12月22日(土)グリーンウッドワーク協会の忘年会を開催しました。

今年はお子さん連れの会員さんにたくさん集まっていただき、
アットホームで楽しい会になりました。

今回のメインイベントはテレビ番組をみんなで観ること。

テレビ朝日系列の「人生の楽園」
田舎暮らしを題材にした番組です。
今回の登場人物はグリーンウッドワーク協会会員で、
森林文化アカデミー卒業生の佐藤昇さん。

京都の古民家で竹かごを編んだり、野菜を育てたり、
蕎麦を打ったりと、一人暮らしを堪能しています。
友情出演の佐久間さんの裏話を聴きながら、
笑いの絶えない30分間、楽しませていただきました。

私も以前サラリーマンだった頃はこの番組を羨ましく観ていましたが、
まさか自分が同じような暮らしをするなんて思ってもみませんでした(笑)
私も佐藤さんに負けないように、グリーンウッドワークを通して
人生を楽園のように楽しんでいきたいと思いました。
(小野)
- 2012/12/29(土) 20:31:54|
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My馬づくりイベントに唯一小学生で参加した「まさなお」くん。

彼は森林文化アカデミーで開催されているプレーパークの常連で、
先日のアカデミーの翔楓祭では、グリーンウッドワークの小さなお家づくりに
2日連続で参加してくれました。
星の好きなまさなお君は、眠い目を凝らして「しし座流星群」を観察しました。
流れ星に願ったのが、なんと「銑、銑、銑」
銑はサンタさんにお願いしたそうです。
そしてタイミングよくこのイベントで馬づくりにも参加できました。
製材所の見学の時にも、社長の話に釘付けです。

将来は木育推進員になりたいそうです!
出来上がった馬がこれ。

まさなお専用の特別仕様、ペダルが二段になっています。

下の段に足を掛ければ、

お母さんにも使えます!

最近は、机の一番目立つところに小さなお家が二つ置かれているそうです。
そんなまさなお君に、きっとサンタさんは銑をプレゼントしてくれるでしょう。
(小野)
- 2012/12/22(土) 20:00:00|
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12月15日(土)岐阜県関市洞戸にある製材所「桑原木材工業」において
My削り馬づくりのイベントを開催しました。
参加者は10組11名、県内はもとより名古屋や遠くは長野県から
木の大好きなメンバーが集まりました。
桑原木材工業は関市内にある唯一の製材所です。
グリーンウッドワーク協会の活動する美濃市にも今はもう製材所はありません。
このイベントの目的の一つは、普段なかなか一般の人が入ることのできない
製材所の現状をたくさんの人達に知ってもらうことです。
桑原社長に木のお話を熱く語っていただきました。

森林インストラクターの長沼さんからは木の性質についてのお話です。

皆さん身を乗り出して説明に聞き入ります。
今回のきっかけになったのが壁に立てかけられているこの材料。

余ったり、はじかれたりしてたまった半端材の有効利用策を
みんなで考えようという取り組みです。
製材所の中を舐めるように見て回った後、早速削り馬づくりです。
先日北海道で実施した道具づくりイベントと同じように、
1人一台ではなく、11人で10台の削り馬をつくります。
穴あけは手回しドリルを使用しました。

ビス打ちはインパクトを使用、5班に別れて作業を分担しました。

お昼休みは敷地内にあるモデルルームで暖かい薪ストーブに当たりながら
意見交換会です。

参加者の方からは、
県産材を購入しようと思ってもどこで買っていいかわからない。
製材所の半端材を一般に売り出せないか?
年に一回(できれば定期的に)製材所を開放できないか?
山積みにされた材を整理して並べるのをボランティアでお手伝いしてもいい。
桑原さんからは
半端材は建築材としての価値は無いが、
だからといっておが粉にするのはもったいない。
一般の人に製材所へ来てもらうのは歓迎する。
有意義な交流の場となりました。
午後からはいよいよ組み立てです。
ナットの締め具合を加減しながら、可動部分を調整します。

そして時間内に10台の馬が完成。

みんなの笑顔がはじけます!
<参加者の感想です>
・木の香りがいっぱい吸えて満腹
・みんなの分業が良かった
・たくさん木に触れることができてストレスが発散できた
・地元にも製材所があるのでこのイベントを参考にしたい
・今日の体験は子どもにとって宝物になる
・この場所とモデルハウスを使えばいろんなコラボが考えられる
・今後の発展が楽しみ
桑原社長からは、
今回使用したヒノキは非常に色合いがきれいで年数のたった材だったので、
完成した馬はみんな優劣つけがたいくらい良いものとなった。
このイベントを通じて洞戸との縁を感じて欲しいとの言葉をいただきました。
また新たなつながりのできたイベントでした。
(小野)
- 2012/12/21(金) 23:10:41|
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いよいよ北海道型足踏みろくろと道産子削り馬のお披露目です。
ろくろを使って木の指輪をつくります。
皆さん夢中になって、いろいろな樹種を削り比べていました。

役場の担当者の太田さんは、街路樹の剪定で出た
「メタセコイヤ」の枝を使って指輪づくりです。

日月さんはオニグルミでつくりました。

首からさげる名札の金具に通して使うというのも
いいアイデアです。

木育マイスターの竹津さんはホオノキを使って何かを削っています。

木育のイベントで使う餅つき用の杵だそうです。

北海道の人達は毎回予想もつかないものをつくり始めます(笑)
削り馬では今回も小さな木のおうちづくりです。

出来上がった作品たち。

今回も個性的なおうちがたくさんできました。

ここ穂別では、北海道らしいグリーンウッドワークの形を
つくり出すために、これから仕組みづくりに取り掛かります。
豊富な森林資源を活かして、つくることだけではなく伝えることにも
力を注いでいかれるそうです。
町の人がふらっと来てものづくりができる、
そんな場所にしたいという声も聞かれました。

今後の北のグリーンウッドワークに注目です!
(小野)
- 2012/12/15(土) 20:08:14|
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北のグリーンウッドワーク体験会3日目の午後は
制作したろくろと馬を実際に使ってみる体験会です。
まずは校庭に出て使う木を調達します。
案内はもちろん木育マイスターで樹木医の日月(たちもり)さん。
専門的なお話にみなさん引き込まれます。
この木は「ヤチダモ」
巨人の王選手が使っていたバットは北海道産のヤチダモだそうです。

ユキムシが冬越しすることでも有名だそうです。
ユキムシとは初雪が降る前に大量発生するといわれるアブラムシの仲間。
本当の名前は「トドノネオオワタムシ」
夏はトドマツの根で過ごすそうです。
シラカンバは遷移の初めに育つパイオニア種。
このまま他の木が育つともう大きくなれないので伐採します。

指輪づくりにはちょうどいい太さです。
オニグルミに含まれるユグロンという物質は、他の植物の成長を妨げる効果があり、
オニグルミの木の下には他の木が育たないそうです。
そのため、この木も伐採します。

日月さんがオニグルミの実のコレクションを披露してくれました。
丸い穴はネズミの食痕、ぐるりと細長いのはリスの食痕だそうです。

さて、この木を今から削ってみます。
つづく (小野)
- 2012/12/14(金) 21:05:20|
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北のグリーンウッドワーク体験会3日目。
午前中は引き続き、昨日の作業の残り、
出来上がった馬を使って、ろくろ用のクサビをつくります。
部材の加工を担当してくださった札幌芸術の森の澤口さんも
駆けつけてくれました。

この部分に差し込みます。

ゴムと紐を結んで、足踏みろくろ北海道バージョンの出来上がり。

この小学校の校舎に常設されるため、
複雑な折りたたみの機能を省きました。
この小学校でずっとグリーンウッドワークを続けていくためには、
道具のメンテナンスは欠かせません。
特に重要なのが刃物の研ぎです。
そこで、森林文化アカデミーの久津輪先生による研ぎ講座が開催されました。

研ぎの経験はあっても専門的な知識をしっかり学んだことがない方が多く、
みな熱心に聞き入っていました。
研ぎの台は何だかわかりますか?

昔、子ども達が使っていた平均台です(笑)
つづく (小野)
- 2012/12/09(日) 17:45:51|
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12月に入り、すっかり冷え込んできましたね。
今年最後のイベントを企画しました。
関市洞戸にある製材所
「桑原木材工業」さんに協力していただき、
製材所で出るヒノキの半端材を利用して、My削り馬づくり講座を開催します。

馬づくりを通して、製材のこと、山の現状のことなどを考えるきっかけになればと思います。
制作した馬を使って積み木づくりも行います。
お子様のクリスマスプレゼントにいかがでしょうか?
今回は盛りだくさんの企画ではありますが、
特別価格8000円で削り馬を持って帰っていただけます。
三本脚の折りたたみタイプの馬です。


狭いおうちでも楽々収納、軽自動車でも持ち運びできます。
普段入ることのできない製材所見学も一見の価値あり!
定員10名までです。
一家に一台My削り馬
是非ご応募ください。
「製材所でMy削り馬をつくって使おう!in桑原木材工業」 日時:平成24年12月15日(土)9時~16時
場所:桑原木材工業(岐阜県関市洞戸通元寺33番地)
内容:
・製材のプロに学ぶ製材所の見学
・My削り馬づくり
・削り馬を使って積み木づくり
・半端材の有効利用を考える意見交換会
参加費:8000円
定員:10名(先着順)
申し込み・問合せ:
greenwoodworker@gmail.com
小野まで
- 2012/12/06(木) 18:35:54|
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北のグリーンウッドワーク、イベント二日目。
化石で有名な穂別の町のメインストリートには、
生きた化石「メタセコイヤ」の並木道があります。
ちょうど紅葉が終わって散りかけているところでした。

一度の体験で終わらせないのがこの取り組み、
継続するためには人(技術の習得)と、もの(道具)が必須です。
二日目のテーマは「北海道産グリーンウッドワーク用品づくり」です。
一日掛けて、6台の足踏みろくろと、6台の削り馬をつくります。
初めに木育ファミリー代表の煙山泰子さんから挨拶です。

この日は、木育ファミリーの道庁関係者の方々、ネオスの方々、
木育マイスターの方々、地元穂別からは役場の方々、一般の方々などなど、
道内から20名を越す参加者が集結しました。

まずは二人一組になって部材に穴を開けていきます。
予めつくっておいたガイドの治具を部材にセットして、
電動ドリルを使ってどんどん開けていきます。

夏に引き続き連続で参加してくださった方も多くおられて、
本当に感謝に堪えませんでした。

この日の最大のお楽しみは、ワンコインランチです!
見て下さいこのメニュー。

穂別産の新米は知る人ぞ知るブランド米です。
そのほか地元の食材がずらりと並んでなんと500円。
美味しくてたくさんおかわりしてしまいました。
地元の方が、「小学校に久しぶりにたくさんの笑顔が集まった」
と言っておられたことが印象的でした。

まるで給食のようですね。
これこそ、木育の拠点が目指す姿ではないでしょうか。
午後からはいよいよ組み立てに取り掛かります。

同じ部材がずらりと並ぶと壮観です。

そして、開始から6時間後、
6頭の道産子とろくろがほぼ完成しました。

つづく (小野)
- 2012/12/05(水) 23:50:08|
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11月23日から25日にかけての3日間、
北海道むかわ町穂別の旧和泉小学校の教室を使って、
「北のグリーンウッドワーク体験会in穂別」が
開催されました。

今年
8月のイベントに続く第2弾、
主催は
木育ファミリーです。
この小学校の廃校を木育の拠点とすべく、
役場(行政)と木育ファミリー(民間)が連携して、
この取り組みに当たっています。

一日目はまず、翌日の準備です。
穂別産のカラマツ材を苫小牧広域森林組合で伐採・製材し、
札幌芸術の森の工房で加工された部材がこちらです。

これを使ってグリーンウッドワークの道具をつくります。
準備作業中、外には雪が舞ってきました。

本格的な冬はもうそこまで来ているようです。
夕方は、岐阜県立森林文化アカデミーの久津輪先生による
「森と木の就職・転職セミナー」が開催されました。

穂別と岐阜の人的交流につながるとうれしいです。
つづく (小野)
- 2012/12/04(火) 18:58:04|
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