竹部会では、犬山市 木曽川鵜飼の鵜匠のお二人に鵜籠作りを教えることになりました。
木曽川鵜飼で使われているのは、鵜を2羽入れて運ぶ、「ふたつざし」と呼ばれるもので、4羽入れる「よつざし」の様に丸くは無く、上から見ると小判型をしていて、胴は真っ直ぐ立ちあがっています。(奥にチラッと見えているやつ)
流石にいきなり原寸は無理だってんで、先ずはミニふたつざしのヒゴ作りから。

編み。
普段から腰蓑や鵜飼舟(!! 但し実際には使ってない)など仕事の道具は自作している方々でも、やはり手こずっていらっしゃる。

取り敢えず完成。
真ん中は小生ので、ちょいと短い端材を使ったんで寸足らず。

上から。
底に刺した力竹の向きと小判型の向きが、みな微妙に違ってる。ま、最初はこんなもんさ。

で、ミニが出来たから次は原寸、というわけでヒゴ作り開始。
流石にミニ鵜籠をたった1個作っただけでいきなり原寸はきついのではあるまいか、とは思えども然り乍ら、色々とね、ありましてね、ともかくやることにしました。

年明けも早々から再開します。
12月から2月までの期間限定の9日間ですが、何とかその間に、原寸のふたつざしの形にしたいものです。
(キト)
- 2013/12/28(土) 16:39:39|
- 竹細工の技術継承
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椅子づくり参加者の渡辺洋平さんからお便りが届きました。
渡辺さんは木工機械や刃物などの通信販売を手掛けている専門店「オフ・コーポレイション」の実店舗「工房スタイル」を経営されています。
>>>オフ・コーポレイションのHP>>>工房スタイルのHP椅子は工房スタイル店内のお客さんがちょっと座れるスペースにマイクアボットさんの本と一緒においてあります。

その椅子に座ってお茶を飲んだり、読書したりしてもらっているそうです。

椅子自身も話題のタネにも一役買っているとのこと。
本当に嬉しく思います。
「改めて、いい椅子が出来ました。」との感想をいただきました。
ありがとうございました。
(小野)
- 2013/12/28(土) 08:00:04|
- グリーンウッドワーカーの紹介
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今年の9月と10月の6日間掛けて行われた椅子づくり講座の参加者の方からお便りが届きました。
岐阜県山県市で1級建築士事務所を経営している田中伸裕さん。
>>>田中伸裕建築事務所のHP事務所の打合せ椅子として使われているそうです。

若干、艶っぽさが出てきたそうで飴色とまでは行きませんが色づいてきたとのことです。

田中さんはご自身のブログでも椅子づくりについて詳しく紹介してくださっています。
>>>1日目>>>2日目>>>3日目>>>4日目>>>5日目>>>6日目>>>完成>>>あかりアート大事に使ってもらっているようで嬉しいです。
(小野)
- 2013/12/26(木) 16:33:50|
- グリーンウッドワーカーの紹介
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12月23日(月)岐阜県郡上市明宝の
中間支援組織「ななしんぼ」のコミュニティカフェにおいて、手づくりのクリスマスツリー講座が開催されました。
参加して下さったのは、小学生の子どもたちや親子連れ、地域の方などたくさんの方々にお越しいただきました。


削るため道具は「削り犬(シェイビングドッグ)」

どうですか。ワンちゃんの顔に見えるでしょ?
木の本体を銑で削った後は、お星様をつくります。
クッキーの型でくり抜いてみました。
![DSC_0846[1]](https://blog-imgs-46-origin.fc2.com/g/r/e/greenwoodwork/20131225141204d20.jpg)
生木だからこそできる技です。
加減がなかなか難しいのですが、きれいに割ることができました。てっぺんにお星様を乗せて完成です。


こんな素敵なクリスマスツリーができあがりました。

この日の夜は、地域の方々が集まってクリスマスパーティーが開かれました。
![DSC_0840[1]](https://blog-imgs-46-origin.fc2.com/g/r/e/greenwoodwork/20131225141201e77.jpg)
最後に皆さんの笑顔をお届しましょう!

![DSC_0888[1]](https://blog-imgs-46-origin.fc2.com/g/r/e/greenwoodwork/20131225141248a54.jpg)
![DSC_0851[2]](https://blog-imgs-46-origin.fc2.com/g/r/e/greenwoodwork/20131225141154051.jpg)
メリークリスマス!
(小野)
- 2013/12/25(水) 14:27:39|
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久し振りに迫間の竹林から報告します。
今年の7月から毎月1回の定期整備を行ってきましたが、今回は我々竹部会の他に、アカデミーの先生と学生、木曽川鵜飼の鵜匠さん、協会のメンバーなど全部で10人が集まりました。
前回と同じく入口付近のごちゃごちゃの片付けの他、今まで手を付けられないでいた奥の方の、竹林が終わりかける辺りも整備しました。
御覧の通り、伐っても伐っても、ひん曲がったのやら枯れたのやらが残っています。
ホント、果てが無い。

入口に近い方から奥を見て。

で、今回も先輩からの差し入れです。
これは”ジンジャーカルピス”なるものを飲んでいるところ。
カルピスに、卸したショウガを入れて飲むだけのことなんだけれど、いや旨かった。

先輩は昼食用に豚汁も用意して下すって、いやホント、旨かった。
流石に師走となると、動いてないとすぐに冷えて来るので、これは助かりました。

今回は欲張って午後も作業を続けました。(流石に疲れた)
参加していただいた人数も多かったので、今までよりは進みましたね。
明らかに竹の間隔が空いてさっぱりしてきました。
次回は1/8(水)。
(今回よりもっと寒いんだろうな。やだな。 キト)
- 2013/12/21(土) 14:11:27|
- 竹細工の技術継承
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つくった積み木を前に、グループごとに発表していただきました。

ゴールを設定しない講座でしたが、主催者側の想像を超える作品が並びました。
この講座の企画段階からアドバイスをいただいていたのが、ぎふグッド・トイ委員会支部長でおもちゃコンサルタントの浅野美香子さん。

総評では、
「参加者の皆さんの個性が出ていてよかった。」
「木の皮を残すところが、グリーンウッドワークらしくて良かった。」
というコメントをいただきました。
「丸太から食材」は積み木じゃないんじゃないかという意見もありましたが、いえいえそんなことはありません。
ネギや卵焼きを積み上げれば立派な積み木です。

「積めそうで…」は逆に転がしてみると、不思議な動きで楽しいですね。

視点を変えるといろいろな遊び方が出来ることを浅野さんから教わりました。
参加者の方からは、
「生木の感触が良かった。」
「木を削るといい香りがした。」
「愛着が出てずっと触っていたい。」
「機械の音がしないのでストレスフリーで作業が出来た。」
「一本の丸太からつくることは、鶏をつぶすのと似ている。」
「たくさんの子どもたちに体験させてあげたい。」
そんな感想をいただきました。
今回の取組みは私たちにとっても、たくさんのヒントをいただけたそんな講座でした。
参加者の皆様、ありがとうございました。
小野
- 2013/12/14(土) 08:01:02|
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グリーンウッドワークは小さなお子さんにも大人気。
足踏みろくろの高さを調整すれば、就学前のお子さんにも使っていただけます。

普段から子どもには刃物を使わせるようにしているというお父さんもいらっしゃいました。
そんな風に育った子は、本当に器用に刃物を使いこなしていました。

これもまた木育ですね!
さあ、これはいったい何になるのでしょうか?

テーマは「積めそうで、積めなさそうで、積める積み木」

たくさん集めるとほら、「ハウルの動く城」みたい

お孫さんのクリスマスプレゼントにと可愛いおうちをたくさんつくった方もいらっしゃいました。

丸っこい形とパステルカラーの屋根がかわいいですね。
これは、小学生の子がつくったロケット

こちらは、一面だけきれいな色を塗ってお花や果物をつくってみました。

色を取り替えて、並びかえれば何が出来るかな~
想像の幅も広がりそうです。
つづく(小野)
- 2013/12/13(金) 08:18:31|
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我々竹部会が作業している番屋2号館の近所の奥さんが、作業場に置いてある笊を見て注文してくれました。
もっと外径が大きいものをということでしたが、小生はもちろん引き受けました。
但し作ったのはこのお方。
1個目を作った段階では、あちこちマズイところがあって2個目を作り直しました。
右が1個目、左が2個目。

この写真では、違いは解らんのですが・・・

深さの違いは良く解りますね。

番屋2号館で竹細工をやっていると、ときどきこうやって注文をいただきます。
直に作業を見た人からであったり、作ったものを見た人からであったり、師匠の石原さんや、森林文化アカデミーを経由したり。
少しずつですが認知されつつあるということでしょうかね。
(キト)
- 2013/12/12(木) 16:49:40|
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今回の積み木づくりはほとんどの方がグリーンウッドワーク初体験でした。
練習を含め約3時間という実技の時間の中で、足踏みろくろで球をつくる技術をマスターした方もおられました。

きれいな丸をたくさんつくって、さて何が出来るのでしょうか?
たくさんの三角の積み木、
切りっぱなしではチクチク痛いため、紙やすりを使って面取りします。

そして着色。

四角い積み木は並べたときに模様が繋がるようになっています。

おもちゃコンサルタントの知恵です!
そして出来上がったのがこちら。

テーマはもちろん「クリスマス」
おとぎの国に迷い込んだような雰囲気になります。
つづく(小野)
- 2013/12/12(木) 08:40:31|
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生涯学習「グリーンウッドワークの木育講座」では、参加者を4つのグループに分けて、それぞれテーマを決めて積み木づくりに取り組んでいただきました。
足踏みろくろで丸いかたまりを削っていますね。

これを一つずつ切断して着色します。
使うのはアクリル絵の具。

水溶性で水に溶いて使えますが、乾くと耐水性になります。
色は「ジャパネスク和カラー」という和風の色をそろえました。
これは「赤かぶ」ですね!

里いもはもうそのものといった感じ。

これ「なすび」ですね。

ちゃんと内部も再現されています。

このグループのテーマは「丸太から食材」
いつの間にか木工というより、お料理になってきましたね(笑)

おいしそうな積み木の出来上がりです!

つづく(小野)
- 2013/12/11(水) 08:00:02|
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平成25年12月8日(日)岐阜県立森林文化アカデミー森の情報センターにおいて、生涯学習講座「グリーンウッドワークの木育講座~人力の道具を使って丸太から積み木をつくる~」が開催されました。
この講座は、アカデミーとグリーンウッドワーク協会の共催で行われました。
広葉樹の森を整備している方、木工の勉強をしている方、子どもたちに工作を教えている方、おもちゃコンサルタント、木育インストラクター、おもちゃ病院に関わっている方、木のおもちゃのお店を経営している方、保育士さん、お子様を含めた家族連れなどなど、さまざまなジャンルの方々にご参加いただきました。

グリーンウッドワークの説明の後、アカデミーの学生の神谷さんから材料の「エゴノキ」についての説明がありました。

和傘の材料に使われるエゴノキを美濃市の山から伐り出す「エゴノキプロジェクト」が人と人、人と森とをつないでいることが説明されました。
今回積み木づくりに使うのは、和傘の材料として使えない太い径のものや細く曲がったエゴノキです。
地域資源に付加価値をつけることが目的です。
もちろん、丸太の状態から割ったり削ったりします。

このあと、参加者の方々に自由な発想で積み木づくりに取り組んでいただきました。
つづく(小野)
- 2013/12/10(火) 11:46:24|
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そば笊作り講座の3日目(最終日)を実施しました。
参加者全員やる気満々で、指導するちずさんの実演を熱心に見ています。

最初に作るのは笊の上縁(うわぶち)で、ヒゴを柾割し、根元は割らずにくっつけたままにしときます。
割ったヒゴの幅が均しくならないと後の作業が困ったことになる、ケッコウ難しい作業です。

次に作ったのは外縁(そとぶち)。ずれ止めのための針金を通す穴をあけているところ。

いよいよ笊の本体に上縁、下縁、外縁を組みつけていきます。
これがまたケッコウ手強い。
実演を見る皆さんの目つきも、自ずと真剣になっていきます。

クランプで笊に縁を取り付け、針金で順に固定していくんですが、皆さんが作った上縁の出来が試されます。
針金もブチブチ切るし、やっぱり手強い。

真ん中のお方がこの講座の真の師匠、ではなくて、この後で食べる笊そばを作ってくれる方でして・・・
なんでここに居るか??

で、参加者のお一人が持参して下さったワサビ。良い香りでした。
横の徳利は、残念ながら酒ではなくてそばつゆ。

そばとセットで用意して下さったた漬け物と竹の器。
カッコいいし、美味かったなぁ。

自分で作ったそば笊にそばを盛り、自分で作った箸でいただきます。
おっと、その前にワサビをすりおろして。
ゼイタクをいただきました。

参加して下さったみなさんと完成したそば笊。
竹細工初心者のみなさんにとって、今回のそば笊は結構難しいものだったはずなんですが、予想以上の出来に仕上がりました。
我々もホッとしてます。

来年の春にはもう一度そば笊作りの講座を開きます。
詳細は改めてご案内します。
(キト)
- 2013/12/09(月) 20:55:21|
- 竹細工の技術継承
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クリスマス特別企画☆
グリーンウッドワーク「手づくりのクリスマスツリー講座」のご案内です。
12月23日(月・祝)三連休の最終日、天皇誕生日に
岐阜県郡上市明宝の「ななしんぼのコミュニティ・カフェ」で開催します。

制作時間は約1時間。
お好きな時間を選んでご参加いただけます。
グリーンウッドワーク
手づくりのクリスマスツリー講座と き:平成25年12月23日(月・祝)
場 所:コミュニティ・カフェ/ななしんぼ
(岐阜県郡上市明宝二間手361番地)

参加費:1200円(ワンドリンク付き)
時 間:
第1回 10:00~
第2回 11:00~
第3回 13:00~
第4回 14:00~
(予約制としますが、空きがある場合は随時受付)
対 象:お子様から大人までどなたにもご参加いただけます
(小学校低学年以下のお子様には大人の補助が必要な場合があります)
お申込み・お問合せ:
住所・氏名・年齢・性別・電話番号・希望の時間を記入の上
下記アドレスまで
greenwoodworker@gmail.com
NPO法人グリーンウッドワーク協会 小野
ななしんぼのコミュニティ・カフェとは?
気軽におしゃべりできる場所という意味で、人と人の交流を大事にした場所をさします。
ちょっと顔を出してほっとできる場所…そして、そんな空間での様々な出会いから、
地域を元気にするアイディアが生まれること…。
人が集い、生み出すことを目的に「カフェギャラリースペース」「レンタルキッチン」
「ものづくり工房」が一体となった場所づくりを目指しています。
地域の皆さんの自由な発想で自由な使い方ができる場所。
それが、ななしんぼのコミュニティカフェです。
もちろん、一息ついてもらうためのドリンクなどご用意しております!
(郡上市明宝 中間支援組織 ななしんぼHPより抜粋)
↓NPO法人ななしんぼのHPは以下をクリック
>>>ななしんぼ
- 2013/12/09(月) 12:03:31|
- 森工塾・講座のご案内
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12月1日(日)岐阜県各務原市の岐阜木材流通団地協同組合・組合事務所において、足踏みろくろを使った木のスプーンづくり講座が開催されました。

この日は隣の愛知県、そのまた隣の静岡県からの参加者の方もみえました。
皆さんがスプーンづくりに取り組んでいる間に、ロケットストーブで調理中。

燃料は午前中に割ったり削ったりした木端。
少し生の木でも火の勢いで案外燃えてくれます。
出来上がったのは、あったか~い白玉ぜんざい。

組合会館を貸して下さっている岩出さんがつくったカッティングボードに乗せるとなかなかいい絵になりますね。
完成したスプーンを使って試食です。


「今までつくった中で一番納得のいく形!」


「匙面に土手が出来て食べにくい?」

「今までに木のスプーンをつくったことはあるがこんなつくり方は初めてで新鮮だった。」
「雑誌の掲載記事を見ていつか参加したいと思っていたので、参加できてよかった。」
そんな感想をいただきました。

これからもスプーンづくりは定期的に開催していきます。
こんな物食べてみたいというリクエストもお待ちしています!
(小野)
- 2013/12/06(金) 10:54:27|
- ┗ スプーンづくり
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