何とかコロナ禍と付き合いながら、地道に続けている竹細工教室であります。
☆ ござ目編みの 深笊 です。 三つ目の課題です(但し径は1尺)。
面白かったです。初めて笊がこうやって編まれていることを知ったし、想像もできてなかった。
長いヒゴを作るのは、均一にすることが難しかったです。

ξ しっかりとした良い形の笊に仕上がりました。
☆ 芋振り籠です。(課題の最後)
小割りした竹を4枚にへぐのは難しかったです。
ゴミ入れに使うのはもったいないけど使うことも大事ですよね。

ξ ごみ入れですか。それも良いですな。
☆ 芋振り籠です。(課題の最後)
正確なひご作りが全て、ですね。
厚さが揃えられないので編むに編めない。均等にできないと駄目だとよくわかりました。

ξ がっちりとした丈夫そうな籠になりました。
やっと涼しくなってきたんで、夏の体力不足を解消しなきゃ。 (キト)
- 2020/09/27(日) 12:24:10|
- 竹細工の技術継承
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朝日村のグリーンウッドワーク最終日はスプーンづくり
4日間ハードな椅子づくりに取り組んだ皆さんにとっては、
1日で完成する、ある意味お手軽なアイテムです。
材は4種類目、ホオノキを使いました。
せっかく4日間、削り馬と格闘して、
ガシガシ削るスキルを身に着けていただいたこともあるので、
この日は斧は使わずに、削り馬でスプーンの形を削り出してもらいました。

「すぐにできるよ」
って声も聞かれるくらい、
リラックスした雰囲気で進めることができました。
削り馬だからこそ、固定しながらフックナイフも使えます。

いつも通り「ギター削り」もできますね。

長かった5日間の講座もとうとう終わりの時がきました。

「自分で使うものを自分でつくる。生活の中でそんなものを増やしていきたい。」
「森にはいろんな木が生えている。こんな木でつくったらどんなだろう?いろいろ試してみたい。」
「ナイフ使いに慣れた人の技術ってすごい。木のスプーンを見る目が変わる。」
「生の木から食器ができたことにひらめきを感じた。今後の制作に生かせそう。」
「山に子どもたちを引き寄せることに繋げたい。」
「一日ものづくりに没頭するのっていいな。」
「このスプーンをきれいに仕上げてカレー好きのお父さんにプレゼントしたい。」
「私にもできるんだ!一本のスプーンに愛着が湧く。」
グリーンウッドワークが暮らしを豊かにする、
そんな可能性を確信した5日間でした。
朝日村のみなさま、ありがとうございました。
(おの)
- 2020/09/26(土) 08:47:29|
- ┗ スプーンづくり
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3週間ぶりに長野県朝日村に帰ってきました。
行きの旅の途中、ちょっと寄り道して松本民芸館へ。

ゴッホの椅子の派生型
脚や貫、背のスピンドルなどの一部を轆轤で挽いたスペインの椅子が出迎えてくれました。

さあ、ゴッホの椅子づくり後半です。
まずは脚の材料の調達から。
会場近くの森から、樹高12m樹齢15年程度のクリの木を伐採しました。

伐ったばかりの生木から椅子をつくる!
グリーンウッドワークの醍醐味です。
今回、コナラ、ミズキ、クリの三種類の木を使って椅子をつくっています。
一つ一つの木の特性を感じながら削ってもらいました。
クサビと大ハンマーで大胆に割っていきます。

大人は削る、子どもは遊ぶ。

自然の中ならではの風景ですね。

そしてしっかりお手伝いもしてくれました。

三日目、四日目になると
早くできる人、遅れる人が出てきますが、
スタッフ養成講座ということもあり、
参加者同士が教え合いながら進めてくれました。

完成!
4日間が報われる瞬間です。

「頑張ったかいがあった」
「毎年一脚ずつつくって、経年変化を見たい」
「同じものをつくったのにみんな違う」
「やりきるって素晴らしい」
「手づくりの良さを感じている」
「自然の中に並べてしっくりくる椅子ができた」
「笠木の形を凝ってみたらみんなからゴッホの椅子じゃないって言われた」

「途中弱音を吐きながら何度やめようかと思ったが、形が見えてきたら楽しくなってきた」
「青空の下での家具づくりは初めて」
「素晴らしい集まりだと思った」
「私の雑な雰囲気がゴッホの椅子らしくて良かった」
「素人ながらに頑張ればできるっていう魅力がある」

昨日まで立っていた木が椅子になりました。
主催者の谷口さんの言葉
「グリーンウッドワークは力になる」
これから朝日村でグリーンウッドワークがどんな力を発揮していくか、
楽しみです。
つづく(おの)
- 2020/09/25(金) 16:34:59|
- ┗ 椅子づくり
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10月10日、11日の2日間
ぎふ木遊館『オータムフェスタ』開催!
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ぎふ木遊館(岐阜市学園町2-33)では
10月10日(土)、11日(日)
森の恵みに感謝する祭典『オータムフェスタ』を開催!
木育ひろばの利用時間が2時間に拡大!
この日は特別に屋外でもいろいろ遊べるよ!
屋外での体験メニューとして、グリーンウッドワーク協会も「木っ端すくい」と「グリーンウッドワーク体験」で2日とも参加します!
「木っ端すくい」は、ぎふの生き物をデフォルメしたホオノキやさくらの小さな木っ端を、きんぎょすくいのようにすくいます。
すくったものはストラップにして1個プレゼント。生きものはぜんぶで12種類。
樹種によって色もいろいろです。なんの生き物がわかるかなぁ。
グリーンウッドワーク協会からはもうひとつ、削り馬でみずみずしい伐りたての生木を削って、グリーンウッドワーク体験できるコーナーも。
できたら輪投げにして遊ぼう!
参加費は両方やって200円!
ぜひぜひ遊びにきてね!
※木遊館に入場される方は入場料300円(高校生以下無料)が別途必要です。
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
ぎふ木遊館オータムフェスタ
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
9月18日(金)~10月9日(金)までの事前予約制で各部100名(先着・定員になり次第終了)
◉令和2年10月10日(土)
【第1部】13:00~15:00
【第2部】16:00~18:00
◉令和2年10月11日(日)
【第1部】10:00~12:00
【第2部】14:00~16:00
申込みは、電話(058-215-1515)または来館時に受付窓口へ直接ご予約ください♪
「ぎふ木遊館」は、県産材でつくった9種類の大型遊具や、岐阜の作家さんらによる100点を超える良質な木のおもちゃで遊んだり、これまでに岐阜県内で開催した木育教室の内容をもとに、木をより身近に楽しむために生み出されたさまざまな木育プログラムを体験できます。
子どもたちがみずから遊び方を発見し、考え工夫しながらのびのび使うことができ、赤ちゃんから大人まで木と親しみ楽しんでいただけます。
詳しくは
https://mokuyukan.pref.gifu.lg.jp/news/p15611/
テーマ:手づくりを楽しもう - ジャンル:趣味・実用
- 2020/09/20(日) 08:15:11|
- 森工塾・講座のご案内
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古城山イベントは「美濃市古城山環境保全モデル林連絡協議会」の主催で、
一般市民を対象に定期的に開催されている体験イベントです。
9月13日(日)には『古城山環境保全モデル林(ふれあいの森)』で
「ふれあいの森お宝さがし探検」を開催しました。

大雨に開催も危ぶまれましたが、朝には雨も小降りになり無事に開催決定。
5家族14人、0歳から9歳のお子さんが参加してくれました。

「ふれあいの森のさんぽ道を探検して、お気に入りの場所や素敵な宝ものを探そう!」
ということで、午前中は2つの班に分かれて森へ出発。
スタッフが写真と記録をとりながらそれぞれお宝を集めます。

さっそく松の赤ちゃんを発見!気付き始めるといろんなところに赤ちゃん松が出ていたね。
スラッシュマツという外国原産の大きな松ぼっくりがたくさん落ちていたり、
赤や黄色のきのこがあっちでもこっちでもニョキニョキ!
手のひらサイズから、子どもたちの顔より大きなものもありましたよ!

見上げたりしゃがんだり目を閉じて耳をすましたりしながら
参加者のみなさんが心と体をつかってたくさんの発見を教えてくれました。

樹液の香りを頼りにカブトムシが集まる木を探したり
リスが食べた松ぼっくりを集めたり。
シカのフンも発見。あんまり臭くなかったです。

小野ちゃんからは、木の根本にこすりつけられた油の正体(おそらくイノシシの痕跡)のことや
カモシカ(シカ)にかじられたリョウブの幹など森の生き物のお話も聞けました。

チャート(角岩)の崖の斜面に朴の木が多い理由や、地形や地名からわかる水脈の深さなど
生き物や植生だけでなくそこに時間軸を加えることで森の全体を感じることもできて
いつもの森がますます豊かに見えてきます。
別々のコースを歩いた2つのチームが途中でクロスし
「やっほー」「おーい」と呼び合い。
お友だちからの返事が聞こえるのが嬉しいね!
ウラジロの葉っぱを2枚、つなげたままそっと空中に送り出すと
崖をふわりと浮かんで飛んで行きました。

うまくいくと紙飛行機みたいに遠くへ遠くへと飛びます。
お父さんに抱っこしてもらってちょっとでも高いところから飛ばしたり。

見落としてしまいそうな宝物も、森の達人たちがヒントをくれるたびに
立ち止まって「へぇー」「おお〜」っとじっくり観察。
見つけたお宝は写真を撮ってメモに書きとめて持ち帰ります。
スタッフは午後からの 「ふれあいの森・マップ」のために急いで写真をプリントしなくては!
参加者のみんなは写真ができるのを待っている間に、お楽しみのお昼ご飯です♪
管理棟に戻ると、スパイスのいい香りが。
このイベントのお楽しみでもあるプロのシェフが作るお昼ごはん。
今日はアサリとイカのカレーです。

羽釜&薪で炊いたご飯はピカピカつやつや!
ジンジャーエールを隠し味にアサリと、イカの出汁が香る美味しいカレーでした♡
これで参加費500円(子ども200円)は安い!
お昼からは記録した写真やメモを
地図に貼って「ふれあいの森・マップ」を作りました。

地図いっぱいにイラストを書いたり、拾ってきたものをかざったり。
それぞれのチームの楽しいマップが完成!


このマップはこのあとイラストレーターさんに描きおこしてもらって
この森に遊びに来る人に渡せるマップにするんだって。
みんなの発見がどんな風に描いてもらえるか、楽しみです!
- 2020/09/18(金) 20:52:33|
- ┗ その他イベント等
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関東方面のみなさま
グリーンウッドワークの椅子づくり講座のご案内です。
>>先日岐阜県山県市で開催したスツールづくりの様子以下、主催者の
足柄丹沢の郷ネットワークさんのブログから引用
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2020年度最初のグリーンウッドワーク暮らしのものづくり講座を開催します。
新型コロナウィルスの感染の拡がりもあって開催時期が大幅に遅れていましたが、10月24日と25日に開催する準備が整いましたのでご案内致します。

開催日と体験講座内容ですが、10月24日(土)と25日(日)の二日間をかけて生木からスツールを作る体験です。
昨年度は座高が50㎝と高かったのですが、今回は座高を40㎝程に低くしました。女性の方でも座れる高さだと思います。
これまでにグリーンウッドワークを体験された方も一度も体験したことがない方も、講師やスタッフが親切に完成させるまでサポートしますので安心して体験出来ます。森の空気と渓流の音を聞きながらグリーンウッドワークのものづくりの楽しさを一緒に体験してみませんか!!
ガンガン、ゴシゴシ、トントンしながらグリーンウッドワークのものづくりを一緒に楽しみましょう!!(^^)!
会場を屋根付きの屋外で開催しますが、アルコール消毒や一人ひとりの間隔を開けたりして新型コロナウィルスの感染予防対策をしながら実施します。
〇活動名:グリーンウッドワーク暮らしのものづくり講座「二日間で作る!生木からスツールづくり体験」
〇開催日時:
一日目 令和2年10月24日(土) 09:00~17:00
二日目 令和2年10月25日(日) 09:00~16:30
〇開催場所:箒沢荘
住所 〒258-0201 神奈川県足柄上郡山北町中川728 TEL 0465-78-3501
〇募集人数:7名(定員に達した場合はキャンセル待ちとなります。)
〇参加費用:10,000円(材料費、保険代、昼食代込み)※各日、お昼弁当「三保弁」をご用意致します。
〇講師スタッフ:NPO法人グリーンウッドワーク協会 小野 敦、加藤 哲利
〇主催:NPO法人足柄丹沢の郷ネットワーク
〇協力:NPO法人グリーンウッドワーク協会
〇助成:令和2年度もり・みず市民事業支援補助事業(神奈川県)
〇体験参加申込方法
スツールづくり体験の「申込フォーム」を作成しました。下記のフォームにアクセスして必要事項を記入してお申込みください。
◆「10月24日・25日二日間でつくる!生木からスツールづくり体験」申込フォーム 申込フォームをご利用出来ない方は下記メールまたはFAXに「氏名・住所・年齢・電話番号・メールアドレス」を記載して下記担当まで送信してください。後日担当からメールでご連絡差し上げます。1週間以上たっても連絡がない場合は再度お電話でお問い合わせください。お手数をお掛け致しますがよろしくお願い致します。
また、台風等の天候や災害、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う外出自粛などにより開催を中止する場合もありますことご理解の程お願い致します。
〇お問い合わせ先:NPO法人足柄丹沢の郷ネットワーク 事務局(担当:フクシマ)
TEL:080-6106-0974 FAX:045-511-7568
メールアドレス:ashitan.net@gmail.com
〇宿泊について
遠方から来られる方や宿泊を希望される方に宿泊場所をご紹介いたします。
前泊・当日どちらでも紹介出来ます。
講師スタッフが宿泊します民宿箒沢荘でもご案内出来ますのでNPO法人担当までメールでお問い合わせください。
〇電車でお越しになる方
今回の会場は、交通アクセスが限られていて到着までの所要時間もかかります。電車でお越しになられる方は最寄りの駅(御殿場線谷峨駅)まで車でお迎えに行くことも可能ですので、お迎えをご希望される方は事務局担当(TEL:080-6106-0974.FAX:045-511-7568、メール:ashitan.net@gmail.com)までお申込みお問い合わせください。
- 2020/09/18(金) 17:33:30|
- 森工塾・講座のご案内
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毎年恒例の柿渋づくり
講師はお馴染みの「てっちゃん」こと加藤哲利さん。

柿渋づくりに適した柿は、赤く熟れ始める寸前の青柿。
今年は例年に比べて1~2週間程度遅い開催と、
更に猛暑の影響もあってか、色づいて柔らかくなった柿もありました。

講座日程の設定って難しい!
予め用意していただいた青柿の他に、
ろうきんの森で育った柿も採取します。

ミニトマトサイズの豆柿が収穫できました。

さあここからはお料理教室です。
まずは包丁で細かく刻みます。

虫の顔みたい。

真横に切断するとこんな模様が出てきました。

切断した青柿に昨年採取した三番渋を「ひたひた」になるまで注ぎます。

「グビッと一杯」やりたい感じですね!
グイーンとミキサーで粉砕します。

「抹茶ジュースだ」
袋に入れてギューッと絞って出来上がり。

搾りかすから更に二番渋を取ります。

「オカラができた!」
一番渋と二番渋を混ぜたものをペットボトルに入れて持ち帰ってもらい、
お家で熟成させます。
3~5年くらい経つといい柿渋になるそうです。
ここでお昼休み。
先日の虫キャンプに参加してくれたお父さんは、山に虫捕りに!

講座で編んだハンモックも大人気。
私はムカデにかまれて散々でしたが、森で過ごす時間ってやっぱりいいですね。
午後からはお待ちかねの柿渋染め。
これを楽しみに来てくださった参加者もおられました。
これまで舞茸原木の煮汁で草木染めの体験はたくさんやってきましたが、
これは何度やっても楽しい。
そして毎回新しい発見があります。
今回はスタッフの原ちゃんが用意してくれた鉄媒染液が大活躍。
鉄媒染液のつくり方は、
書籍「グリーンウッドワーク~生木で暮らしの道具を作る」の115頁参照
文字を書いたり

葉っぱのスタンプも楽しいですね。

そして、政府から配られた例のマスクも、
こんな素敵な柄に染まりましたよ。

名付けて「葉っぴーマスク」
柿渋の臭いはちょっと勘弁してもらいたいところですが(笑)
参加者のみなさんには幸せな時間を過ごしていただけたと思います。

ろうきん森の学校が始まって6年目。
平成28年につくった4年物がいい具合に熟成されてきました。
(左から2番目)

さあ、この柿渋を何に使おうかな?
(おの)
- 2020/09/17(木) 15:50:39|
- ┗ ろうきん森の学校
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ろうきん森の学校では、
「森の恵みを暮らしに生かす」をテーマに
グリーンウッドワークや竹細工、
森や里山の暮らしにまつわる講座を開催しています。
令和2年10月~翌3月までの森工塾(もっこうじゅく)のスケジュールをご案内します。
チラシ表面
(画像をクリックすると大きくなります)

チラシ裏面
(画像をクリックすると大きくなります)

みなさまのご参加をお待ちしております。
- 2020/09/17(木) 12:01:22|
- 森工塾・講座のご案内
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2020年度後期1回目の器挽き講座のご案内です。
足踏みろくろで生木を削って器をつくります。

電気は使いません。
人力のあしぶみろくろを一日中踏み続けます。
体力勝負の作業ですが、刃物を当てる角度がピタリと合うとシュル―っと細長い削りくずが出て、気持ちよく削れます。
少人数制の講座のため、参加を希望される方はお早めにお申し込みください。
ろうきん森の学校
森工塾(もっこうじゅく)足踏みろくろで木の器づくり
■日程:令和2年11月14日(土)9:00~17:00
■場所:みの木工工房FUKUBE(岐阜県美濃市長瀬545番地)
公共交通機関がありませんのでお車でお越しください。
■定員:5名(先着順)
■参加費:6,000円
■講師:大村裕茂(NPO法人グリーンウッドワーク協会)
■申 込
>>「木の器づくり」申し込みフォーム上記フォームがご利用いただけない方は、
『お名前・年齢・性別・住所・電話番号・利き手』を記入の上、
下記メールまでお申込みください。
gww.rokinnomori@gmail.com
=注意事項=
※キャンセル料
開催日直前のキャンセルはキャンセル料が発生します。
・一週間前から3日前まで…参加費の50%
・2日前から当日…参加費の100%
▶開催日の一週間前に詳細の案内をメールにてお送りします。持ち物や駐車場の場所等はそちらでご確認ください。
▶開始時刻の10分前までに開催場所にお集まりください。
▶動きやすい服装でご参加ください。(サンダル、スカート等はご遠慮ください)
▶傷害保険に加入しております(保険料は参加費に含まれています。)が怪我等には十分ご注意ください。
- 2020/09/17(木) 11:43:01|
- 森工塾・講座のご案内
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森林文化アカデミー時の恩師から、小学生の娘さんの自転車の前籠を作ってくれろとの仰せがありました。
ひたすら丈夫なものにするか、娘さんらしくちょいとおしゃれな感じにしてみるか迷ったけれど、当竹細工教室でもちょっとしたブームになった”八つ目編み”で作ってみました。
ひごの本数が多く、そこそこ丈夫な感じです。
籠単体ではこれだけのもんでして、編み目が八角形になってるんで”八つ目編み”。
一般的には真竹で作ることが多いと思いますが、今回は鵜籠を作った時に余った淡竹で作りました。

早速取り付けて下さったんですが、可愛らしい自転車に似合ってとても素敵にみえます。

自分たちが作っている籠たちは単独で使われることが多く、こうやって何かと組み合わせて使う場合、その姿を見る機会は無いんですね。
自分が思っているよりはカッコいいじゃん、って改めて思います。
自転車にはこんな感じで取り付けてあります。

竹は木よりも柔軟ではあるけれど、ぶつかったり倒れたりすればやっぱりどこかが壊れていくでしょう。
どこがどうなるのかそれも楽しみですけど、とにかく無事に役目を果たしてくれることを願ってます。
(キト)
- 2020/09/15(火) 10:13:48|
- 竹細工の技術継承
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岐阜県山県市で夏休みに実施した子ども対象の「みやまの森で木と親しむ2日間」に引き続き、
9月は大人対象の椅子づくり。
>>>8月3日色えんぴつづくり>>>8月4日スプーンづくりこの体験事業は、森林の役割や自然との共生について、
親が学び子に伝える機会として開催されました。
参加者は山県市内から集まった10名。
「えっ、こんな椅子が作れるの?」
「えー!丸太から作るの!!」
という驚きの声が。

実際、グリーンウッドワークをはじめて知ったという方も多くいらっしゃいました。

「ブタからハンバーグをつくる感じ?」
ってつぶやきが秀逸でした。
脚には割裂性の良いクリの木を使用。
クサビとマンリキで割っていきます。

10人で40本の脚の部材を木取りました。

さあ、削り馬にまたがって、銑で削っていきます。
断面が正方形になるように一面ずつ平行直角を確認しながらの作業です。

ノコギリで指定の寸法に切り落とします。

この椅子のデザインのポイントは、四方転びで先細りの脚。
まずは先細りの墨付け。

正方形の断面のまま、先端に向けて細く削っていきます。

「本当に出来上がるんだろうか?でもこの椅子を必ず持って帰る」
と不安を打ち消すように決意を固める方も。
四角柱の先細りの脚の角を削って八角柱の先細りに。

「一日削り続けて腕がプルプル」
八角柱の脚の角を更に南京鉋で削ってまあるくしていきます。

「南京がんなってピーラーみたい」
正確な丸い脚をつくるためには、最初から丸く削るのではなく、
四角→八角→丸と段階を踏むことが重要です。
南京がんなで削った削り屑は天日で干して乾燥。
座面のクッション材に使います。
この時期なら数時間で乾燥してくれます。

一日目はここで終了。

良く削った!削った!!
「脚を丸くしなきゃ」って夢で出てきた(笑)
二日目
脚が丸くなったらいよいよ組み立てです。
穴の位置を墨付けしたら、ドリルの中心がずれないようにキリで仮穴をあけます。
案外キリなんて使ったことがない方も多いようです。

「穴あけは心を真っ直ぐに」

今回二日間の椅子づくりということで、
椅子の脚をつなぐ貫の部材は、乾燥材の丸棒を使いました。
ペアで協力しながら組み立てです。

フレームの組み立てが終わったら、脚の角(つの)切り。
組立て時の衝撃で脚が割れないように予め長めに木取っておいた脚の上部を切断します。

ここで衝撃のカミングアウト!
「実はのこぎりを使うの初めて」
なんて方もいらっしゃいました。
仕上げに脚の上下の面取り。

休憩時間にはやっぱりこれ

ぱりんこの塩味が疲れた体にしみわたります。
座編みはカラフルなアクリルテープを使いました。

二日間の椅子づくり完成です。

「これが丸太だったなんて信じられない」
「木の性質が解って良かった。趣味に生かせる」
「電気の道具を使わない手づくり感がいい。楽しい2日間だった」
「原木から椅子が出来上がった。感無量」

この椅子をどこで使いますか?

「洗面化粧台の鏡の前の椅子」
「キッチンでちょっと待ちながら」
「玄関の共有の椅子」
「外でアウトドアで」
「孫の椅子と思って参加したが考え中。自分で使ってからあげようかな?」
「今は夫婦二人なので、家族が帰ってきたときに」
よく考えてみると、自治体が主催する本格的な椅子づくり講座は初めてかもしれません。
今までグリーンウッドワークに興味を持っていなかった一般の方たちに、
二日間で満足していただける椅子づくり講座を提供できたことは、
今後のいいモデルケースになるように思います。

今年はこれと同じタイプの椅子づくりをもう一度、
10月24日(土)25日(日)の二日間、
NPO法人足柄丹沢の郷ネットワーク主催のもと、
神奈川県の山北町で開催する予定です。
関東方面の方、是非ご参加ください。
>>>グリーンウッドワーク暮らしのものづくり講座のご案内
おの
- 2020/09/14(月) 18:26:42|
- ┗ 椅子づくり
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蓋と脚付きの鵜籠(よつざし)の注文がありまして、作りました。

但し、本物の鵜籠の半分の大きさで、左が本物、右が今回作ったもの。
直径、高さが半分なんでして、容量は1/8くらいですな。

蓋。
杉で作りました。仄かな桃色で、やさしい香りがします。紐は棕梠で。

ちゃんと開けられるんですよ。真ん中のへだては、ありません。

脚も籠と同じ淡竹で作りました。

この半鵜籠の主、ぬいぐるみの「叶鵜」君です。 「叶鵜」は「かなう」と読みます。
展示用の鵜籠でした。

「叶鵜」君一家。

籠の寸法が半分だからヒゴの寸法も半分くらいにして、編むことはできたけれど、結構てこずりましたね。
段ボールでモックアップを作ってぬいぐるみとの大きさを確認し、試作した上で製作するって、おもしろかったです。
無事に役立ってくれますように。
(キト)
- 2020/09/07(月) 13:25:55|
- 竹細工の技術継承
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長野県朝日村は松本市の南西に位置する自然豊かな村です。
森林率が約87%を占め、その半分以上が人工林のカラマツ林です。
今回私たちを講師に招いていただいたのは、
朝日村家具連絡協議会のみなさま。
協議会としての初めてのイベントとして、
この「ゴッホの椅子づくり」を選んでいただきました。
使う材料は山に普通に生えているコナラとミズキ

コナラは少し硬めですが割裂性は良好です。

緑の豊かな公園で木陰を移動しながら作業です。

参加者は、
木工家、クラフト体験施設の管理者、家具製作会社の職員、
技術専門校木工科の学生、クルミ農家、原木シイタケ生産者、農家、
舞台の大道具さん、森林保全活動をされている方などなど。
朝日村の小林村長にも参加していただきました。

皆さんの思いは
・村の観光につなげたい
・地域の人が集まる場づくり
・森林整備で出た材を利用して、子どもたちに身近に使えるものをつくってもらいたい
・村に元気が出る催し
・木材利用、森林の空間利用につなげたい
この椅子づくりは今回のイベントで終わりではなく、
ここからが始まりです。
事業継続のために、道具も購入していただきました。

2日間の宿泊はゲストハウス「かぜのわ」さん
美味しいお料理と居心地の良い空間。
将来は宿泊体験とのコラボもできるといいですね。

2日間の前半を終えて、
皆さんの感想は
・自分の座る椅子なので楽しんで削った。
・普段は機械を使うため、自分の手から削り出す作業は結構体力がいったが、楽しい研修だった。
・ただひたすらいいものができるかなと考えながら削った。
・昔の人はすごかったと思う。ちょっと木工をなめていた。
・生木の木工って難しい、けど楽しかったなぁ。今後も時間を見つけて挑戦してみたい。
・こんなに夢中になって一つの仕事に入れ込んだのは久しぶり。割った面がだんだん仕上がっていくのが楽しかった。
・こんな世界があるってのを知れて良かった。
・小学校以来の木工。薪のような材がこんなになるんだってびっくり。
・思い入れのある作品になりそう。出来上がりが楽しみ。
・こんなにも無心に削るのって一生無いと思う。
・この取組みを何かの形につなげたい。
この二日間で脚をつなぐ、貫・背板・座枠の完成を目指しましたが、
少々苦戦される方もいらっしゃいました。
間に合わなかった方は、一ヶ月後の9月までの宿題となりました。
また一か月後にお会いしましょう!
(つづく) おの
- 2020/09/04(金) 16:07:42|
- ┗ 椅子づくり
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