いよいよ暑くなってきてしまい、梅雨を飛び越していきなり真夏だ。 ホント、暑すぎるのは良くない。キライだ。
愚痴を言ってても始まらないので、報告を。
☆ 三本飛び網代の弁当箱です。
孫二人のために二個作る心算だけど、しばらく休憩します。
立ち上がりの角がうまくいかないし、目が詰まっていかない。ヒゴの出来が最後まで影響しますね。

ξ 先回報告の最後にもこの籠がありました。ちょっとしたブームでやんす。
アップ。

☆ テッセン編みの平笊です。
父の日のプレゼント(但し端材で)です。
笊の縁を始めて籐皮で巻いたけど、出来は縁で決まる、ってよくわかりました。

ξ 端材で作ったようには見えないですよ。しっかりしてます。
アップ

☆ 輪弧編みの針山です。
すごく難しかったけど、ヒゴのサイズで大きさが変わるのを体験できて面白かったです。
前から作りたいと思ってたんで、出来てうれしいです。

ξ 針山の綿を詰め込むと、籠だけの時より膨らんじじゃうので、どうしたもんか悩ましいですね。
アップ

☆ ござ目編みの手提げ籠です。
前作の残りのひごで作りました。胴体の形が決まらず苦労しました。
立ち上がりの角のヒゴの処理が難しかったです。

ξ しっかりした丈夫な籠で、色々詰め込めそうですね。
アップ

先日の竹林整備の後、だるくて熱っぽく何をするにもしんどいなと思ってたんですが、アホなことに後でこれが熱中症であったかと気付いた次第。
みなさんも油断禁物、ですよ。
(キト)
- 2022/06/25(土) 10:04:03|
- 竹細工の技術継承
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ろうきん森の学校 森工塾
舞茸原木栽培
連続講座④
舞茸畑づくりとホダ木の伏せ込み
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今日は舞茸原木栽培 連続講座の第4回目
古城山ふれあいの森に舞茸の畑をつくり
培養した原木(ホダ木)を伏せ込みました。

2月に植菌したホダ木はしっかり菌がまわって
カマンベール状になっています。

森の木陰になっているスペースを整備して
高さ15センチのホダ木が埋まる穴を掘ります。

ホダ木を3m×2畝にわけて並べてちょうどでした。

今年は古城山舞茸は少なめだったので
クリーンベンチを使わずに植菌した古城山の原木に
思いのほか菌がまわっていたので助かりました。
やってみないとわからないですね。

畑にホダ木を並べたらまわりに土を寄せて
赤玉土をホダ木の1センチ上くらいまでまきます。

舞茸が生える時に余分なものを巻き込まないためです。
最後に保湿のために落ち葉を薄くかぶせて完了。
あとは9月末に舞茸が出てくるのを待つだけです。
毎年どこに何を埋めたかわからなくなるので
今年はしっかりメモ。

畝の上に竹でトンネル型フレームを作り
寒冷紗をかけて午前中の作業は終了です。

今年で7年目の舞茸栽培。このエリアの舞茸畑も3ヶ所目になりました。
一度埋めたら3年〜4年は舞茸が出るので
だんだんスペースがなくなってくるのが課題です。

森の中では天然のきのこが一斉に顔を出してます。


午後からはきのこリウムづくり。
昨年お試しでやってみた
舞茸栽培ジオラマがうまくいったので
今年は古城山舞茸のほかに
ぬめりすぎたけ、えのきたけ、ひらたけ、なめこなど
さまざまな菌を用意しました。

ジオラマ用の流木や石、かわいい植木鉢、
フィギュアもいろいろありますよ。

容器に鉢底石をしいたら
ケト土と赤玉土を混ぜたものでベースをつくります。

見る方向を決めて奥に向かって高い斜面にすると
奥行きや立体感が出て見栄えがよくなります。参加者のみなさんも
素敵なガラス容器や蓋つきのびん
拾ってきた石など素材を探して持ってきてくれました。

簡単なつくり方をレクチャーした後は
思い思いのデザインできのこの森をつくります。
完成した時の大きさを想像しながらの作業
なかなか難しいのですが
みなさん悩みながらも楽しんでつくっていました。

ベースができたらキノコの菌が植え付けてある
原木(ホダ木)や菌床を仕込み
かぶるくらいに土をかけたら
最後にコケが定着しやすいように
表層にケト土多めの土を1センチほど入れます。

参加者のみなさんにはそれぞれ
森へコケ探しにも出かけてもらいました。

来る途中に目をつけておいたという参加者さんは
何種類か採取したものでレイアウトしていて素敵✨
苗木を何種類が持ってきていっしょに植えた方も。
これからどう育つか楽しみです。



最後にフィギュアを乗せたら完成!
石やフィギュアの選び方にもセンスが現れますね。






容器の選び方も大事で
保湿できる蓋つきのものがおすすめです。

ここまで準備は大変だったと思いますが
容器探しから楽しんでくださったようで
こちらもうれしかったです。



毎年梅雨時期の作業になるので
雨と蚊に悩まされてきた伏せ込みですが
今年は快晴なのに暑すぎず良い風が吹いていて
とってもやりやすかったです。

次回は連続講座の最終回
講師に森林文化アカデミーの津田格先生をお呼びして
舞茸の収穫と森のキノコ観察会&舞茸ランチつきです。

今年はどれだけ収穫できるか楽しみです♪
グリーンウッドワーク協会 ばきちゃん
- 2022/06/20(月) 10:33:51|
- ┗ 舞茸連続講座
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3年ぶりにろうきん千葉ニュータウンのビルで
グリーンウッドワークのWSを開催しました。

久しぶりに労働金庫連合会の職員の方々に、
リアルなものづくりを体験していただくことできるようになりました。

材料は山桜を岐阜から持ってきました。

3日前に伐ったばかりなので、まだ瑞々しく柔らかくて
ナイフを入れるのが気持ちいい!



だんだん集中して没頭する参加者のみなさん。
オフィス街に静かに木を削る音だけが響きます。



大きいの、小さいの、とんがりやまるっこいのなど、まるで本物のキノコのような多様性ですね。
削り終えたら好きな長さでカット。



思い思いの色を塗って完成です。
できあがったきのこをケヤキの台に飾ります。


いつも通っているオフィスの中庭に
かわいいきのこの森ができあがりました。




午後からのワークショップは削り馬と銑で
おうちづくりです。

材料は午前中と同じヤマザクラ。
う〜ん、どれにしよう。



ケヤキの地面にミニチュアのお家をならべたら
庭木や乗り物も作りたくなってアレンジもいろいろ。
夢中で削る姿がとてもうれしいです。


デスクにこんな案内があったら楽しい!


屋根をつけたり色を塗ったり。


午前中から連続して参加した方はきのことおうちをコラボ。


ジオラマづくりは大人もついつい夢中になっちゃいます。新幹線はお父さんたちの作品。

外での作業には最高の曇り空。
涼しい風が吹き抜けて心地良い1日でした。
次回は美濃の森で宿泊型の森もり体験です。
お会いできるのを楽しみにしています!
グリーンウッドワーク協会 ばきちゃん
- 2022/06/19(日) 11:23:41|
- ┗ その他イベント等
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ろうきん森の学校 森工塾
ククサづくり連続講座3期生
第2回・ナイフワーク基本編
無事終了しました。
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グリーンウッドワークで使う道具を毎回1つずつ練習しながら、ククサづくりに必要な技術を身につける連続講座。
2回目はナイフワーク基本編です。

午前中は13種類のナイフワークをひとつひとつ練習します。

一度に全部覚えるのは難しいのですが、よく使うもの、やりやすいものからやっていくうちに、自然と使い分けできるようになるので大丈夫です。

午後は丸太を割るところからお箸を削っていきます。

材料はサクラ、コシアブラ、ケヤキから好きなものを選んでいただきました。

斧で8等分に割ったものをハツって角柱にしたら、ナイフで8mm角まで整えていきます。
斧とナイフを駆使して真っ直ぐな箸をつくるのは、ナイフに慣れている人でも難しいです。

2本がピタッと合うために基準になる面を1面削るだけでも一苦労。何度も平らなところで確認しながら調整して平面ができたら、隣り合う面を直角に削ります。これを2本で8面。

角柱になったところで先細りにして、最後に八角形にしたら完成。
1日かけて1本しかできないこともありますが、連続講座は完成させることよりも、出来るまでの過程が大切。身体が覚えるまでひたすら削ります。

自転車やピアノの練習のように、基本をコツコツ練習すると、いつの間にか「出来てた!」って気づくんです。
前回の道具は斧。チョッピングブロックとマレットをつくったのですが、怖々だった斧の扱いも、今日1日で安心して見ていられるようになりました。

ナイフワークも最終回には驚くほど成長しているはずです。今日の参加者の皆さんの感想からも確実に上達していることを感じました。

・まっすぐ削るのに苦戦した。前回に比べて斧が上手く扱えた。次回までにナイフも練習して臨みたい。
・斧が前回全く使えなかったのに、今日は楽しかった。今度来たときはナイフ上手になってるのが楽しみ。みなさんの集中力がすごいと思った。
・新品の斧で小野さんに教えてもらって(笑)削っていて木目に騙される。まっすぐを見つけるのが難しかった。完成して良かった。
・前回斧が狙ったところに行かなかったのが、今回は上手くなった。没頭して無心になれて、楽しく集中できた。
・2本目にとりかかるのに、斧を使って短時間でできた。斧の使い方をもっと練習したい。
・先月帰る時には腕がプルプルで、今回は力を抜いてやろうと思っていた。力の加減がわかってきたような気がする。
・斧はうまいことできた。ナイフの刃の角度の微調整が難しかった。

次回はナイフワーク・応用編。
フックナイフでスプーンをつくります♪
みなさんの成長が楽しみです。

グリーンウッドワーク協会 ばきちゃん
- 2022/06/12(日) 17:38:51|
- ┗ ろうきん森の学校
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