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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。これからの講座の予定はメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

【ろうきん森の学校】森工塾「六つ目編みの盛りかごづくり」

7月のろうきん森の学校、“竹細工”講座のご案内です。

竹ひごからつくる竹細工講座 六つ目編みの盛りかごづくり

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日時 : 7月30日(土)、31日(日)9:00~17:00

場所 : 美濃市番屋2号館
    (竹林:美濃市古城山環境保全モデル林他)

参加費 : 8,000円

定員 : 8名(先着順)

対象 : 大人(2日間すべて参加できる方に限ります。)

お申込み・お問合せ :
お名前・性別・年齢・住所・電話番号・携帯電話番号・利き手を記入の上
下記メールまでお申込みください。
gww.rokinnomori@gmail.com

※持ち物、集合場所等、詳細のご案内は参加者に改めてご連絡させていただきます。

▼スケジュール
1日目
午前≫竹林レクチャー
    美濃市古城山環境保全モデル林他の竹林へ行き、材料の伐採、竹林の見方を学びます。
午後≫ひごづくり
    竹割り鉈(なた)や切り出し小刀を使ってひごをつくります。

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2日目
午前≫ひごづくり(仕上げ)
    1日目午後の続きでひごづくりの作業をします。
午後≫編み
    竹細工の基本的な編み方のひとつ「六つ目編み」で盛りかごを編みます。

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  1. 2016/05/30(月) 22:28:23|
  2. 森工塾・講座のご案内
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竹細工  ~紙絞りショウケ~

和紙を作るときに使う 紙絞りショウケ を作ってみました。
和紙の原料の楮を煮た後、楮の繊維に付いたごみを一つ一つ手で取り除く作業を 「塵取り」 と言いますが このときに使う笊を師匠は紙絞りショウケと呼んでいました。

四角い笊、です。
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ひっくり返して見ると、端が垂直に編み上げてあるんですけど解りますか?
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新旧の紙絞りショウケ。
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細かく見ればマズイところがあっちこっちにあるけれど、それなりの形に出来あがりました。
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端の立ち上がりは、師匠が 「手強いですよ」 と言ってた部分でして、やっぱり上手くいきませんでした。
美濃市にはこれを得意にしてた職人さんが居た、と師匠が言ってたんですけど、今は居ません。
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昔はこの写真の様な竹製のショウケを使っていましたが、今はステンレス製の笊を使うそうです。
塵が見やすく作業性が良いとのことです。耐久性は格段に上がるし、ま、仕方ないですね。

せっかく作ったので、材料の種類や大きさ、作った時の苦心やらの記録は残します。
塵取り用のショウケとしては使われなくなったけれど、他のことに使われる可能性があるなら、記録を残しておく意味はあるんでしょうから。

                                (キト)
  1. 2016/05/26(木) 12:34:35|
  2. 竹細工の技術継承
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和っ紙ょいマルシェに出展します

今年もやります和っ紙ょいマルシェ(わっしょいマルシェ)

第2回美濃和っ紙ょいマルシェが
5月29日(日)美濃和紙の里会館芝生広場で開催されます。
(10時~16時、雨天決行、荒天中止)
マルシェ(表)1

グリーンウッドワーク協会は「ろうきん森の学校」サテライト会場として
森の色えんぴつづくりを出展
500円で3本の色えんぴつがつくれます。

当日は美濃和紙の里会館がなんと入場無料です!
マルシェ(裏)

お近くの方は是非気軽にお立ち寄りください。

  1. 2016/05/22(日) 09:46:29|
  2. 森工塾・講座のご案内
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三重の椅子づくり(1日目)

5月15日(日)三重県民の森において、
「大人のグリーンウッドワーク体験~生木からの椅子づくり」が開催されました。

使う木は園内で伐採されたコナラ
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コナラは堅く、繊維も少し粘るため、あまりきれいには割れてくれません。
しかし、里山の代表選手、この木を利用しない手はありません。
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曲がりくねったコナラを前にして、ここから今日一日でどこまで行けるか、
この時点ではちょっと不安もありましたが、
そんな心配も杞憂に過ぎないことがすぐに判明します。
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県民の森ではこの日のために、作業台に固定するタイプの削り馬、
通称「削り犬」を制作しました。
まずこの行動力に脱帽です。
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所長の川根さんも参戦。
参加者とボランティアスタッフ、職員が総出で作業です。
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なかなか手強いコナラも、皆さんのパワーに掛かればちょちょいのちょい。
夕方までには貫のホゾ取りまで完了することができました。
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これからこの施設でグリーンウッドワークを進めていきたいという
皆さんの意気込みがびしびし感じられた講座一日目でした。

つづく(小野)
  1. 2016/05/19(木) 08:35:14|
  2. ┗ 椅子づくり
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森で椅子づくり第2弾(2日目)

5月14日(土)
森で椅子づくり2日目は、脚の制作
まずは45mm角の材を割って木取ります。
割りの基本は「半分半分」
削る量をできるだけ減らすためにギリギリに寸法を狙います。
狙って思い通りに割れるのがクリの良いところです。
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この日は森林ボランティアクラブの方々が遊歩道の整備で草刈り機のエンジンがにぎやかに響き、、
森のようちえん「森の野いちご会」の親子の笑い声もにぎやかに響いていました。
椅子づくりの参加者で愛知で森のようちえんを主宰している方がウクレレを弾いて、
グリーンウッドワークと森のようちえんのコラボが実現しました。
これもほほえましい光景です。
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今回の椅子づくりには、グリーンウッドワークの技術がぎっしり詰まっています。
乾燥収縮のお勉強。
皆さんから「へ~」の声が上がります。
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貫の仕上げも終わり、いよいよ2週間後に組み立てを行います。
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つづく(小野)
  1. 2016/05/18(水) 18:08:04|
  2. ┗ ろうきん森の学校
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天声人語に掲載されました

2016年5月11日(水)朝日新聞全国版朝刊1面の天声人語に、
鵜籠づくりの技術を継承する鬼頭さんと前西さんが紹介されました。

全国版の一面に掲載していただき、非常に嬉しいことです。
それもこれも、お二人の努力はもちろんのこと、
師匠の石原さん、アカデミー関係者の方々、
美濃市や関市の行政関係の皆さん、学術研究者の方々、鵜匠さん、
そして、一緒に活動している竹部会のメンバーなど、
鵜籠づくりを支えてくださる多くの皆さんのお陰だと感謝しております。
天声人語
  1. 2016/05/11(水) 17:18:11|
  2. 新聞・雑誌記事
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森で椅子づくり第2弾(1日目)

5月7日(土)
古城山ふれあいの森において、
ろうきん森の学校 森工塾「ちいさな腰かけ椅子づくり」の一日目を開催しました。
早朝まで降っていた雨もすっかり上がり、
気持ちの良い晴天の中で、作業することができました。
講師は澤村さんです。
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参加者は4名
滋賀から参加された地域おこし協力隊の方、
愛知からは森のようちえんを主宰されている方、
県内からは昨年、森林文化アカデミーのグリーンウッドワーク指導者養成講座を受講された方、
竹細工の作業用の椅子をつくりたいという方、
それぞれの想いを胸に参加いただきました。
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この日は、山の恵みというわけではありませんが、
自然からのお裾分け。
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海外の実桜のさくらんぼが3時のおやつでした。
この森にもたくさん生ってとばかりに、食べ終わったあとの種は森に播きました。
(生物多様性にとっては良くないかもしれませんが、人と森との共生ということで・・・)
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八本の貫のホゾ取りまで完了しました。
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このあと、貫をしっかり乾燥させて次回の講座を待ちます。
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つづく(小野)
  1. 2016/05/11(水) 00:12:24|
  2. ┗ ろうきん森の学校
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【ろうきん森の学校】森工塾「植物図鑑と森を歩く(植物同定)」

7月のろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)のご案内です。

みなさん森に自生する木の名前知っていますか?
今回は葉っぱで木の種類を見分ける方法を学びます。
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講師はお馴染みの
森林文化アカデミー准教授の柳沢先生と、
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津田先生の両名にお願いします。
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楽しいお話を交えながらの植物同定実習、
何て贅沢な講座なんでしょうか。

使う植物図鑑はこちら
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山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑 14 樹木の葉 実物スキャンで調べる1100種類」
です。
図鑑はこちらでも何冊かはご用意しますが、これを機会にご購入いただくのも良いかと思います。
既にお持ちの方は是非ご持参ください。

午後からは採ってきた木の枝を使ってお箸づくりを行います。
今回はグリーンウッドワークの専門的な道具は使わずに、
肥後守のようなナイフを使って、自分のお気に入りの樹種でお箸をつくってみましょう。

お昼はもちろん里山料理をご用意しています。
木の見分け方を学んで、好きな木でお箸をつくって、お腹も満たして、
楽しい森の一日を過ごしてみませんか?

ろうきん森の学校 森工塾
植物図鑑と森を歩く(植物同定)

日時:平成28年7月9日(土)10:00~15:00

場所:古城山ふれあいの森(美濃市古城山環境保全モデル林:岐阜県美濃市吉川町)
    ※長良川鉄道梅山駅から歩いて5分
    ※お車の方は美濃市斎場の駐車場にお停め下さい

定員:20名(先着順)

参加費:1000円(小学生以下500円、乳児無料)

申し込み・お問合せ:お名前・年齢・性別・住所・電話番号・携帯番号を記入の上、
 下記メールにお申込みください。
gww.rokinnomori@gmail.com
  1. 2016/05/10(火) 19:46:30|
  2. 森工塾・講座のご案内
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講座のご案内  ~六つ目の盛籠づくり~

真竹のヒゴで六つ目の盛籠を編みます。
六つ目編みのこと、真竹や淡竹や孟宗竹のことなど話しながら、2時間かけてじっくり取り組んでみませんか。

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【日時】
6月18日(土)10:00~12:00

【開催場所】
 つくる   母屋一階の座敷  (愛知県一宮市木曽川町黒田字宝光寺5-2 駐車場有)
( http://www.tsukuru-ichinomiya.com/about/ )
 

【内容】
真竹で六つ目の盛籠づくり。
材料や道具は用意しますので、編むだけです。

【対象・定員】
中学生以上  4名 (先着順)
―― お陰さまで定員に達しました。ありがとうございます――
【参加費】
3000円 (材料費含む)

【申込み】
氏名、年齢、参加人数 を下記アドレスまでメールにてお申込みください。
E-mail : mstakito@gmail.com (担当:鬼頭)
持ち物や注意事項は参加される方に改めてお知らせします。

                                 (キト)
  1. 2016/05/05(木) 08:58:16|
  2. 森工塾・講座のご案内
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笑顔の椅子づくり(後半)

ゴールデンウィークの4月30日(土)と5月1日(日)の二日間
全6日間のハイチェアづくり、最終週が開催されました。

2週間前に脱線した長良川鉄道も無事に全線開通。
4月27日から運行を開始した観光列車「ながら」号も参加者の皆さんを迎えてくれました。
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最終日前日はフレームの組み立てを行います。
穴あけの位置を間違えないように細心の注意を払って墨付けします。
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四方に脚が転んでいるこのハイチェア
穴あけの角度が複雑なため、
専用の治具を使って固定し、垂直にホゾ穴あけを行います。
(ラダーバックチェア用の治具を有効利用しています)
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まずは前脚同士、後ろ脚同士をそれぞれ組み立てた後、再度ホゾ穴あけを行います。
ここでは角度のゲージ(通称おまる)に沿わせて、
手回しドリルを傾けながら穴あけです。
二人一組でペアを組みます。
5日間同じ時間を過ごした参加者同士、息はピッタリです。
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そして全体の組み立て
丸太から割って削った部材がここで一つに組み上がりました。
自然と拍手がわきます。
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さあここでお待ちかねのお茶の時間
ホッと一息体を休める間も惜しんで、参加者同士の貴重な交流の時間です。
美濃市の名物「クリームわらび大福」
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今回も参加者の皆さんからお土産をいただきました。
明石のおせんべい、京都のおかき
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愛媛の母恵夢(ポエム)期間限定イチゴ味
和歌山の梅や柚の和菓子
本当に感謝感謝です
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組み上がった6脚のハイチェア
しかし、まだ背板がありません。
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今回つくっているこのハイチェアは、
アメリカのドリューランズナーさんが、
著書「The Chairmaker's Workshop」で紹介している子ども椅子を
参考にさせていただいています。
制作手順もランズナーさん流に、背板を最後につくります。
ということで、ここでまた丸太を割るところから始めて背板を木取ります。
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いよいよ最終日、背板の蒸し曲げです。
厚さ6mmの背板を約15分蒸します。
釜から取り出した板にまずは削り馬で曲げ癖を付けます。
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そして一気に椅子のフレームにはめ込んで出来上がり。
更に大きな拍手で盛り上がります。
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座編みは12mmの真田紐と25mmのアクリルテープのコラボ
縦糸と横糸の色味を合わせると落ち着いた柄になります。
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淡い色同士の組み合わせも春らしい仕上がりです。
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可愛らしい柄のこの椅子はお嬢さんにプレゼントされるそうです。
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こちらは豪華な雰囲気を醸し出していますね。
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最後に笑顔で完成を祝いました。
何とも言い表せないような充実感と達成感に満たされた瞬間です。
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今回参加してくださった皆さんは、
自分の活動にグリーンウッドワークを取り入れていこうという方たちばかりです。
これからも全国各地にグリーンウッドワークの輪が広がることを期待したいです。
(小野)
  1. 2016/05/02(月) 23:55:34|
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