子どもと自然を楽しめる大人になるための
「環境教育・木育」講座を開催しました!

みの木工工房FUKUBEの教室で
はじめての本格的な木育の授業。

ふくちゃんの木育概論は、木育が目指すことを知るだけでなく、
その根っこにあることに気づかせてくれて、そのために何を大切にしていくか、
自分のあり方そのものを見つめ直し、その先の行動につなげるところまで学べるんです。

午後からは長瀬の町に出て野遊びウォーク。

木育のアプローチを意識しながら実際に体験することで、
自然体験プログラムの組み立て方を学びます。
ふくちゃんからお散歩前のリスクマネジメントとして危険生物や植物のお話と、
五感を使った見方を聞きます。

お散歩のはじめはクワの実がお迎えしてくれました。

他にもノビルやスイバなどを発見。まずは味覚をカギに自然を体験します。
キーワードは道草。

「みなさんにも原体験があるはず」と、お父さんやお母さんに教わった草花遊びをアレンジ。
昔のアイデアを掘り起こして工夫すれば新たな遊びになることを見せてくれました。
「自然を生かした遊びは、つくり込まないのが長続きする。大人も惹きつけることができる。」とのこと。
「めであるく」を意識して自然をじっくり見ながら歩き、当たり前の景色を「観る」目を養う。
絵本をヒントに見方を教えてもらうと、
途端に今まで見ていたけど観えていなかったものに目がいきます。

こんな見方ができるんだね!って。
発見できるたびに楽しい!面白い!って、みんな夢中に。
大人側が楽しさを感じることが大切で、そのことを伝える。
それが木育の第一歩に。
さあ、歩きながら、?や!マークがどれだけついたかな…。
途中で休憩と絵本の読み聞かせをはさんでからの「草染めおえかき」では、
やり方は教えずに塗り絵を配りました。

ヒントは「ヨモギもみもみ」
2チームに分かれて、まわりの植物を見つけてはモミモミしてからイラストを塗っていきます。

塗りながらも、香りや触感、色の出方や水分の感じを共有していくと、
参加者同志のコミニュケーションも深まります。
同世代の参加者とは、ローカルな草花遊びの話や、
育った環境による原体験の違いの話で盛り上がりました。

「草染めおえかき~」のねらいとしては
●「色」に興味を持つ
●「自然を観る目」を養う
●自然の楽しみ方を身につける
●工夫して遊ぶ力を身につける
●身近な自然に興味を持つ
●自然への興味を深める
などを事前に聞いていましたが、ふくちゃんは「意図を持たないことも意図。」と言います。
子どもたちから何が生まれるか、意図を持たずにを見守ることも大切。
と聞いて、森のようちえんの子どもたちとの時間を思い出しました。
いまの幼稚園保育園は子どもたちの取り組みは充実しているけど、
よく聞くのが、「大人にこそやってもらいたい」ということ。
忙しい時代だけど、子どもの自然体験を大人も一緒にやることで、大人の心も育まれます。
そうして、子どもと分かち合える大人が増えてほしい。
最後に福ちゃんからは
『センスオブワンダーは和訳すると「身近な自然にふれて深く感動するちから。」
いつも見ているものに感動する感性を育み、見る目を養うことで、未来を観る目を養う。
木育というけれど、日常のどこかにはつながること。だからこそ、
指導者向けだけでなく、お父さんお母さんに参加してほしい。』
とふりかえりのお話がありました。

何度聞いても、言葉のひとつひとつが深くて、
福ちゃんの自然との関わり方やまなざしのあたたかさに感動します。
また機会をつくって続けていきたい講座でした。
今回いろんなイベントが重なってしまって、参加できなかった方が多かったので、
また別の機会に続きをやりたいです!
(ばきちゃん)
- 2023/05/29(月) 17:02:07|
- ┗ ろうきん森の学校
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KIDS GO WILD✖️グリーンウッドワーク協会
火打石採集〜火おこし道具作りまで
\原始vsブッシュクラフト/
サバイバル火熾し術!
ブッシュクラフトやサバイバルに精通する"やっし"こと三浦靖司さんを九州福岡からお招きして、
キャンプや防災に役立つ火熾し術を学ぶ、二日間の講習会を開催しました。
火打石、弓錐式、メタルマッチの火おこしのほか、
ナイフセーフティやロープワークも学べる本格的なブッシュクラフトの講習会です。

2日目は
きのう森で見つけてきた弓錐式の火おこしに使う弓をつくるための木の枝を使った弓づくりから。

ナイフセーフティーや紐結び、ロープ張りなど、ブッシュクラフトの基本技術を学びながら弓をつくります。

3人1チームになって、弓錐式火おこしに必要な火切り板、
火切り棒スピンドル、おさえ板の下処理、麻ひものベットづくりを手分けして行います。

お昼ご飯はカレーライス。明宝ハムや、
季節の8種類の小海野菜をオリジナルブレンドの調味料で丁寧に漬け込んだ八峰漬け、
郡上の小らっきょうで仕込んだお酢を使わない天日発酵のらっきょう漬けなど、
参加者の皆さんからの差し入れも加わって美味しかったー!

おやつは、全日本焼きマシュマロ協会の会長やっしのレクチャーによる、
カリッとろっふわっの3種の食感が味わえる、世界一美味しい焼きマシュマロを堪能♡


午後からの本格的な火おこしに備えます!

2日目午後からは各チームつくった弓を使っての本格的な火おこし!
弓の張り具合や抑え方で一生懸命弓を前後させても力がうまく伝わらないことも。
調整がうまくいっているチームからは歓声が聞こえてきます。

3チームが点火できたところで、
今度は弓錐式の道具をつくるところから、ヨーイドンの火おこしチャレンジ。
出来るはずのことも、焦るとうまくいきませんからね。
チーム内で話し合って役割を決めたら、いざ、スタートです。

1番最初に煙が上がっていたチーム、

弓が緩んで途中だやり直している間に、別の2チームが接戦に!
僅差で火がついて勝負がつきました。
材料は用意してあったとはいえ、10分くらいで道具づくりから火おこしできました。
2日のみなさんの感想は…

一日中外でいろんな火おこし体験出来て楽しかった。
いやぁ、ほんと,楽しかった!いろんな講座参加したけど2番目くらいに楽しかった。
体験出来たことがプライスレス。山梨から来てよかった。
火打石は、石から火が出ると思っていたら火打金から火が出るところに驚いた。
いちばん感動したのは、肉を焼くのに、みんなで一つの目標に向かってやるのが新鮮で、ほんとに感動した。
子どもより自分が楽しくてあっという間。
子どもたちは森のようちえんに通っていて森で遊んでいたけど、
小学校に入ってからは家遊びがほとんどだったので、いい経験ができた。
:::::
みなさん、最後とても良い表情で解散となりました。
2日間にわたる原始の火おこし体験を通して、
火をつける技術以上のことをやっしから学ぶことができたと思います。

やっしありがとう!みなさんもお疲れさまでした!
(おしまい)ばきちゃん
- 2023/05/09(火) 19:20:32|
- ┗ ろうきん森の学校
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KIDS GO WILD✖️グリーンウッドワーク協会
火打石採集〜火おこし道具作りまで
\原始vsブッシュクラフト/
サバイバル火熾し術!
ブッシュクラフトやサバイバルに精通する"やっし"こと三浦靖司さんを九州福岡からお招きして、
キャンプや防災に役立つ火熾し術を学ぶ、二日間の講習会を開催しました。

火打石、弓錐式、メタルマッチの火おこしのほか、
ナイフセーフティやロープワークも学べる本格的なブッシュクラフトの講習会です。

1日目は
『壊れないチャークロスづくり』
チャークロスは綿100%の布を使ってつくる炭。

布を蓋つきの缶に詰めて焚き火にくべ、炭化させることで、
小さな火花もキャッチできる火口(ほくち)になります。

焚き火に入れてしばらくすると細く白い煙が出てきました。

これが出なくなるまで加熱したところで火から外し、
中が燃えてしまわないようにして温度が下がるまで放置します。
完成するとこんなチャークロスができあがります

その間に、参加者のみなさんは火打石と弓を探しに古城山ふれあいの森に出かけます。
行ってらっしゃい!

今日もご飯担当の私。みなさんを見送ったら調理に入ります。
羽釜ご飯はさっそく覚えたての古城山の火打金と佐野さんの火打金で着火!
一発で着けることができました♡
ただの自己満足なんだけど、それだけでご飯炊きがめちゃくちゃ楽しくなるぞ!

しばらくして古城山のチャートを手に戻ってきたみなさん。
いろんな種類の火打金を試させてもらいながらひたすら練習。
うまくいくコツを学んだ後は一気に上達してお昼ご飯の時間を忘れるくらい火花を飛ばし続けました。

6歳から61歳までを夢中にさせる火打金と火打石!
原始の火おこしも、『木を削る』と同じように本能にヒビっと響く気がします。

日頃、古城山で活動していて、チャートをみてもワクワクしないし、
通り過ぎるだけで、いつも植物しか見ないというNさんも、
『石を見てわくわくできた😊参加者が少なそうと聞いてそれならと火おこしに興味なく参加したけど、
やってみたら、こんなに面白いとは!』
って、うれしい感想いただきました。
午後からは
『メタルマッチマスター』
現代の火おこし『メタルマッチ』を使って誰が早く火をつけられるか?
まずは自分のやり方でチャレンジ。うーん。これで良いのかな?

そこでやっしがやってみると…バシュッっとケタ違いの火花が!

ええ!こんなに違うの⁉︎

姿勢、力の強さ、角度、ひとつひとつ丁寧に教えてもらって、あとは一人ひとり練習していきます。
火花を受ける火口もいろんな種類があるんですね。中にはえ?こんなものも?ってものも。

最後はスタッフも加わり全員で
『メタルマッチ選手権』
ルールに乗っ取って
一発着火のサドンデスゲームです!
賞品を見ると急に本気度が増すのが人のサガ。

メタルマッチの状態を整え
ポジションを確認し、リハーサル…さあ、誰が勝ち残るか!

あんなに練習では上手く出来たのに
気持ちが焦ってフライングしたり
火花があらぬ方向に飛んだり。
基本をひとつ疎かにすると
上手く着火しないんです。

焦らず、急がず、正確に!
どんな時も本気の理事長!
なんと2位に(主催者だけど忖度なし)
1位は中学生のトモロウ君でした!
やったね、おめでとう!

1日目が無事終了しました。

講座後の懇親会も盛り上がって
火おこしって楽しい!を共有できて
とにかく楽しかったです。

小さな火花ひとつあれば
着火できることを知った子どもたち
自信につながったかな。
子どもも大人もみんな夢中になる
火おこし講座の楽しさ。
忘れないうちに夏のキャンプで
またやりましょう!
(明日に続く)
- 2023/05/09(火) 18:48:24|
- ┗ ろうきん森の学校
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2023前期 ろうきん森の学校 森工塾 (もっこうじゅく)
竹ひごからつくる 竹細工講座「六つ目編みの舟形かご」
\
青竹を油抜きをせず生のまま加工する「青物」と呼ばれる竹細工の基本を学びます。竹ひごづくり、竹編みなど、竹細工の基本を3日間かけて学びます。
7月は丸竹を割って鉈(なた)や切り出し小刀を使って竹ひごをつくり、「六つ目編み」 で編んで縁や持ち手を取付け「舟形かご」をつくります。


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開催概要
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日にち 2023年7月5日(水) 12日(水) 19日 (水) 【計3日間】
時 間 9:30〜17:00
場 所 番屋2号館 (美濃市広岡町 2632-1)
定 員 10名
対 象 大人(原則として中学生以上)
受講料 15,000円
講 師 安藤千寿香(NPO法人グリーンウッドワーク協会)
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お申し込みについて
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受付期間は、各講座開催日の2ヶ月前から1週間前(先着順)です。
参加費の入金をもって受付とします。
オンラインストアの
専用ページからお申し込みください。

《お申し込み受付期間》2023/05/05 00:00 〜 2023/06/27 23:59
▶ 全日程参加できる方に限ります。振替受講はありません。
▶ 申込が定員の半数に満たないときは開催できない場合があります。(1週間前に連絡)
▶ 開催日の1週間前に持ち物や駐車場の場所等のご案内をメールにてお送りします。詳細はそちらでご確認ください。
《お問い合わせ先》gww.take@gmail.com(竹部会専用アドレス)
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キャンセルポリシー
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申し込み後、やむを得ない理由によりキャンセルされる場合は事務局までご連絡ください。
キャンセルのご連絡日により、下記の通りキャンセル料を申し受けます。
① 8日前まで…キャンセル料は発生しません。
②7日前から3日前まで…受講料の50%
③2日前から当日…受講料の100%(連絡なしの不参加含む)
お席を確保し事前の準備を整えてお待ちしておりますので、予めご了承ください。
※返金にかかる決済手数料・口座振込手数料はお客様負担とさせていただきます。
※返金方法はご入金時の決済手段や時期によって異なりますのでその都度ご連絡いたします。
※当法人の都合での講座中止に関しては全額返金いたします。
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注意事項
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▶ こちらの講座は対象が大人(中学生以上)です。お子さまの同伴参加はできません。
▶ 開始時刻の10分前までに開催場所にお集まりください。
▶ 動きやすい服装でお越しください。(サンダルスカート等はご遠慮ください)
▶ 参加費には保険代金を含みます。
▶ 傷害保険に加入しておりますが怪我等には十分ご注意ください。
- 2023/05/05(金) 00:00:00|
- 森工塾・講座のご案内
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