの古くて新しいものづくり」
8月にオープンしたばかりの岐阜市にある鵜飼ミュージアムで11月18日に開催します。
(おかげさまをもちまして、こちらは満席となりました)
もう一つは
「木の指輪と和紙箱づくり~うだつの町並みで足踏みろくろ体験」
こちらは、11月4日美濃市のうだつの町並みにある加治屋町ポケットパークでの開催です。
(残りあとわずかです)
いつもとちょっと違ったグリーンウッドワーク体験を提供いたします。
- 2012/09/27(木) 10:00:41|
- 森工塾・講座のご案内
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椅子づくり3日目、前半戦の最終日です。
この日は、初日に削った貫の続き。
四角く成形した貫を南京がんなで八角形にしていきます。
その際に出たクルクルとねじれた削りくず。

これを乾燥させると、丈夫な座面のクッション材になります。
一脚分で10本、参加者10人と予備を含めて合計100本以上の貫をつくらないといけません。
そこで活躍するのが小人さんたち

森林文化アカデミーものづくり講座1年の学生やグリーンウッドワーク協会の会員たちが、せっせとお手伝いしてくれました。
午後からは、貫のホゾ取りです。
手回しドリルの先にテノンカッターを取り付けて、約15.9mmの丸ホゾをつくります。

この貫を乾燥させることにより、楕円のホゾをつくることができます。

ところで、講座の中での楽しみの一つが3時のお茶タイムです。
たくさんの皆さんからお土産や差し入れをいただきました。
ありがとうございます。

この日は里芋のアイスクリーム
こんな汗ばむような陽気には、冷たいアイスが最高です。

そして残った前脚を八角形に成形して前半戦は終了です。

出来上がった部材を乾燥させて3週間後の後半戦に臨みます。
(小野) つづく
- 2012/09/26(水) 18:43:56|
- ┗ 椅子づくり
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丸太からの椅子づくり二日目は、背板の木取りを行いました。
ここで使う丸太は、後ろ脚よりも更に繊維の均一な大トロ部分を選びます。

これをみかん割りにして板を木取ります。
今回登場した新兵器「こじり君!?」
折りたたんで持ち運びが可能です!
ここに材を挟んでマンリキでこじりながら、薄い板をへぎます。

そして銑で薄く削りながら6~7mmの厚さを目指します。

午後からは、いよいよ曲げ木です。
窯で蒸した後ろ脚を、二人一組になって素早く曲げていきます。

同時に背板も曲げていきました。

この日も時間通りに工程を終了。
9月の半ばで残暑も厳しく普段以上に体力も消耗しましが、夕食の始まる時間まで心地よい疲れに浸りながらの雑談タイム。

前半戦は、例年のような早出残業の心配は全く無いようです。
(おの)つづく
- 2012/09/24(月) 18:18:44|
- ┗ 椅子づくり
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9月15日(土)岐阜県立森林文化アカデミーにおいて、毎年恒例のグリーンウッドワークの椅子づくり講座が開講しました。
今回は15日からの前半3日間で椅子の部材の木取りと曲げ木、10月6日からの後半3日間で部材の仕上げと組み立て、座編みを行います。
使用する丸太は、半年ほど前に飛騨の山から切り出された、直径約30cmのクリの木です。

初日の午前中は、練習がてら短い貫の木取りから始めます。
割った木を銑で20mm角に製材していきます。

生木の取扱いに慣れてきたところで、午後からは長尺の後ろ脚の木取りを行います。
後ろ脚は節が少なく、まっすぐな素性のいい丸太を選んで割ります。

夕方近くになって空の雲行きがだんだん怪しくなってきました。
そして、滝のような豪雨に見舞われ室内に緊急避難。

先に貫で感覚を掴んだ皆さんは、1m近くある後ろ脚も難なく削り上げていきました。
この日は八角形にして先を細くしたところで終了。

夜はコテージでビデオなどを見ながら楽しい時間を過ごしました。

(小野)つづく
- 2012/09/22(土) 23:17:27|
- ┗ 椅子づくり
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9月15日から始まった、グリーンウッドワーク講座~丸太からの椅子づくり~の様子が、
9月19日発行の中日新聞中濃版に掲載されました。

↑画面をクリックすると、大きな画像をご覧いただけます。
- 2012/09/19(水) 10:02:17|
- 新聞・雑誌記事
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鵜籠”よつざし”が完成しました。
”よつざし”というのは、鵜を4羽入れて運ぶ籠です。(2羽入れるのは”ふたつざし”と言います)
なかなか良い形に出来上がりましたね。
結構丈夫でして、この上に跨ってみましたが壊れませんでした。(そっと乗ったんですけど)

真上から。
ちゃんと丸いです。

モノがでかいんで椅子にかけて作業してます。

なんだか本物の職人みたいですねエ。

完成しました。エッヘン。

来週この鵜籠(と、小生の鵜籠)をひっさげて長良川鵜飼の鵜匠さんに会いに行きます。
どんな風に言われるか楽しみです。
(キト)
- 2012/09/08(土) 20:50:57|
- 竹細工の技術継承
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二年前、森林文化アカデミーで開催したドリュー・ランズナーさんの
椅子づくり講座に参加した、静岡県の平松さんからお便りが届きました。
講座終了後に自宅工房で制作したアーム付きのラダーバックチェアです。
マイク・アボットさんの椅子は後ろ脚のカーブが非常に優美です。

材料はクヌギ
拭き漆で仕上げると、より高級感が増しますね。
制作の様子はこちらのブログをご覧下さい。
>>>フォーハンズ日乗(小野)
- 2012/09/06(木) 18:00:28|
- グリーンウッドワーカーの紹介
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加藤慎輔さんが新しい足踏みろくろを制作しました。

折りたたまない足踏みろくろです。
高さ調節などの機能を省いたことにより、加工の手間を簡略化できました。
>>>生木生活(加藤さんのブログ)名古屋の西川さんも新しいろくろの形を考案しました。

脚は兆番で開く簡単な構造。
開き止めは鎖です。

開いた脚の角度のまま横材とポールが固定されています。
まだまだ開発途中で改良の余地はありますが、
天井の低い室内用として有効な形状かもしれません。
(小野)
- 2012/09/05(水) 21:48:20|
- その他
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9月に入って若干涼しくなってきたでしょうか。
秋です!
秋と言えば習い事、10月から始まる木工教室のご案内です。

これまで皆さんから、
生木の木工を楽しめる場所が少ない、わからない技術を気軽に聞ける機会が欲しい、
というようなお話が数多く寄せられてきました。
そんな皆さんのご要望に応え、グリーンウッドワーク協会初代会長の加藤慎輔さんに
気軽にはじめられて、本格的に続けられる生木の木工教室を開いていただくことになりました。
というわけで、10月28日(日)より隔週で岐阜県の各務原で木工教室を開催します。
月に2回、のんびりとグリーンウッドワークを楽しんでもらえる場所にしたいと思っています。
まずは基礎コースから!
定員 8名
時間 10:00~17:00
料金 1ヶ月8,000円 *材料費別(スプーン1本で数百円程度)
月2回 第2、4日曜開催予定 変更有
教室カレンダー参照下さい。
場所 岐阜木材流通団地協同組合組合会館
岐阜県各務原市須衛町7丁目51(岐阜木材団地内)


講師 加藤慎輔 木工木生 http://www10.ocn.ne.jp/~ki-ki/
後援 NPO法人グリーンウッドワーク協会
詳細は、上のチラシの画像をクリックしていただくか、下記までお問い合わせ下さい。
e-mail:ki-ki@crocus.ocn.ne.jp
(加藤慎輔)
お申込み、お待ちしています。
- 2012/09/03(月) 18:04:02|
- その他
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北海道の二日間のイベントで、参加者の方々につくってもらった家の作品集をお送りしましょう。
丸屋根の体育館とL型に曲がった木造校舎

柿渋も樹種によって緑や茶色に変色します

白樺の皮を残して「トタンが飛びそうな家」

高層マンション群

こちらも負けじと「高層ビル」

割ってみたら虫食いが出てきて面白かったので残してみたそうです

こちらは宇宙船?
実はスプーンの匙面が折れてしまったとのこと

皆さんの感性には驚きと発見の連続、
こちらもいい勉強になりました。
木育はつながりのキーワード

北海道でのイベントを通じて、いろいろな方とつながりを持つことができました。
今後の北海道に目が離せません。
小野
- 2012/09/02(日) 18:02:06|
- ┗ その他イベント等
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穂別でのイベントの翌日、8月19日(日)に札幌旭山公園「森の家」にて
グリーンウッドワークin札幌が開催されました。

参加者は木育ファミリーの関係者や木育ファミリーのファミリーなどなど
約17名が集まりました。

この日は天気も良く、屋外にろくろと馬を並べて生木削りと家づくりを体験していただきました。

使った材は、昨日穂別で使った木の他、煙山さんが自宅の庭で伐ったバッコヤナギ、
別名ヤマネコヤナギです。
森の木も、庭の木も何でも使えるのがグリーンウッドワークの特長です。
お子さんの参加者が多く、足踏みろくろをいつもより一段低く設置、
ろくろの使い方をすぐにマスターしてしまう子もいました。

NPO法人ねおすの宮本さんもはるばる駆けつけてきてくれました。
削り馬で削る表情は真剣そのもの。
グリーンウッドワークにはまってしまったようです。

グリーンウッドワークならではの人力のものづくりを体験できてうれしかったというお子さん。
(純粋な気持ちが嬉しいです)
子どもをほったらかしにして、夢中になってしまったというお母さん。
(正直な感想ですね)
男子的に燃える面白さというお父さん。
(この言葉を待ってました!)
ところで前日の穂別の参加者は木槌づくりにはまっていましたが、
この日の参加者の多くはスプーンづくりに勤しんでいました(笑)



つづく (小野)
- 2012/09/01(土) 18:00:18|
- ┗ その他イベント等
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