9月の成果です。
ちょっと大き目の、ゴザ目編みの背負い籠です。
大切なお方のためにたっぷりと心を込めて作ったのです。

背負い紐も自分で作ったもの。
カッコいいなぁ。

差し六つ目編みのバッグ2種です。
写真では解りにくいけど、六つ目に追加で差すヒゴの方向が、縦か斜めかの違い。

背負い籠を作って疲れたので、ちょいと休憩に四海波の籠と六つ目の盛籠を作ってみました。

それではまた来月のお楽しみ。
(キト)
- 2016/09/25(日) 23:13:14|
- 竹細工の技術継承
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9月22日(木)秋分の日
岐阜県関市の関市役所南広場において、
動物愛護フェスティバルin中濃が開催されます。
グリーンウッドワーク協会も色えんぴつづくりのブースを出展します。
その他にも楽しい催しがいっぱい。
お近くの方は是非お越しください。
動物愛護フェスティバルin中濃とき:平成28年9月22日(木・祝)10時~15時(雨天決行)
ところ:関市役所南広場(岐阜県関市若草通3丁目1番地)

- 2016/09/16(金) 09:33:07|
- 森工塾・講座のご案内
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美濃市やその周辺地域から集まった総勢14名の参加者の方々が、
これから森に入ります。
まずは保護具をしっかりと身につけます。

森林組合の伊藤さんから手ノコを使った小径木の伐採方法を丁寧に説明していただきました。

三角の受け口をつくってから反対側の追い口を切ります。
私たちスタッフは基本的に手を出しません。
「木を伐るときにやり方だけ教えてほかっておいてもらえた。
ヘルプを欲しい時だけ助けてもらえるのが良かった。」
「木を伐るのは親任せかなと思っていたら、
子どもが自分たちでどんどんやっていた。」
「のこぎりをとりあげずに見守ることができた。」
「湿っている木は重くて、バッサリ切れると気持ちよかった。」

子どもさんが十分以上かけて頑張って切っている横で、
お母さんは木にもたれかかって森林浴。
「普段山に入ることがあまりないので、空気や風が気持ちよかった。」
「山が近くにあっても入ることが無い。
久々に入って昔を思い出した。」

お昼は森のご飯会
お釜で炊いたご飯とみそ汁
これがまた絶品なんです!

「炊飯器では炊けない、お米が立っている。」
「汗をかいた後の熱い味噌汁が美味しい。」

ご飯を食べた後は、
細い枝をチッパーに掛けます。
最初は恐る恐る枝を入れていた子どもたちも、
コツが解ると率先して手伝ってくれました。

「やってみれば面白いのに、雰囲気でやめてしまっていることが多い。
1回目のハードルをうまく背中を押してあげられた。」

ただ木を伐るだけのイベントでしたが、
いろいろな思いを持って参加してくださったようで、
非常に嬉しいです。

今回伐った木は、次回10月のイベント「遊歩道の階段づくり」の材料として使います。

9月11日(日)古城山イベント2016「親子で伐採体験と森のご飯会」の報告でした。
(小野)
- 2016/09/16(金) 08:00:00|
- ┗ その他イベント等
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9月10日(土)
労働金庫連合会の職員及びご家族の方21名に
ろうきん森の学校岐阜地区にお越しいただきました。
まずは初秋の森を味わいます。

ホオノキやキリなど大きな葉っぱを見つけたり、
スラッシュマツの大きな松ぼっくりを拾ったり、
思い思いに楽しんでいただきました。

途中、ヘルメットを装着して小径木を伐採します。

この木を使って色えんぴつをつくります。

糸谷常務は何度もこの森に足を運んでくださっています。
手慣れた様子でサクサクと削っていきます。
つくった色えんぴつをお仕事でも使っていただけると嬉しいです。

こんな小さなお子さんでもつくれます。

ブスかわいい鉛筆も

いろんな動物が出来上がりました。

自分たちで伐った木を使ってつくった色えんぴつ
この色えんぴつを使うたびに森のことを思い出していただけたら嬉しいですね。

東京、大阪、名古屋など遠くからたくさんの方々にご参加いただきありがとうございました。
またこの森に帰って来てくださいね。

(小野)
- 2016/09/16(金) 00:21:28|
- ┗ ろうきん森の学校
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本日から、
長良川おんぱくの申込み受付がはじまりました。
今年の竹部会のプログラムは、「竹編み」ではなく、「竹林整備」です!
鵜籠の材料である「淡竹(はちく)」を伐採している竹林へ行き、
竹細工に適した竹を得るために整備を進めてきた竹林をご案内します。
「淡竹」って、真竹や孟宗竹とは何が違うの?
竹の年齢ってどうやったらわかるの?
鵜籠に使う竹はどんな竹がいいの?
などなどの疑問・質問にお答えします。

そして、今回は、『こよみのよぶね』の竹骨用の竹を伐採します。
『こよみのよぶね』とは、一年で最も夜が長い冬至の日に、
長良川の長良川鵜飼が行われる場所で、屋形船に暦を表す巨大な数字の手づくりあんどんを乗せ、
浮かべることで、一年を振り返るという催し。
岐阜市出身のアーティスト日比野克彦さんの呼びかけで始まったアートイベントです。

伐採してきた竹を鉈(なた)を使って割り、巨大あんどんの骨組みにします。
鉈で竹を割る、それだけのことがなかなか難しく、技を要する作業です。
「竹を割ったような性格」とは、どんな性格なのか、ぜひ確かめに来てください。

とてもマニアックな内容ですが、青竹細工で竹林での作業ははじめの第一歩です。
少しでも興味のある方はぜひぜひご参加ください。
お申込みは
こちら
- 2016/09/12(月) 21:58:43|
- 森工塾・講座のご案内
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美濃市片知のふくべの森は和傘の「ろくろ」という部品の材料となるエゴノキが多く自生しています。
この森で8月の終わりに下牧保育園の親子を対象とした木育講座が行われました。
その際に伐採されたのがこのエゴノキ。
細い枝は色えんぴつの材料として使いました。
和傘ろくろの材料として使うことができなくなった太いエゴノキは、
積極的に伐採して萌芽更新によって世代交代を促します。

和傘ろくろは文字通り「木工ろくろ」によって加工します。
ということは、足踏みろくろを使った器挽きにも適しているのでは?
そんな思いから、器づくりに挑戦。
刃の角度がぴたりと合った時に、シュッと細長い削り屑が出ると気持ちが良いものです。

朝10時に始めて、中まで挽き終わったのが3時過ぎ。
器を左右にひねって、

ポキッと中心を折るのが快感です。

8月末のスプーンづくりから連続で参加していただいた方、
是非器を挽きたいと滋賀や三重から来ていただいた方、
皆さんありがとうございました。

9月7日(水)平日に開催したろうきん森の学校森工塾(もっこうじゅく)
「足踏みろくろで木の器づくり」の報告でした。
(小野)
- 2016/09/10(土) 09:21:02|
- ┗ ろうきん森の学校
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古城山ふれあいの森は2年前に林道や遊歩道、管理棟などが整備されました。
管理棟付近にはかつて住宅があり、人が植栽したであろう木もいくつか残っています。
カキノキもたくさん生えていましたが、林f道整備でほとんどが伐られてしまい、
現在は伐り株から新しいヒコバエが育ちつつあります。
あと、6年くらいしたら柿の実が沢山生るかな?
そうしたらその実を絞って柿渋をつくりたいなと考えています。
10年間続く「ろうきん森の学校」ならではの壮大な夢でもあります。

しかしなかなかそれまで待っていられないので、
環境保全モデル林第2号の我田の森から青柿を分けていただきました。
立春から数えて210日目の青柿が柿渋づくりには良いそうです。
この日の早朝から講師の加藤哲さんに収穫して来てもらいました。

つくった柿渋は何に使いましょう?
木工愛好家の方たちは、木工旋盤で挽いた器の塗装に、
スプーンなどの木のカトラリーに、
椅子の塗装にも使えますね。
和傘の職人さんは、防腐剤として糊に混ぜたり、弁柄を溶くのに使うそうです。
田舎暮らしを実践している方は、家や生活の道具に使いたいとおっしゃっていました。
草木染めをされている方は、高い柿渋を買うよりも自分でつくってみたいということで、
ご参加いただきました。

まずは、ヘタをとって種ごと四つに割ります。
ひたすら人海戦術です。

ひたひたになるくらい水に浸して、ミキサーでつぶします。
入れ過ぎ、回し過ぎには注意です!
この暑さの中、ミキサーもオーバーヒート気味。
扇風機に当てたり、冷蔵庫で冷やしたりと、
トラブルもありましたが、それもまた楽しい時間でした。

布で濾して青柿のしぼり汁のできあがり。

こんなにたくさん絞ることができました。

本日はここまで。
このあと数年間じっくりと育ててもらいます。
「それまで待てるかなあ?」
「3年待って使えるようになるのが楽しみ」
「ちゃんと使えるように3年間頑張ります」
と皆さん口々におっしゃっていました。

お昼ご飯を食べてお腹がいっぱいになったら体を動かしましょう。
グリーンウッドワークで木のお家づくりです。

柿渋づくりよりもこっちにはまったという方も(笑)
さあ、おうちの屋根に柿渋を塗ってみましょう。

塗りたてはまだちょっと色が薄いですね。

アンモニアを揮発させた容器の中に入れると
柿渋のタンニンが反応して発色します。
うだつの上がる町並みが出来上がりました!

「もっと難しいと思っていた。一番難しいのは青柿を手に入れることかな?」
「暮らしの中で柿渋が使えるものを見つけたい」
「我が家流の柿渋をつくってみたい」

一番うれしかったのは
「1年で使う分の柿渋を毎年この森につくりに来たい」
と言ってくださった和傘職人さんからのお言葉。
いずれはこの森で採れた青柿を使って、毎年みんなで楽しく柿渋をつくることができたらいいですね。
9月3日(土)に開催された、ろうきん森の学校森工塾(もっこうじゅく)
「柿渋づくりと木のアンモニア着色」の報告でした。
(小野)
- 2016/09/10(土) 07:21:33|
- ┗ ろうきん森の学校
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8月30日(火)美濃市の最高峰「瓢ヶ岳」の中腹にある新田の森において、
下牧保育園の年長さんを対象とした木育活動が行われました。

この講座が開催される約2ヶ月前の6月14日、
すぐ近くにありながらほとんどの子どもたちが登った経験のない
瓢ヶ岳の登山に挑戦しました。
この登山を通じて子どもたちに身近な森の存在を感じてもらいました。

さらに、8月20日(土)には、
下牧保育園の木育ボランティアを対象とした事前研修会を開催しました。

モニターの子どもたちに保育園の裏山から実際に細い木を伐り出してもらいます。

この事業を主宰する地域の林業団体「山の駅ふくべ」やグリーンウッドワーク協会、
保育園関係者等たくさんのスタッフに協力してもらいました。

そんな中、ある小学生の子が名誉の負傷をしました。

反省会では、お子さんの怪我について様々な意見が交わされ熱く議論されました。

また、事前の予想では台風接近が報じられ、森の中での開催が危ぶまれていたため、
予め新田の森で材料となる木を調達しておきました。

そして当日、小雨交じりではありましたが強行開催に踏み切ります。
この日は参観日でお母さんも森まで来てくれましたが、
最初は乗り気でない方もいらっしゃったようです。
森林文化アカデミーの学生さんに森の案内をしていただいて、
参加者の皆さんの気持ちを盛り上げてもらいます。

そして、実際に材料として使う木を子どもたちの目の前で伐採します。
チェーンソーの音に耳をふさぐ子も。
そんな子どもたちと一緒にロープを引っ張って木を倒しました。
この体験は心に強く印象付けられたと思います。

今まさにここで切られた木を使って色えんぴつをつくります。
一本は自分の分、そしてここに来れなかった年中さん、年少さんの分もつくって持って帰ります。

お母さんも見ているだけではなく、一緒に参加してもらいます。

傍らでは保育園の関係者の方々が炊き出しです。

森で食べるお昼ご飯は最高においしいんですよね。
こんな大きなしゃもじを常備している下牧保育園、流石です。

色えんぴつづくりの作業を始めるころには空もすっかり晴れ渡りました。
お母さんたちには我が子の成長を感じ取っていただけたようです。
来てよかったという声もたくさん聞かれました。
今回もやはり、色えんぴつづくりに夢中になる大人たちの姿も見られて、
それもまた微笑ましい光景でした。

こんなにたくさんの大人が関わって子どもたちを見守っていく活動、
本当に素晴らしいと思います。
今後この活動を続けていくには、木育ボランティアを育てていくことと、
保護者の理解を深めていくことがポイントとなりそうです。
この講座は、山の駅ふくべが岐阜県の清流の国ぎふ森林・環境税を財源とした
「地域活動支援事業」の補助金を受けて実施しました
(小野)
- 2016/09/05(月) 11:45:08|
- ┗ その他イベント等
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8月27日(土)古城山ふれあいの森において
ろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)
「足踏みろくろで木のスプーンづくり」が開催されました。

ろくろを使ったスプーンづくりといえば
グリーンウッドワーク協会の十八番の中の十八番
久しぶりの開催とあって定員を超えるお申込みがありましたが、
せっかくなので全員に参加してもらいました。
ろうきんの森にずらりと並んだろくろ6台
薄曇りのちょうどいい天気で、森の中のスプーンづくりを楽しんでいただきました。

参加者の方からは
「体を動かし、頭も使って、お腹もいっぱい、しかも自分のスプーンができた」

「削るのが快感」
「ろくろでスプーンのカーブをつくるのは効率的」

「陶芸のろくろは使ったことがあるが、木工のろくろは初めて、ファーストスプーンです」

「キットじゃないところがいい。本当は木を伐り出すところからやりたかった」

「もくもくと削る自分に、こういうのが好きなんじゃないかと思った」

など、うれしい感想をいただきました。
このスプーン講座、
また定期的に実施していきたいと思います。
(小野)
- 2016/09/02(金) 16:41:34|
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今年で4年目になります。
8月21日(日)NPO法人足柄丹沢の郷ネットワーク主催で
開催された足柄キンタロウ学校。

場所は横浜市旭区の若葉台団地内にある、旧 若葉台西中学校。
現在は、NPO法人若葉台スポーツ・文化クラブが施設を維持管理し、
若葉台やその周辺住民のためのスポーツ・文化の拠点となっています。

そんな地域住民の憩いの場所で子どもたちを対象とした色えんぴつづくり。
使う木は横浜市の水源地の一つである丹沢湖周辺の林から伐り出されました。
参加者は事前予約をして楽しみにして来てくれた子もいれば、
ママさんバレーの練習についてきたお孫さんがふらっと立ち寄ってくれたりと様々。
3名の大学生ボランティアも大活躍でした。

夏の恒例行事となりつつある若葉台でのキンタロウ学校。
来年はこんなものをつくりたいというリクエストもいただきました。
また来年の夏も若葉台の子どもたちに会えるのを楽しみにしています。

(小野)
- 2016/09/01(木) 12:02:42|
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