10月24日(土)・25日(日)の二日間、
長野県北安曇郡小谷村(おたりむら)へ行ってきました。
この講座のきっかけは、
今年3月に実施した
大北林研グループの研修です。
この研修に参加した小谷村の北村さんの熱い想いにより実現しました。
まず、講座を開催する大網という集落を歩いていると、
道端でのお茶会にお呼ばれ。

昔からこの辺りで食べられているという「ビスケットの天ぷら」に感激し、
皆さんに温かさに包まれて、
あっという間にこの村を好きになってしまいました。

この講座は、長野県の「集落再燃モデル地区支援事業」の一環で開催されました。
実行委員会メンバーの北村さんが、
山を活かす取り組みとしてグリーンウッドワークに着目しました。

(↑北村さんら「くらして」のメンバーが拠点とする「土の家」)
二日間でろくろを使ったスプーンづくりと、器挽きの体験を行いました。
使う木は、参加者の中の数名が事前に近くの山から伐ってきました。
ホオノキ、ヤマザクラ、イタヤカエデ、ミズメ、アズキナシ、ケヤキ、
そして今後有効利用を図りたいスギなど、様々な樹種を使っていただきました。

参加者は、地元の方々と、移り住んだ若者たち。

最近は講座内容も改良されて、一日でスプーンづくりを実施することが増えてきましたが、
この講座では、じっくり取り組んでいただくために、あえて二日間の講座としました。

(廃校となった元小学校が今回の会場です)
お茶の時間にはクロモジ茶と手づくりのお菓子や漬物が並び、
疲れた体を癒してくれました。

夜には懇親会も開催していただき、地元の食材でおもてなしいただきました。

参加者の皆さんには思う存分木を削っていただき、
充実の二日間となったのでは無いでしょうか。

<二日間の講座を終えた皆さんの感想です>
木によって色や堅さが違い、おもしろかった

山の木を見て、この枝はあれつくれそう等、見る目が養われた
道具は人と人を結びつける
機械(ろくろや馬)も自然なモノ(木)でできていてびっくり

イメージするのを楽しみ、
イメージ通りにならなかったけど、
イメージ以上のものができて、幸せ

削り屑も畑に戻る、大網の地のものが大網に戻るのを感じられて感慨深い
久しぶりにマジになった
マジに「させる」のではなく、マジに「なる」ところがいい
ますますろくろが欲しくなった
大人はいいよな、学校行かずこんな楽しいことばっかりやって

お年寄りから子供まで、夢中になって過ごしたこの時間は貴重

なべちゃん(北村さん)が以前からいいいいと言ってたのが分かった

子供といっしょに、おじちゃんたちといっしょにできて、良かった

祭りとは別の機会でみんなの行事ができてよかった。胸いっぱい

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大網集落の再燃は間違いないと実感した、そんな二日間でした。
参加者の皆さん、ありがとうございました。
- 2015/10/30(金) 08:43:35|
- ┗ スプーンづくり
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10月21日(水)~23日(木)の3日間、
一般財団法人地域活性化センター主催の
地方創生実践塾「木育から子どもを真ん中においたまちづくりへ」が
美濃市の森林文化アカデミーで開催されました。

全国各地から約30名の受講者が集まり、
私たち美濃市放課後ランド実行委員会がスタッフとして参加、
美濃市の人的資源をアピールさせていただきました。
二日目午前のフィールドワークでは、
美濃市古城山環境保全モデル林において、
ろうきん森の学校などの活動を紹介しました。

遠く長崎の離島で地域活性に取り組んでいる方、
美濃市内に住んでいるのに初めて古城山の森へ来た方、
行政の方、地域おこし協力隊の方など、
いろいろな方に興味を持っていただきました。

午後の放課後ランド体験では、
竹部会の鬼頭さんのところに黒山の人だかり!
身近な資源としての竹の利用について、
興味をお持ちの方が非常に多いようでした。

子どものいない放課後ランドでしたが、
童心に返った大人たちが大はしゃぎ!
森の座禅も大好評でした。

しかし、合図を鳴らす「木版(もくはん)」の木槌を忘れてしまいました。
それならばと、即席グリーンウッドワーク講座!

グリーンウッドワークの魅力を体感してもらいました。

この研修会での私たちの目的の一つは、
外部の目から美濃の資源を掘り起こしてもらうことでした。
その意味でも非常に刺激的な時間を過ごすことができました。

参加者の皆さん、講師の皆さん、
そしてこの研修会を一緒につくり上げたスタッフの皆さん、
ありがとうございました。
(小野)
- 2015/10/30(金) 00:41:21|
- ┗ その他イベント等
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11月のろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)は
秋のガイドハイクとグリーンウッドワーク体験です。
ネイチャーガイドの福ちゃんと一緒に晩秋の古城山の森を散策します。
この頃はちょうど紅葉が見ごろかもしれません。
お昼は里山ごはんをご用意。
秋の味覚をご堪能いただきます。
午後からはグリーンウッドワークのクリスマスツリーづくり。
森から伐ったばかりの木を削ってつくります。
一足早めにクリスマスの準備をしましょう。
ろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)秋のガイドハイクとグリーンウッドワーク体験日時 平成27年11月28日(土)10:00~15:30
場所 美濃市古城山環境保全モデル林(美濃市吉川町)
定員 10組
参加費 大人1000円・小学生以下500円(お昼ご飯を食べない乳児は無料)
お申し込み・お問い合わせ
氏名・年齢・性別・住所・電話番号・携帯番号を記入の上
下記アドレスまで
greenwoodworker@gmail.com
- 2015/10/28(水) 14:54:39|
- 森工塾・講座のご案内
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10月17日(土)
秋晴れの美濃市古城山環境保全モデル林において、
「ろうきん森の学校岐阜地区」開校式が盛大に執り行われました。
式典では労働金庫連合会の中江理事長らからご祝辞をいただきました。

ご列席の皆さんに座っていただいた椅子は全てグリーンウッドワークでつくられた木の椅子。
協会会員や講座の参加者の方々から、合計46脚の椅子が集まりました。

看板の除幕の際は、グリーンウッドワークらしさを演出するために、
クリの丸太開きを行いました。

中に枝など入っていないか心配でしたが、5本全てきれいに真っ二つに割れてくれました。

黄金の大ハンマーが輝いています!

森の学校の看板前で参加者全員の集合写真
看板の躯体は、岐阜証明材のヒノキ製です。

開校式の後は昼食を兼ねた懇親会です。
料理は全て会員の手づくりで「おもてなし」させていただきました。

地元の食材をふんだんに使ったお料理です。

漁師さんがモリで突いて獲った鮎も振る舞われました。

午後からはグリーンウッドワーク体験会を実施。
足踏みろくろを使った木の指輪づくりを楽しんでいただきました。

フォーマルな衣装から動きやすい服装に着替えていただいてやる気満々、
その気概が嬉しいです。

開校記念に焼きペンで日付を記入

皆さんそれぞれこだわりの指輪が完成したようです。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

今回の開校式のために協会でスタッフTシャツを用意しました。
銑の形をあしらったデザインです。

全てが手づくりの開校式でしたが、
無事に開催できたのは協会スタッフのサポートがあればこそです。
木の椅子を貸してくださった方、
食事の準備をしてくださった方、
会場の準備・片付け、駐車場の誘導、司会進行、
看板の制作、Tシャツのデザイン、などなど、
本当に感謝しています。

これからの10年もよろしくお願いします。
(グリーンウッドワーク協会 理事長 小野敦)
- 2015/10/20(火) 22:11:47|
- ┗ ろうきん森の学校
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10月12日(月)美濃市の古城山の森で、おんぱくプログラム二日目、
ろうきん森の学校「七種類の樹で七色の森の色えんぴつづくり」を開催しました。

前日とは打って変わって気持ちの良い晴天となりました。
まずは森を案内しながら、色えんぴつにちょうどいい太さの木を採取していただきます。

株立ちしている木は細い幹をいただきます。

高枝伐りで、細い枝を少しだけお裾分け。

わからない樹種は、検索表で調べます。
これには、お父さんお母さんが案外興味を持ってくれました。

町に近い里山林の古城山の森は暖温帯という植生区分に位置します。
コナラ、アベマキ、アラカシ、ホオノキ、クリ、ヤマザクラ、ヒノキ、
コシアブラ、サカキ、ヒサカキ、ネジキ、アセビ、カナメモチ、
スラッシュマツなんて木もありますよ。
前日とはまた違った植生、
いろいろな違った森で
その森ならではの色えんぴつづくりなんてのもいいかもしれません。
どの木をどの色にしようかな?

完成した色えんぴつには、
何の木か忘れないように、しっかり名前を書いておきます。

夫婦で協力

家族で一緒に頑張ったよ

前日の不便な森に比べて、
水も電気も建物もある、町から近いこの森は、
本当に恵まれた場所なんだなと実感しました。

これからも、この森ならではの取り組みを展開していこうと思います。
(小野)
- 2015/10/20(火) 12:00:00|
- ┗ ろうきん森の学校
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10月11日(日)郡上市白鳥の「ものもりの森」において、
長良川おんぱくプログラム「七種類の樹で七色の森の色えんぴつづくり」を開催しました。

昨年のおんぱく「恵みの森の椅子づくり」は二日間とも雨に祟られ、
室内での開催となりましたが、
今年は小雨ながらも森の中での作業を決行しました。
まずは、ものづくりで森づくりネットワーク(モノ森ネット)の山口さんが森の案内をします。

今年も「清流の国ぎふ地域活動支援事業」の補助を受けて作業道が整備されました。
森に道ができると、こうやって人が集まります。
森の中にどんどんと人に入ってもらうことが、モノ森ネットの願いです。

参加者の皆さんに気に入った落ち葉を拾ってもらいました。
ミズナラやブナ、カエデなどなど、この森にはたくさんの樹種が見られます。

早速手ノコを片手に色えんぴつづくりの材料調達です。

標高1100mに位置するものもりの森は、中間温帯という植生区分に当たります。
ヤマモミジ、コハウチワカエデ、ヒトツバカエデ、
リョウブ、シロモジ、アオダモ、ミズメ・・・
少し肌寒く雨が降ったりやんだりのすっきりしない天気でしたが、
参加者の皆さんはそんな森でも楽しみながら参加していただけたようです。

終了後に皆さんからいただいた感想をご紹介します。
気持ちの良い空気、青々した緑の葉っぱ、凛とした木たち、
柔らかいのにしっかりした土、鹿の声、晴れたり大雨な大自然、
暖かい焚き火、おなじくらい森にあたたかい人たち。

そんな素晴らしい日に、家族で色鉛筆を作りました。
世界に一つ(≧∇≦)感動です
あぁ、なんて贅沢。

小さい息子たちだけど
小さいからこそ、おもったり、感じることがきっとある。

子どもには、いろんな経験をさせたいよね。
できるできない、より、見るだけでもいい。においや景色、親子で体験する喜び
親のほうも、のびのび生き生き参加!

木をいただいて色えんぴつをつくった
木に堅いもの、柔らかいものがあるなんて今まで思わなかった
いつも使っている色えんぴつに負けないくらい、自分では上手く出来たと思います!!
森の中に入った瞬間一気に寒くなりました。なぜだろう?
いや~それにしても「く・う・き」きれいでしたね。
吸うたびにきもちかったです!!
皆さんにお会いして
こんなに優しい人見たことない!!!!って思いました。
色鉛筆大事にします!!!!!

秋深まる森で
焚き火とコーヒーは最高のおもてなしでした。

ディープな森でだからこそです♪
焚き火はうちの子たちは大喜びでした。
ブナの実を食べたり野生動物を感じたり、焚き火の有り難さが身にしみたり。

子どもたちには、大人には不便な環境くらいがちょうどいい。
何よりグリーンウッドワークはこの環境で行うのが似合いますね。
素敵な1日でした。

この講座は、平成27年度清流の国ぎふ地域活動支援事業の補助を受けて実施しました。

(小野)
- 2015/10/19(月) 23:49:41|
- ┗ その他イベント等
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美濃和紙あかりアート展で全国から集まった多くの作品がうだつの上がる町並みに並ぶ日、竹細工のあかりワークショップを行いました。
23組(親子は14組)の皆さんに参加していただきました。
真竹のヒゴで六つ目編み、落水紙と呼ばれる和紙を張って、仄かなあかりを楽しみます。
参加者の作ったあかりを並べました。

編み作業はこんな雰囲気で。

六つ目編み
小学生も挑戦、手際よく編めました。

和紙を張ります。
どうしても糊を付けすぎるんですよね。

糊が少し乾くまでの間、あかりの台にする丸竹を割って、六つ目を差し込むための溝を鋸で切り込みを入れます。

糊が少し乾いたら、六つ目の周囲を六角形に切って・・・

六角形の周囲にマスキングテープを貼って、完成。

みなさんが無事に完成しました。
お家でも楽しんでくださいね。
このワークショップは、美濃市文化遺産活用実行委員会の主催で行いました。
(キト)
- 2015/10/10(土) 23:07:01|
- 竹細工の技術継承
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10月4日(日)郡上市白鳥六ノ里の広葉樹の森で
木のスプーンづくりを行いました。
参加者は、愛知県蒲郡市で工房塩津村を主宰する
井崎正治さんの下で修行中の若者4名です。
普段は乾燥した木を扱っている方々ですが、
はじめて生木の加工に挑戦していただきます。
この森では「ものづくりで森づくりネットワーク」と共同で
森の整備を目的とした道づくりを行っています。
この日に使う木は道づくりの支障木としてつい先日伐採されたばかりの生木です。
(この道づくりは岐阜県の森林環境税を財源とした
地域活動支援事業の補助を受けて実施しています)

電気のつながっていない山奥
頼りになるのは人力だけです。

樹種はヤマモミジ、ホオノキ、ヒトツバカエデ、ミズメ、アオダモの木を使います。

クサビで割ってみると、きれいにスパッと割れるホオノキ(右)に対して、
繊維が交錯しているヤマモミジ(左)はなかなか手強いようです。

森の中に削り馬を並べて削りはじめます。
やっぱりグリーンウッドワークにはこの風景が一番似合います!

遠くにシカの鳴き声を聞きながら、シュルシュルとろくろ削り。
クサビで割るのは大変だったヤマモミジも、ろくろ加工の際は非常に削りやすい木でした。
木の性質は奥深いですね。

流石、普段から木工に携わっている方々は、刃物づかいもすぐにマスターしてしまいます。

ろくろで成形した木片をマンリキで半分に割ってスプーンの形に更に成形していきます。

そして出来上がったスプーンたち。

つくったばかりのスプーンを使って、
恒例、リトルパイン特製ババロアの試食です。

「加工は苦労したけど、とても食べやすいスプーンができてよかった」
という感想をいただきました。

その他に
「木を割ることで、木の性質が良く解る」
「回転加工の方法が面白かった」
「木を伐る人とつくる人の連携が重要」
「森の中で木がどういう風に生えているのか気にせずに使っていた。」
「今までと違った形で木を見ることができる。」
などなど
前日の森の研修も含めて二日間で多くのことを学んでいただいたようです。
これからも同様の研修会を続けて行ければと思います。
(小野)
- 2015/10/10(土) 16:37:00|
- ┗ スプーンづくり
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9月27日(日)と28日(月)の二日間、
岐阜県立森林文化アカデミーを会場として
岐阜県主催の「ぎふ木育大交流会」が開催されました。
県内外から「森のようちえん」や「プレーパーク」などの関係者や
これから始めようとしている方が集結、
二日間合わせて、延べ700人を超える参加者が集まりました。
私たちグリーンウッドワーク協会は運営のお手伝いをさせていただきました。

いくつかのテーマに分かれて分科会が開催されましたが、
古城山環境保全モデル林では
「森のようちえんにとって好ましい場所づくりは?」と題して
森林文化アカデミーの萩原ナバさんを講師として開催されました。

50人の参加者にグループに分かれて森を歩いてもらった後、
この森で何ができるかを考えて、段ボールにまとめ、
管理棟のデッキをステージにして発表してもらいます。

こんな提案がありました
子どもたちが自由に使える道具置き場
夜の森を探検
火が使えるかまど
水路をつくって水遊び
洞穴で雨宿り
森の音楽会
ハンモック
冬はそり滑り
ロープに籠を吊るして斜面を引っ張る
などなど
子どもたちには森さえあれば何もいらない、
最初から何でも用意しておくと子どもたちの生きる力が養われない、
何て意見もいただきました。
お父さんお母さんが楽しめる場所づくりも必要ということで
山Bar(森のビアガーデン)
ママが日除けでくつろげるスペース(子どもの見守りスペース)
大人の秘密基地(母親が悪さをする基地)
3日間サバイバル体験!
(結局自分たちが遊びたい!)
などなど、たくさんのアイデアをいただきました。
古城山の森の魅力を外の目から見ていただく良い機会となりました。

たくさんの熱い思いが混ざりあい、新たなつながりもたくさん生まれたこの大交流会。
これから自分たちに何ができるか問い続けながら、また新しい未来を切り開いていきたいです。

(小野)
- 2015/10/10(土) 00:10:51|
- ┗ その他イベント等
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9月25日(金)三重県大台町の宮川森林組合を訪ねました。
広葉樹の植樹に関する先進的な事例を学ぶことが目的です。
この地域ではシカによる食害が多く発生しています。
人工林の伐採地に広葉樹の苗を植えても跡形もなくシカに食べつくされてしまいます。
その対策としてパッチディフェンスという小区画のフェンスで植栽地を囲っています。
これは、シカに檻として認識させる効果があるそうです。

植える木は適地適木
その立地環境にふさわしい樹木を選定して植えます。
そして、遷移の最終形から逆算して先駆種と遷移中期・後期の樹種を配置します。
木は一本の力で大きくなるのではなく、隣り合う樹木との関係性を保ちながら大きくなっていくのだそうです。
早く生長して寿命の短い先駆種が直射日光や強風を遮り、ゆっくり成長する遷移中期・後期種が生育するための環境をつくります。
また、3本一組で植樹する「巣植え」を行うことにより、早く伸びようとする性質を発揮させたりもしています。
この植栽地は平成19年に植えられたもので、8年生の林です。

植栽に使われる苗は地域の方々が種(たね)から育てています。
もちろん種は地域で採れたものを使用、地域性苗木の生産システムが構築されています。

今年から始めた白鳥六ノ里での広葉樹の植樹において、利用可能な目から鱗の技術をたくさん学ぶことができました。
また、古城山のろうきんの森でもこの技術を試してみたいと思います。
そして早速、地域性苗木をつくるために古城山に栗拾いに行ってきました。

将来の森づくりを夢見て構想は広がります。
(小野)
- 2015/10/07(水) 00:22:19|
- その他
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シルバーウィークの9月20日(日)~23日(水)の4日間、
奈良県山添村でゴッホの椅子づくり講座が開催されました。
場所は、ペンション アートスコープはかた、
東は千葉、東京、西は大分から10名が参加、
宿泊施設の敷地で4日間の椅子づくり合宿です。

講座の企画者は、昨年森林文化アカデミーで開催された椅子づくり講座の参加者の松村さんと伊藤さん。

(松村さん夫妻)
岐阜で開催している椅子づくり講座を是非地元で開催したいという思いから、講師に呼んでいただきました。

(伊藤さん)
今回の講座のために新調された削り馬。
主催者の意気込みが伝わってきます。

材料は、奈良県吉野のヒノキです。

節が少なく非常に割りやすく削りやすかったため、
細く長い材料も木取りが楽でした。

手前の椅子は参加者の方が持参してくださったラダーバックチェア。
次はこの椅子がつくりたいねという話で盛り上がりました。

三日間、皆で協力しながらひたすら削って、穴をあけて、組み立てて、

三日目終了時点で半数のフレームが組みあがりました

そしてその日の夜はBBQ
ビールを片手に夜遅くまで盛り上がりました。

最終日は、
神野山木工館に場所を移して
残りのフレームの組み立てと座編みです。

四日間連続でくたくたになった参加者の皆さん、
それでもフレームが組み上がるとテンションUP

座編みも完了して満足度が更にUP

皆さんの笑顔がこの四日間の成果を物語っています。

最後はいつも恒例の、つくった椅子に座って振り返り、
本当に充実した四日間でした。

ヒノキを伐り出してくださった方、この講座を企画してくださった皆さん、
宿泊施設の方、参加者の皆さん、
たくさんの思いが集まって出来上がった10脚のゴッホの椅子。
本当にありがとうございました。

そして、岐阜から奈良へとグリーンウッドワークの輪が広がったことを嬉しく思います。
(小野)
- 2015/10/06(火) 00:57:08|
- ┗ 椅子づくり
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