ろうきん森の学校・竹細工講座を開催しました!
ナタ、小刀、編みと様々な道具を使って多様な工程を経て作られる竹細工。
今回はゴザ目編みのそばざるを作りました。
<<2018年3月17日(土)~18日(日) 竹ひごからつくる竹細工講座(そばざるづくり)>>
グリーンウッドワーク協会・竹部会で行う竹細工は、竹ひごづくりから!
丸竹をノコギリで切るところからはじまります。

竹の「はかま」と呼ばれるところの処理まで、
鵜籠職人の講師2人が普段行っている、すべての作業を一通り体験してもらいます!

材料の準備ができたら、まずはパカンっと丸竹を割っていきます!

4分の1に割った竹を、竹割ナタでさらに幅・厚みともに細くしていきます。
きれいに細くできると楽しい!

ナタを自分へ向けるヒゴづくりは、ちょっと怖いですが
小人数制の講座なので、しっかりサポートしてもらえます!

幅引きと呼ばれる道具で幅を均等に揃えたあと、小刀で綺麗に仕上げていきます。

必要なヒゴ、全部で24本が完成したところで1日めは終了!
2日めは、編みに入ります。
要所要所、講師が手本を見せながら編み上げていきます。

はじめの4段編んだところで、「すでに美しい!」との声も。
竹がお行儀よく、規則正しく並んでいる風景は、確かに美しいものですね○

ヒゴの編み方、最初はてこずりますが慣れるとおもしろくなってきますよ!
(慣れた頃に終わっちゃうんですけどね💦)

形が見えてきたー!自然と顔がほころんできちゃいますね。

あらかじめ講師が作っておいた、まわりの縁3本をとりつけて。

完成!
丸竹だったものが、編み上げられて一つの作品になりました!

<参加者の感想>
・完成してうれしい!あの時、あそこをこうしておけば…と思うところがたくさんある。
・奥が深い!最初は無事完成するのかな?と思ったが、先生がとてもよかった。また参加したい!
・2回目の参加。つくりながら途中不安になったが、できてよかった。これでお蕎麦が食べられると思うと嬉しい!
・竹のしなやかさを感じながら、素材としても楽しめた。
・ヒゴづくりの時はどうなることかと思ったが、竹は本当におもしろい!もう一回ちゃんとやりたい!
・竹製品が好き。いつか自分でつくりたいと思っていた。
・ヒゴづくりの時は、いやだーと思ったが、ヒゴから作ると、なぜ薄さ等精度が重要なのかが分かる。ヒゴからつくれて本当に良かった。
今回の参加者さんの中には、名古屋で提灯を作っているという方も。
提灯にも竹ヒゴが使われるので、どのように竹ヒゴを作るのかを勉強にきてくださったそうです!
竹のいろいろな可能性が広がって、うれしいですね。

食器として使うそばざるは、来客用・家族の人数分と何個も作りたくなりますね。
またそのうち講座しましょう!
そばざるではありませんが、多目的に使える「六つ目編み」の竹籠づくり講座も近々開催します。
土日2日間だけではできない工程も、3日間かけてみっちり体験できますよ!
>>森工塾「竹ひごからつくる竹細工講座」まだまだ募集中!(^^)!ぜひご参加ください。
- 2018/03/26(月) 18:13:33|
- ┗ ろうきん森の学校
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5月の森工塾のご案内です。
古城山には、どんな動物たちが暮らしているのでしょうか。
足跡や食痕、糞など動物たちの痕跡を探しながら森の中を歩いてみましょう。

講師は、ふくちゃんこと、
共育工房IPPOの福島計一さん。

いつも素敵なガイドハイクで魅了してくれます!
午後はドイツに伝わる木工ろくろ技法(ライフェンドレーエン)を用いた
動物の形をした玩具をつくります。

もちろん、完成した玩具はお持ち帰りいただけます。
動物のドーナツを割っていく作業も楽しいですよ!
>>動物のドーナツ?という方はこちら(google)みなさんのご参加、お待ちしています。
- - - - - - <イベント概要> - - - - - -
ろうきん森の学校 森工塾
森の動物の暮らしを探る
ガイドハイクと玩具づくり■日 程 5/26(土)10:00~15:00
■会 場 古城山ふれあいの森(美濃市環境保全モデル林)
■参加費 大人3,000円 子ども 1,500円
■定 員 15名(先着順)
■講 師 福島計一(共育工房IPPO)
■申 込
>>ガイドハイクと玩具づくり(google フォーム)上記フォームがご利用いただけない方は、
『お名前・年齢・性別・住所・電話番号』を記入の上、
下記メールまでお申込みください。
gww.rokinnomori@gmail.com
※フォーム、メールともに一週間たっても確認のメールが来ない場合は、お手数ですがもう一度送信してください。
- 2018/03/26(月) 09:00:00|
- 森工塾・講座のご案内
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5月の森工塾のご案内です。
丸竹を割るところからはじめる本格的な竹細工講座を開催します。
竹細工の基本的な編み方のひとつ「六つ目編み」で編むかごをつくります。

竹割ナタや切り出し小刀を使って丸竹を割るところから竹ひごをつくり

自分で作った竹ひごを使って、六つ目と呼ばれる技法で編み上げていきます。

森工塾では、はじめての竹細工の平日開催です。
この機会に、今まで参加できなかったという方も、ぜひぜひご参加ください!
お待ちしています。
- - - - - - <イベント概要> - - - - - -
ろうきん森の学校 森工塾
竹ひごからつくる竹細工講座■日 程 ①5/17(木)・5/31(木)・6/14(木) 10:00~16:00
②6/28(木)・7/12(木)・7/26(木) 10:00~16:00
※各3日間の講座です。3日間すべて参加可能な方に限ります。
■会 場 美濃市番屋二号館
■参加費 13,000円(3日間)
■定 員 各回 8名(先着順)
■講 師 安藤千寿香(NPO法人グリーンウッドワーク協会)
■申 込
>>竹ひごからつくる竹細工講座(google フォーム)上記フォームがご利用いただけない方は、
『お名前・年齢・性別・住所・電話番号』を記入の上、
下記メールまでお申込みください。
gww.rokinnomori@gmail.com
※フォーム、メールともに一週間たっても確認のメールが来ない場合は、お手数ですがもう一度送信してください。
- 2018/03/17(土) 09:00:00|
- 森工塾・講座のご案内
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ホオノキの生木を、マンリキで豪快に割り、曲がり鉋でさじ面を刳り、
最後は出刃包丁で繊細に仕上げる「有道杓子」。
独特の技法が生み出す造形美に、いま注目が集まっています。
<<2018年3月10日(土) 森工塾「有道杓子づくり」>>
森工塾では昨年に続き、2回目の開催です。
今回も、定員を上回るたくさんの方からご応募いただきました。ありがとうございます!
講師は、
奥井木工舎の奥井京介さん。
グリーンウッドワーク研究所の加藤さんのご協力で実現しました!

有道杓子の技法は、まさに日本のグリーンウッドワーク!
まずは、マンリキでホオノキの木取りをします。
有道杓子を作るための、無駄のない木取りの仕方を教わります。

樹を割っていくと、生木のいい香りが漂います。
ホオノキは、厚朴とよばれる漢方にも使われるんだとか!リラックス効果があるそうです。

全員がひとり一つ割ったところで、作業開始です!
まずはナタで奥井さんの指導通りに削っていきます。

普段のグリーンウッドワークでは、ナタは荒削りのみですが、
有道杓子はナタでほとんどの形を仕上げていきます!

大体の形ができたら、出刃包丁で仕上げ。
魚をさばいているみたいで、なかなかおもしろいです!

最後はいよいよ、顔(さじ面)の彫り!
奥井さんの見本を見てから、曲がり鉋でのさじ面彫りにトライしてみますが最初は思うようにできない!

でも、みなさんきれいに仕上げていました!

最後は、完成したマイ有道杓子を持って記念撮影!

自分で作ってみると、技術の高度さがよく分かりますね…!
自分で作った杓子はもちろん使いますが、奥井さんが作った杓子も使ってみたくなります。
高山に買いに行かなきゃ!
- 2018/03/15(木) 16:55:09|
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今年度三回目、またまた福井県若狭町に行ってきました!
<<2018年2月27日 グリーンウッドワーク体験会 第三回 コーヒープレートづくり(若狭町)>>
前回の「
冬の農村フェス」の時と打って変わって、雪がすっかり解けて春の景色!

今回のプログラムは、プレートづくりです。
まずは、美濃から持ってきたクリの丸太を割る作業から

クリは、こんなに節があるのにまっすぐ割れてくれます。

どの板がいいかなっ

板を選んでもらって、陽のポカポカあたる温かい外で作業再開!

農楽舎のわんこも気持ちよさそうです。

きれいな板状になったら、鉛筆で彫刻刀で彫るところを墨入れ。

午前中はポカポカで気持ちよかったんですが、作業をして汗をかいてくると、暑くなってきました💦
午後からは、屋内に移動して彫刻刀の作業です。

合間に、梅農家さんが持ってきてくれた梨の木を割ってみました!

。。。が、この梨は実をつけなくなって伐られた樹だったそうで、中がボソボソ💦
これではグリーンウッドワークに使えないので、薪になる運命となりました。
梨、削ってみたかったなー!

この日一日で完成したプレートたち!
クリの節を活かした形だったり、おもしろい模様に彫った方もいて、
かわいい作品がたくさんできました!

体験会後は、三方五湖の梅農家さんの山を見学に行ってきました!

湖が見渡せる、景色のいいところです!
雪がまだ残っているのを見て分かる通り、夏はとても涼しいのだそうです。
梅の木の選定木が、中くらいの太さのものから、細いものまでたくさん出るんだそう。


他の農家さんは燃やして灰を梅の木の根元に撒いているらしいですが、グリーンウッドワークの技術を使って選定木を活用できないかと模索中です。
梅の木は芯材と辺材の色の差もはっきりしているし、細い枝は桜の枝のように赤くてツヤツヤ!
かわいいものができそうな予感。三方五湖の梅選定木を活用したプログラム、今後に期待です!
- 2018/03/13(火) 08:10:45|
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私たちNPO法人グリーンウッドワーク協会は、
森のようちえんやプレ―パークの活動を応援しています。
2015年9月には、のべ700人の参加者を集めた
「ぎふ木育大交流会」を開催、
昨年2017年3月には、
「ぎふ木育交流会~森のようちえん・プレ―パーク指導者研修(心の安全編)~」が開催され、
グリーンウッドワーク協会も運営に協力させていただきました。
そして、3年目の今年は「ぎふ木育交流会」として、リスクマネジメント講習を実施しました。
<<2018年2月21日(金) ぎふ木育交流会>>
この会は、森林空間を活用する実践者に身に着けて欲しい事故予防や事故対策等の
リスクマネジメントの知識、心構えを習得していただくとともに、
実践者同士の情報共有や交流を目的として開催されました。
講師は、プラムネット株式会社アウトドア共育事業部統括リーダーの渡辺直史さん。
優しく丁寧な語り口で参加者を魅了していました。

午前中は座学と室内ワークです。

リスクとヒヤリハットの違いとは?
指導者の法的責任と注意義務について
リスクマネジメントの基本手順などについて、
専門用語を一つ一つ丁寧に解説していただきながら学んでいきます。
一般的な安全管理研修では、
起こってしまった事故の対策(クライシスマネジメント)を中心に教わることが多いのですが、
事故を未然に防ぐための対策が本当の意味での「リスクマネジメント」なのだそうです。
お昼はおなじみの持ちよりランチで交流を図ります。
県職員のたかっしーもお手製の料理で参戦。

今回の参加者は、森のようちえん実践者やプレーリーダー、そして木育指導員など。

それぞれの現場を持った人たちとの異種交流も図ることができて、
人脈が広がったというご意見もいただけました。
午後からは野外実習。
観察者と実践者に分かれて、リスクを発見するトレーニングを実施しました。

先頭の人は指導者、
目隠しをして後ろに続く人たちは参加者(子供たち)
観察者は、環境要因・参加者要因・指導者要因に分類して、
リスク要因を具体的に抽出します。
指導者の声が小さいと、参加者にとって危険要因となります。
指導者由来の危険要因は全てハザード(取り除くべき危険)に該当します。
その後、室内に戻って座学とグループワークを行いました。
抽出したリスクをダメージと頻度で評価します。
リスクの評価も人によって、またグループによって見え方が違ってきます。

それがハザードなのか「学びのリスク」なのか?
リスクの評価に絶対的な基準はありません。
それは主に対象者と「活動のねらい」によって変わってくるのです。
今回の講習は、単なる専門知識の習得のみならず、
グループワークで学んだ手法をそのまま現場での実践につなげることができます。
参加者の方からは、
・安全管理に取り組むことで普段の活動がより効果的になるという視点が面白かった。
・スタッフや親御さんと共有し、より園の活動内容を充実させていきたい。
・ヒヤリハットが起こった場合、リスク評価の表を利用して、状況の検証をしようと思う。
・団体の活動目的を明確に共有したい。
というような感想をいただきました。
この講習が、安全管理にとどまらず、それぞれの団体の運営環境、
風通しのよさにつながってもらえるといいなと実感しています。
(小野敦)
- 2018/03/07(水) 11:58:56|
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今年度最後の古城山イベントは毎年恒例のしいたけホダ木づくり体験です。
毎年この講座には必ず参加して下さるリピーターの方もいらっしゃいます。
<<2018年2月25日(日) 古城山イベント・ふれあいの森でしいたけホダ木づくり体験(森のご飯付き)>>
まずはホダ木に使う原木の調達に山に入ります。
少し弱った道際の支障木を伐採しました。
木の伐採を初めて見たという方もおられて、皆さん興味深く見学していただきました。

玉伐りした原木をみんなで協力して運びます。

さあ菌打ちです。
ここで毎度おなじみの手回しドリルが登場。
これが案外楽しいんです。

次第に皆さんモクモクと作業の没頭されていきました。
ひたすら穴をあけまくる人。

菌打ち専門の人など、作業分担もばっちり。

こんなにたくさんのホダ木が出来上がりました。

お昼ご飯は特製玉子掛けご飯。

子どもたちから「伝説の玉子掛けご飯!」と絶賛の嵐。

そしてもう一つのお楽しみがピザ焼き。

自由にトッピングして、

窯で焼き上げます。

今回も盛りだくさんな内容で、とっても贅沢な体験会でした。
<参加者の方からの感想>
・シイタケが出るのが楽しみ。
・子どもにこうやってきのこが出るんだって知ってもらいたかった。
心に残ってくれるといい。

・孫が喜んでくれて良かった。
・自然の中での活動が楽しかった。
・うちでも玉子掛けご飯をつくってみたい。
皆様、来年度も古城山ふれあいの森へのお越しをお待ちしております。
(小野)
- 2018/03/01(木) 09:39:41|
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