鵜飼の新鳥が小瀬にやって来ました。
小瀬鵜飼の足立鵜匠から連絡を頂いたんで早速見に行ってきました。
今年は2羽。
奥の籠二つに、夫々1羽が入って陸送されて来ました。
この籠は鵜捕りの合間に、鵜を捕っている人が作っている輸送用の籠です。

籠に開けた窓から首を出している、鵜。
捕獲した後、注射やら何やらでずいぶん人に慣れてます。
昔は捕獲してすぐ送られて来たんで、かなり暴れたんだそうで。

翼の中央辺りの羽(風切)を何本か切っておくと飛べなくなるんだそうで、ちょいと切ない気分。

嘴の先っちょのとんがったのを切ってます。
爪と一緒で痛くは無いんだそうですけどねエ。

嘴のギザギザを滑らかにしている。
こうしとかないと、噛まれたとき手が ”ミンチ” になるんだそうです。(うへー)

一通りの処理が済んだので、水を飲ませてます。
儀式みたいです。

奥の水場から飛び出してきた元気な鵜。
去年来た若い鵜で身体はまだ茶色ですが、今年一番たくさん鮎を捕った優秀な鵜だそうです。
今度来た鵜たちも、こんなに元気に働いてくれると良いですね。

数は変わるけれど毎年新鳥を迎えています。
我々はその鵜が心地よく入れるような(んなわけないんだろうけど)鵜籠を作らんといかんですね。
(キト)
- 2015/11/29(日) 23:22:43|
- 竹細工の技術継承
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
12月のろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)は
「松ぼっくりのファイヤースターター」づくりです。
ファイヤースターターって知っていますか?
薪ストーブの薪やバーベキューコンロの炭などに火をつける
着火剤のことです。
油分を多く含む松ぼっくりにロウを流し込んで、
ろうそく状のファイヤースターターをつくります。

古城山の森には、北米原産の「スラッシュマツ」という
大きな松ぼっくりもあります。
見て楽しい、そして実用的なファイヤースターターをつくりませんか?
ろうきん森の学校 森工塾「松ぼっくりのファイヤースタータ―づくり」日時:12月23日(水・祝)9:30~12:00
場所:美濃市古城山環境保全モデル林
参加費:500円(つくる人お一人につき500円)
定員:20人(先着)
スケジュール:
9:30 集合
9:30~10:00 材料の松ぼっくりを森へ探しに行きます
10:00~12:00 ロウとたこ糸を使ってファイヤースターターをつくります
12:00 解散

お申込み・お問合せ:
氏名・性別・年齢・郵便番号・住所・電話番号・携帯番号
つくる人の人数を記入の上、
greenwoodworker@gmail.com
までお申込みください。
- 2015/11/26(木) 17:10:16|
- 森工塾・講座のご案内
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
三重県民の森でグリーンウッドワーク体験会が開催されます。
グリーンウッドワーク体験~生木からつくるオリジナル指輪~
日時:12月6日(日)10:00~15:00(雨天の場合はプログラム変更)
場所:三重県民の森 ふれあいの館集合(9:45より受付)
主催:三重県民の森
共催:里山づくりの会
講師:NPO法人グリーンウッドワーク協会(小野)
参加費:つくる人ひとりにつき 1000円
問合せ・申込みは三重県民の森
(下記チラシをご参照ください)

↑クリックすると画像が大きくなります
- 2015/11/23(月) 14:48:49|
- 森工塾・講座のご案内
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
11月16日の読売新聞朝刊の岐阜版に、
竹部会の前西さんが紹介されました
- 2015/11/23(月) 14:26:49|
- 新聞・雑誌記事
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
11月14日・15日(土日)の二日間、
岐阜県養老町で行われた
養老改元1300年祭プレイベント
親孝行のふるさとフェスタに出展しました。

「養老」元年は717年の奈良時代、
710年に平城京に遷都されてから17年後の時代です。
それにあやかって奈良時代のものづくり体験ブースを出展しました。
一つは「木の指輪づくり」

「奈良時代にこんな道具があったの?」と
参加者の方に聞かれましたが、この時代は手挽きろくろでしたし、
木の指輪がろくろでつくられていたという記録も残っていません。

その辺はあまり深く考えずに、手づくりの指輪を楽しんでいただきました。

参加者の皆さんに是非体験してもらいたかったのは「木笏づくり」
聖徳太子(飛鳥時代)やおじゃる丸(平安朝)が持っている木の板です。
もちろん奈良時代にも使われていました。

削り馬にまたがって、銑で削ります。

さてこの「木笏」
何に使いましょう?
焼きペンで絵付けして、今日の記念に

素敵な作品に仕上がりました

実は養老改元1300年祭では、
奈良時代の装束を着てパレードが行われます。
その時に使ってもらうことを目的に、
今回プレイベントとして木笏づくりを実施しました。

1300年前に思いを馳せて、
たくさんの方に楽しんでいただきました。
お招きいただいた養老改元1300年祭実行委員会の皆様、
お手伝いいただいた養老町役場や、地元企業のボランティアの方、
そして参加者の皆様、ありがとうございました。
(小野)
- 2015/11/21(土) 18:45:37|
- ┗ その他イベント等
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
11月7日・8日の二日間
むかわ町木育講座「北のグリーンウッドワーク・スキルアップ研修」が
むかわ木育の学校で開催されました。
この講座はむかわ町主催で、私たちグリーンウッドワーク協会と
木育ファミリーの煙山さんが講師として招かれました。

この講座は、単なる椅子づくり講座として楽しむだけではなく、
むかわ町における木育活動の指導者育成をはかるために
グリーンウッドワークの「イロハ」を学んでいただきました。
イロハのイは、
「いつでも森や木を身近に感じられること」

今回使った木は、近くの畑に自生していた「オノエヤナギ」
割裂性は非常に良く、効率的な木取りができました。

小割がうまくいくと、銑による成形の手間も省けます。
木の素性や特性を考慮した「適材適所」が重要となります。

イロハのロは、
「論理的に技術を伝えられること」

二日間の椅子づくり講座でネックになるのは「貫の乾燥」です。
今回は乾燥材のカラマツを使用することで対応したのですが、
生木の木工では乾燥収縮の工程を省くことはできません。
そのために、脚と貫の接合部を模式的に再現した「マイハンマーづくり」を
体験していただきました。
まずは、八角形に削った柄にテノンカッターでホゾを付けます。

乾燥は3分間クッキングで「レンジでチン」
木口から水蒸気が上がっている様子が確認できるでしょうか。

ハンマーの頭に穴をあけて、

楕円形に変形したほぞを打ち込んで出来上がり。

シラカバやヤマザクラのハンマーが完成です。

早速椅子の組み立てに使用してもらいました。

そして、イロハのハはもちろん、
刃物のメンテナンス
ここまで出来ればあなたも立派なグリーンウッドワーカーです。

しかし、イロハだけで終わらないのがグリーンウッドワークの奥深いところ。
イロハニのニは、
にこにこ楽しく夜も木育談義

ホは、ほっと一息休憩タイム

ヘト・・・へとへとになって座編みに苦戦される方もいましたが、

最後はみんな笑顔で感慨もひとしお

出来上がった椅子に座ってふりかえり

・木の匂いを実感できる木工だった
・素敵な会だった
・人に伝えるのって結構大変
・今まで持っていなかった知識を得られた
・この学校の古い床の上で作業することに意味がある
・この楽しさを伝えたい
むかわ町での木育活動の新しい一歩を踏み出した、
そんな研修会になったと思います。
お招きいただいたむかわ町の皆様、
協力いただいた木育ファミリーの皆様、
そして、参加者の皆様、
ありがとうございました。
(小野)
- 2015/11/20(金) 10:31:48|
- ┗ 椅子づくり
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
11月6日(金)の夜
北海道むかわ町穂別のむかわ木育の学校(旧和泉小学校)で、
むかわ町木育講座「北のグリーンウッドワーク・初心者向け体験講座」が
むかわ町民向けに開催されました。
「むかわ木育の学校」は、
むかわ町が木育活動の拠点施設としての活用を進めており、
木育ファミリーやグリーンウッドワーク協会も協力させていただいています。
今回は主催者のむかわ町から、講師としてお招きいただきました。

平成21年に廃校になった小学校に、
たくさんの子どもたちが戻ってきました。

体験してもらったのは、削り馬を使ったマイツリーづくりと木のお家づくり、

そして、足踏みろくろを使った木の指輪づくりの3種類です。

実質1時間半くらいしか時間がなかったのですが、
子どもたちは3種類のアイテムをほとんど制覇。

参加したお母さんから、
卒業以来久しぶりに校舎に入って懐かしかった
また開催して欲しい
など声をいただくことができました。
主催者であるむかわ町役場の太田さんからは、
「今後も、北海道ならでは、むかわ町ならではの木育活動を地道に続け、
いつか名実共に「木育の郷」と呼ばれるような地域づくりを目指していきたい。」
とのお話をいただきました。

3年前に始まった北のグリーンウッドワークの取り組みが
実を結びつつあることを嬉しく思います。
(小野)
- 2015/11/13(金) 23:10:42|
- ┗ その他イベント等
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ろうきん森の学校事務局会議が、新潟県南魚沼市辻又の
ろうきん森の学校・新潟地区で開催されました。

新潟地区は、私たち岐阜地区と同じく
今年の四月から新しくろうきん森の学校に仲間入りしました。
辻又地区は山あいの小さな集落で、
昔ながらの里山のたたずまいが今なお残っていました。

まずは活動地の視察から
ここでは毎週定期的に森づくりの活動を行っていて、
春にはワラビがたくさん出てくるようになったそうです。

ここが
NPO法人野外教育学修センター「魚沼伝習館」の拠点施設
木造の牛舎を改修して整備したそうです。
ここには活動に必要な道具や機械類、
事務所機能や宿泊設備も整っています。
羨ましい限りです。

視察の後は、地区の集落センターに場所を移して活動報告を行いました。
辻又地区の説明をしていただいているのが
魚沼伝習館代表の坂本理事長。

それぞれの地区で様々な悩みもあるのですが、
地区ごとの強みを活かして互いに連携していけば
解決できるのではないかというお話もいただきました。

今後とも5地区で連携しながらも
それぞれの特徴を活かした活動を展開できればと思います。
(小野)
- 2015/11/12(木) 22:05:21|
- ┗ ろうきん森の学校
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
神奈川県山北町の丹沢湖周辺を拠点とする
NPO法人足柄丹沢の郷ネットワーク主催の、
足柄キンタロウ学校が松田市の西平畑公園で開催されました。

昨年に引き続き木の指輪づくりを実施。

たくさんの親子連れにご参加いただきました。

今回も水源地の山北町で伐った木を使って、
素敵な指輪がたくさんできました。

子どもゆめ基金の助成を受けて実施されるこの講座は
今年で3年目を迎えます。
主催者の福島さんも、すっかり講師役が務まるようになりました。
次回は椅子づくりに取り組みたいと、意気込みを語っておられました。

翌日は、場所を丹沢湖畔に移して指輪づくり体験会。

お母さんにつくってあげる

私にもできたよ

すっかりこの地域でもグリーンウッドワークが定着してきました。

また来年も皆さんにお会いできると嬉しいです。
(小野)
- 2015/11/04(水) 01:32:50|
- ┗ その他イベント等
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
愛知県一宮市の ”つくる” で、2回目の、真竹の鍋敷きづくり講座を行いました。
いよいよ秋も深まってずいぶん涼しくなりました。
今回の参加者はお一人。
とても熱心な方で、ヒゴをへぐのもなんとか出来ました。

鍋敷きを編むのも順調に進んでます。

鍋敷き作りが予想通り早く終わったので、続けてヒゴ作り体験です。
先ず、丸竹を割ることから。

割った竹を更に細く割ります。
膝に打ち付けてわ割るんだけど、初めての人にはかなり怖い。

飛び入り参加の、つくる のスタッフさんも竹ヒゴづくり。
でも、なかなか上手く出来ません。(当たり前ですけれど)

完成した鍋敷きと、ヒゴ作りからやった2枚箍のリング。

参加者がお一人だったので時間に余裕があって、とても楽しく過ごせました。
ヒゴ作りから籠を編むまで全部やりたいと仰ってましたが、こういう人がもっと増えるといいですね。
(キト)
- 2015/11/01(日) 00:06:50|
- 竹細工の技術継承
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0