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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。これからの講座の予定はメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

森林文化アカデミー特用林産物実習(2月12日・13日)

NPO法人グリーンウッドワーク協会では、
岐阜県立森林文化アカデミーの学生さんに
ろうきんの森をフィールドとして活用してもらっています。

>>>2021年1月里山利活用実習
>>>2020年6月特用林産物実習

森林文化アカデミーでは舞茸栽培の実習において、
毎年県内の別の場所へ赴いて授業を行っているのですが、
2月と言えばコロナの第3波が押し寄せていたころ。
遠出を避けて、近場のろうきんの森で私たちの活動を
お手伝いして下さることになりました。

ろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)の参加者の方との接触を
極力避けるために、日にちをずらしての実習となりました。
まず初日2月12日は朝からドラム缶でほだ木の煮沸殺菌です。
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ひたすら火をくべて、お湯が減ったら足し湯。
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待っている間はあれを焼いたりこれを焼いたり。
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焼き串が必要だったら、さっと剪定鋏を取り出して削り出すのは流石!
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ブッシュクラフトのスプーンづくりだったり
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お昼も焚火を囲んで。
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これが楽しいんですよね。

そして翌日の舞茸菌の接種のために、
専用のクリーンベンチを制作しました。
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いつも使っている温室では人間が三密状態となってしまうため、
コロナ対策として人は外、舞茸はクリーンルームの中になるような、
新しい試みです。
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手の位置は何処がいいだろうか。
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素材は何がいい?
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などなど、試行錯誤の上に出来上がりました。
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そして6時間ぐつぐつ煮出したら、
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トングで原木を取り出して。
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袋詰め。
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一日冷まします。

翌日2月13日の植菌の様子です。
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学生さんたちの息がぴったり。
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これなら、コロナ禍が過ぎた後の植菌の際にも、
今までより簡易な設備として長く利用できそうです。

もちろんその翌日に開催した
ろうきん森の学校の舞茸栽培連続講座でも、
一般の参加者の方たちにこの設備を使ってもらいました。
>>>森工塾「舞茸原木栽培」③舞茸菌接種と草木染め・舞茸ランチ付き(2月14日)

学生さんたちが管理棟の中で植菌している日には、
裏の森の工房では一般の参加者の方がドラム缶で煮沸殺菌。
学生さんが差し入れてくれた銀杏を焼いて美味しくいただきました。
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ありがとう!
これからもアカデミーの学生さんたちと一緒に
森の活動ができると嬉しいです。

アカデミーの学生さんと森工塾の参加者の方々が植菌したホダギは、
現在培養中です。
4月28日現在ではほぼ白く菌がまわってきました。
畑に植える日が楽しみです。

(おの)
  1. 2021/04/29(木) 00:06:36|
  2. ┗ 舞茸連続講座

《出張ナイフ講座》森のわらべ多治見園 大人のナイフ研修会

昨年11月に多治見市の「自然育児森のわらべ(通称森わら)」でのナイフ講座。
森のようちえんの年長さんと小学生の子どもたちに
安全にそして楽しくナイフを使ってもらうための講座を開催させていただきました。

>>>子ども向けナイフ講座の様子

ナイフ体験を特別なイベントに終わらせるのではなく、
普段の保育や活動の中で使ってもらうためには、
まず大人がナイフに慣れる必要があります。

年度末の迫った3月12日に、
森わらの保護者とスタッフ向けのナイフワーク研修会を開催しました。
午前中は年長さんの保護者の方に集まっていただき、
広場に椅子を並べて、青空のもと気持ちよく削ってもらいました。
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この取組みに賛同して下さった森林文化アカデミー木工専攻の先生や生徒さんも、
自らの体験談などを紹介してくださいました。
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午後からは一転大雨。
場所を室内に変えてスタッフ研修会。
ナイフを使う際に、気持ちが落ち着く場所、場面、
座る椅子、姿勢などについて考慮する必要があります。
天候によって左右される場合も、
雨の場合は何処、風の場合は何処でやるのかを想定しておくことが大切です。
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子どもたちにどうやって興味を持ってもらうか。
必ず押さえておきたいポイントは?
子どもたちにキラキラを大切にしながら安全に!

子どもたちの未来のために、
皆さん真剣に取り組んでいただきました。

>>>森わらブログ

(おの)
  1. 2021/04/27(火) 23:40:46|
  2. ┗ その他イベント等

森工塾「森の恵みを味わう~春・山菜編」(4月18日)


ろうきん森の学校 森工塾
「森の恵みを味わう~春・山菜編」


2021年度最初の森工塾
昨年はコロナで中止となった毎年恒例の山菜講座が
2年ぶりの開催です。
この春を待ちわびたかのように満員御礼。
ありがたいことです。
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ところが、皆さんご存知の通り今年の春は早い。
王道のタラノメ、コシアブラはずいぶん大きく開いてしまいました。

そして読めないのが天気。
天気予報では晴れマークだったのに、始まってみると大雨。
講師の柳沢先生の声が、雨音にかき消されるほどの荒天でした。
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しかたがない、レインコートを着て出かけようと思ったら、
皆の想いが伝わったのか、空はすっかり晴天。
晴れ男、晴れ女が揃ったようです。
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タラノメやコシアブラが無くても食べられる草や木はいっぱいあります。
森林文化アカデミー教授の柳沢先生から、
食べられる植物、美味しくない植物、食べてはいけない植物を教わりながら、
皆で手分けして収穫しました。
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さあ、お料理です。
🍴本日のメニュー
《山菜の天ぷら》
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・コゴミ
・タンポポ
・フジ
・コシアブラ
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・タラノメ
・オオバコ
・タケノコ
・ノコンギク
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《おひたし》
・オオバタネツケバナ
・セントウソウ
・オオバコ
・アケビのつる
《炒め物》
・ワラビのペペロンチーノ
《サラダ》
・タチツボスミレ
・レタス
・サニーレタス
・プチトマト
《朴葉寿司》
・羽釜ご飯
・マスのフレーク
・椎茸の旨煮
・絹さや
・ニンジン
・山椒
・椿の花の酢漬け
・ダイコンの酢漬け(椿酢)
・ワラビの醤油漬け(ギョウジャニンニク醤油)
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《リョウブ飯》
・リョウブ
・羽釜ご飯
《お吸い物》
・ワラビ
・タケノコ
・ネギ
・ニンジン
・あげ
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《ランチデザート》
・チーズケーキ(たかっしーからの差し入れ)
・イタドリのジャム
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《3時のおやつ》
・ヨモギダンゴ
・あずき
・きなこ
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《お茶》
・クロモジ茶(サクマさんからの差し入れ)
・クマザサ茶とマコモダケ茶ブレンド
・レモネード(勝島さんからの差し入れ)
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ヨモギや椿は庭のものですが、購入した野菜はすべて
道の駅美濃にわか茶屋で選んだ地元の農家さんのもの。
差し入れ以外の山菜やタケノコは
古城山ふれあいの森で採れたものです。
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スーパーに行かなくても
こんなに豪華なランチができちゃう!
里山バンザイ💕

最後に柳沢先生のお話で印象に残った一言。
「今は都会の人と山の距離が離れてしまっている。
人を森や山へ目を向かせるためには、理屈ではなくて欲望!
美味しそう、食えそうだという気持ちが山をかまうことにつながる。
山菜が取れるようにするにはどんな手入れが必要か考える。
だからと言って都会の人みんなが山に押し寄せると大変。
意識の高い人たちが集まるくらいがいい。」
今回も良き学びとなりました。

(おの)
  1. 2021/04/26(月) 23:40:07|
  2. ┗ ろうきん森の学校

竹細工 ~竹細工教室  成果の巻 の続きの続きの・・・~

春ですねぇ。
コロナと、花粉と、黄砂を除けばいい気候ですねぇ。
金華山の萌黄の美しいこと。周辺の山のすそ野は竹の秋。もう少ししたらシイノキの花が金華山を駆け上って・・・
・・・成果報告です。

☆ 八つ目編みのトレーです。
  底の八つ目編みは何とか分かってきたけど、立ち上がり、角が難しかったです。
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ξ しっかりしたものが出来て充分使えそうですよ。

☆ 八つ目編みの小物入れです。
  2個目だけど、前のことをあんまり覚えてなくて、やってるうちに思い出しながら作りました。
  1個作ったからと言って2個目が簡単に、というもんではなかったですね。
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ξ 手は確実に慣れてきていると思いますよ。特に縁の火曲げがね。

☆ 四ツ目編みの盛籠です。
  編むのに精いっぱいで形が整えられません。
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ξ 何とか納まりました。何個か作ってみたら手も慣れますよ。

☆ ござ目編みのコーヒードリッパーです。
  見た目が良いのでコーヒーが美味しく感じます。
  コーヒーフィルターに合うように広げて編むのが難しかったです。
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ξ ホント広げるのは難しいですね。

使い方はこんな風で。
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☆ 差し六つ目編みの籠です。
  洗濯物入れとして使うつもりだけど他にも使えそう。
  反省点は色々あって毎回指摘されるけど、その経験を活かせてないです。
  でも、何となくうまくまとまったと思います。
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ξ 高台があって機能的にも良い形に出来ましたね。
  使ってみた上で、反省点を次にのものに反映できたら良いですね。

                        (キト)
  1. 2021/04/26(月) 11:30:37|
  2. 竹細工の技術継承

6/19〜《森の工房ワークショップ》のご案内|ろうきん森の学校 森工塾


ろうきん森の学校 森工塾
森の工房ワークショップ
はじまります!



ろうきん森の学校岐阜地区
今年度の一大イベントは森の工房 増設計画です!

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なんて、
2017年05月のブログに倣って書いてみましました!

http://greenwoodwork.blog112.fc2.com/blog-entry-954.html

この時は
森とつながるものづくり工房として、
一年かけてデッキと倉庫、日干しレンガのかまどをつくりました。

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今年はさらにデッキを増設し、
シャワー室をつくったり、屋根のへぎ板、壁づくり、屋根工事に柿渋塗装まで
ワークショップ形式でみんなでつくっていきます。

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これまで夏キャンプなどは近くの温泉まで往復していましたが
行って帰るのに1時間くらいかかるのと
コロナ禍で温泉を利用するのが難しくなっていることから
シャワー室をつくることにしました。

いま流行りの森サウナもやってみたい!
ほんとはサウナのあと長良川に飛び込みたいところですが
行き着くまでにすっかり湯冷め?して
「ととのう」なんて無理な話と諦めていました。
シャワー室ができればそれも実現可能に!

グリーンウッドワーカーの夢のあそび場&たまり場を目指して
どんどん楽しいことしていきますよ。

初回は、ウッドデッキWS。
今回も一般社団法人inkさんとご一緒します。
4月19日朝9時から受付開始です!
みなさん予定をあけておいてくださいね♡

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ろうきん森の学校
森工塾
森の工房WSスケジュール
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①ウッドデッキWS
6月19日 (土曜日)

ウッドデッキを基礎からつくります。
基礎石につかを立てて下地をつくってヒノキの板を固定します。
ウッドデッキをゼロから作ってみたい人におすすめの講座です。

②屋根のへぎ板と壁づくりWS
7月23日 (金曜日)

栗の丸太をマンリキという道具を使って割り薄い屋根板をつくります。 
それと並行して小屋の壁に杉板をはります。

③屋根の工事と柿渋塗装WS
8月21日 (土曜日)

前回作った屋根のへぎ板を使って屋根をふきます。
並行してウッドデッキなどを柿渋で塗装します。

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場所:ろうきん森の学校(岐阜県立武義高校東側の森)
時間:9時~16時
対象:大人(中学生以上)
定員:各回10名(先着)
参加費:一日1000円(昼食・保険代込み)
主催:NPO法人グリーンウッドワーク協会
共催:一般社団法人インク

  1. 2021/04/19(月) 16:45:23|
  2. 森工塾・講座のご案内