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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。これからの講座の予定はメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

竹ひごからつくる竹細工講座 「楕円の深ザル」 ≪森工塾≫

6/24(土) 25(日) の二日間で 竹ひごからつくる竹細工講座「楕円の深ザル」 を実施しました。
梅雨の中休みで天気にも恵まれ、10名の参加者にお越しいただきました。

みなさん扇形に並んでいただいて、最初の話をしています。
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材料の竹は、必要な長さに切ってハカマを削り、汚れも拭き取ってあるんで、作業は竹割りからです。
竹割鉈で最初の割りを入れます。
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鉈だけではなかなか割れないんで、竹割り用の竹を押し込んで割っていきます。
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半割にした竹を、更に細かく割っています。これが結構恐ろしい。
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細く割った竹を、薄くへいでいきます。厚さを測るのがノギスという道具で、これがまた厄介でして・・・
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幅決め。刃物の間に竹を通すだけなんでこれは簡単です。見た目より力はいるけど。
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厚さを仕上げて、1日目の成果がこれ。よくやったなぁという感慨はまだ無いですね。
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2日目の最初は、聞かれることが多い竹(孟宗竹、真竹、淡竹)の見分け方を少し説明してます。
今回使ってる竹は、淡竹です。
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2日目の作業はヒゴの面取りをしてから、いよいよザルを編みます。
芯竹に横ヒゴをセットしてから縦ヒゴを差し込んでいきます。
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ザルの深さを決めたらあとはどんどん編み進めます。ござ目編みですね。
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編みが終わって両端を籐皮で処理したところ。
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縁の竹が厚いので膝に押し当てて曲げ癖を付けます。
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縁竹をザルに組み付けます。結束バンドが活躍中。
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最後は銅線で縛って完成、なんですが、今回はこの作業が一番手こずったですね。
やっぱり縁は難しいです。
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アクシデントもありながら、とにもかくにも完成しました。
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みなさんのご感想
 ・楽しかった。危険な作業もあるけれど、またやりたい。
 ・やっぱりヒゴづくりが大変なんですね。またやりたい。
 ・ヒゴ作り体験は部活動みたいで難しかったけど楽しかった。
 ・丸竹からヒゴにする迄の体験が出来て楽しかった。
 ・普段しない動きが楽しかった。身の方は処分するけれど何かに使えるといいですね。
 ・丸竹からヒゴづくりが出来てよかった。
 ・地元の竹林と色々付き合っていきたい。
 ・ヒづくりがやりたくて参加したので、出来て良かった。本当に大変な作業で、高いものの金額が頷けます。
 ・疲れました。ヒゴづくりがやりたかったんだけど、大変でした。

みなさん 「ヒゴづくり」 がしたかったとのことで、楽しんでいただけたのなら幸いです。
筋肉痛や関節痛や腰痛、ケガもあって緊張するし、で結構疲れたと思います。
でも多分、これからみなさんが竹細工を見るたびに オツ ン? ってなるんでしょうね。
これを機会にまたW.Sに参加してください。お待ちしとります。

                       (キト)
  1. 2023/06/27(火) 13:50:55|
  2. 竹細工の技術継承

緊急告知! ONE TREE〜キハダを使い尽くす 【夏のグリーンウッドワーク集中講座】のご案内

緊急告知! ONE TREE〜キハダを使い尽くす 【夏のグリーンウッドワーク集中講座】のご案内

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ONE TREE〜キハダを使い尽くす
夏のグリーンウッドワーク集中講座
【全日程参加】は10%OFFでお得に道具が揃うチャンス。


こんにちは!NPO法人グリーンウッドワーク協会 理事長の小野敦です。

また、暑い夏がやってきました。
暑い夏は涼しいところでグリーンウッドワーク!

ということで、7月の週末2回、計5日間のグリーンウッドワーク集中講座を
エアコンの効いたみの木工工房FUKUBEを会場に企画しました!

毎回好評の道具付きククサづくり連続講座を二週間で開催。
既に道具を持っている方は講習費用のみで、全日程参加できない方は単発での参加も可能です。

全日程でお申し込みの方には、消費税還元10%割引でご参加いただけます。
さらに、道具もお値打ち価格でご購入いただけます!(カルソフアックスも10%割引き!)

この機会に是非、お申し込みください。

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ONE TREE〜キハダを使い尽くす《夏のグリーンウッドワーク集中講座》
【全日程参加・道具つき】は10%OFFでお得に道具が揃うチャンス。
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5日間で山添村のキハダを使い尽くす『ONE TREE講座』

7月8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日)、17(月・祝)の5日間で木彫りの熊、スプーン、我谷盆、ククサを制作します。

必要な道具がそろって、グリーンウッドワークの基本的な技術が身につくと大人気の『ククサづくり連続講座』

いつもは5ヶ月かけてスキルアップを目指す連続講座を、岐阜県美濃市の『みの木工工房FUKUBE』で2週にわたり5日間に短縮して、『夏のグリーンウッドワーク集中講座』として開催します。

この講座は斧の使い方やナイフワークなど、グリーンウッドワークの基本的な技術を1回にひとつずつ身につけ、最終日にはキャンプなどアウトドアブームで人気の「ククサ(木のカップ)」をつくります。

希望する方には、お得な値段で必要な道具も揃うので、講座終了後もグリーンウッドワークを続けることができる、おすすめの講座です。

ククサづくり講座はグリーンウッドワーク初挑戦の方にはややハードルが高いので、単発参加ご希望の方はグリーンウッドワーク協会の講座で基本の斧の使い方とナイフワークを学んでからの参加をおすすめします。

━━━━━━━━
開催スケジュール
━━━━━━━━
① 7月8日(土)
 基本のアックスワーク 木彫りの熊づくり
 道具:カルソフアックス(定価38,500円)
    ストレートナイフ120(定価3,520円)
② 7月9日 (日)
 基本のナイフワーク スプーンづくり
 道具:フックナイフ164 片刃(定価5,610円)
③ 7月15日 (土)
 彫る技術 我谷盆をつくる
 道具:ガウジ/叩きノミ(定価9,600円)
④ 7月 16日 (日)、17日(月・祝)
 総集編 ククサをつくる
 道具:フックナイフ162 両刃(定価5,830円)

━━━━━
開催概要
━━━━━
場 所 みの木工工房FUKUBE3階(岐阜県美濃市長瀬545)
時 間 10:00〜17:00
対 象 大人(中学生以上・単発参加は原則としてグリーンウッドワークのナイフワークを学んだことがある方)
定 員 10名(先着順)
講 師 小野敦(NPO法人グリーンウッドワーク協会)

━━━━━
受講料 (材料費・税・保険代金含む)
━━━━━
◉全日程参加(全5回)30,000円→27,000円
◉全日程参加(全5回)道具つき 93,000円→83,700円
◉単発参加  1日6,000円、ククサのみ2日間12,000円
(単発参加で当日道具を購入される方は5%引き)

↓お申し込みはオンラインサイトから
https://greenwoodwork.stores.jp/items/6496d6d35ab45e00325cc6a4
  1. 2023/06/26(月) 17:29:21|
  2. 森工塾・講座のご案内

6月10日出張ろうきん森の学校@千葉(午後の部)

出張ろうきん森の学校@千葉総合事務センター

午後からは、
4月に開催した川と山のぎふのFacebook投稿をきっかけに興味を持ってくださった、
森のアロマペンダントづくりをしました。
桜の枝から好きなところを選んで伐ったら、
1のこ

アロマを入れる穴と、ひもを通す穴を開けます。
2あなあけ

ここまではあっという間ですが、
開けた穴に合わせたフタをつくるのが大変。
今回はあまり削らなくてもキュッと入るようにあらかじめフタはキットにしてきたのですが、
みなさんクリエイティブな発想力で、面白いカタチを削りだしました。
4ふた切

5こだわり

集中して黙々とフタを削り、紙ヤスリをかけて整える作業に没頭する参加者のみなさん。
6もくもく

思い思いに仕上げていく中で、
『来るまでは億劫だったけど、やってみるとすごく楽しい!』とおっしゃる声が聞こえて、
思わず心の中でガッツポーズでした。

今回はじめて新スタッフのしめちゃんを労金連のみなさんにご紹介できました。
8しめちゃん

これまで1日〜2日かかるスプーン講座は難しかったのですが、
しめちゃんがカトラリー連続講座でやっているようなカトラリーなら半日の体験にできます。
思いのほかナイフワークを楽しんでくださったので、
来年はスイーツつきスプーンづくりなどもできたらいいですね。

完成した森のアロマペンダント♪
ご夫妻のイニシャル入りのペアのペンダントや、
11夫婦でイニシャル

ボトルの皮をシマシマに削ってフタのデザインもアシンメトリーにしたもの。
12はっぱ

葉っぱのフタや素敵な模様をバーニングペンで描いたものなど、
10模様

13焼きペン

短い時間の中、とっても個性的なアロマペンダントが並びました。

お休みの日に参加してくださったみなさま、
今年もお世話になりました。
14集合写真

ありがとうございました!
次回は美濃の森で宿泊型の森もり体験です。
美濃のろうきんの森でお会いできるのを楽しみにしています!
(ばきちゃん)
  1. 2023/06/13(火) 08:26:42|
  2. ┗ ろうきん森の学校

6月10日出張ろうきん森の学校@千葉(午前の部)

昨年に続いて、今年も千葉ニュータウンのろうきんビルで
グリーンウッドワーク体験を開催することができました。

出張森の学校は、労働金庫連合会の職員の方々に、
ろうきん森の学校を知っていただける貴重な機会です。
今年もプログラムは午前午後で2種類やらせていただきました。
材料は3日前に伐ったばかりの新鮮な山桜。
1山桜

ドリルで穴を開けると木口から水がしみだしてきます。
2穴をあけると

午前中の森の万華鏡は、シュリンクポットをヒントに、
木が乾燥して収縮する特性を利用しています。
枝に穴をあけ、レンズになるビー玉を入れた後に
レンジでチンして強制乾燥すると、
ビー玉が抜けなくなるんですよ。
6ビー玉

やり方はシンプルですが、樹種や切った時期、枝の太さなど、
どのくらい縮むかは条件次第で変わるので、
試行錯誤の末にできたプログラムです。
中に入れる三面鏡にあわせて切った桜の枝に手回しドリルで穴をあけ、
ビー玉を入れてレンチンすると、
レンジの中からシューっと蒸気があがる音が聞こえます。
扉を開けてみると、お皿には桜の中から出た水分がたまっていて、
みなさんこんなに水が出るんですねって、驚かれます。
3こんなに水が

ふだんは数分ごとに区切って参加してもらうのですが、
今回はみんな一斉にスタートだったので、
協力しながらみんなで万華鏡をつくりました。
4みんなで協力

早くできた人からバーニングペンを使って、根付にも挑戦。
日付を入れたり、絵を描いたりと思い思いの万華鏡を完成させました。
8根付

最後は集合写真。
せっかくなので万華鏡をのぞいての撮影でした。
9みんなでのぞいて

万華鏡をのぞくとキラキラとした模様が見えます。
色や模様が素敵だなって思ったら、それが何か観察してみてください。
葉っぱやお花など、コントラストが大きいものははっきりした模様になります。
森や公園に出かける時、ぜひぜひ万華鏡を持って出かけてみてください、
お子さんがみつけたものを一緒にのぞいて探してみたり、
美しいものを見つけたりと、万華鏡をきっかけに、
自然と触れ、自然とつながるきっかけになったらうれしいです。
7完成

(ばきちゃん)つづく
  1. 2023/06/12(月) 15:25:05|
  2. ┗ ろうきん森の学校

6月4日 暮らしのものづくり講座in西丹沢 開催しました

グリーンウッドワーク暮らしのものづくり講座

間伐した生木でシュリングポット(スパイスボトル)づくり体験in西丹沢


NPO法人足柄丹沢の郷ネットワーク
今年度最初のグリーンウッドワーク講座です。

6月のグリーンウッドワーク暮らしのものづくり講座は、シュリングポット。
山から切り出した間伐材の生木を材料に、
手回しドリルや斧、ナイフなどの道具を使って、
小さ目のシュリングポットを作ります。
今回は2週間前に切ったフサザクラとアブラチャンを使いました。
1アブラチャンとフサザクラ

つくりたいものに合わせて切った材に手回しドリルで穴を開けると、
木口から水がどんどん染み出してきます。
3水が出る

2水が出る

この時期はしっかり水分を吸っているので、
生木はとても柔らかくて削りやすいですね。
4シュルシュル気持ちいい

台風一過の涼しい風吹く丹沢湖のほとりで、
ひたすらシュルシュルと削る時間はああ楽しい!
気持ちいい!のですが…
斧とナイフで形を整えたあとの、底と蓋づくりにみなさん苦戦。
なかなかピッタリの底が削れない、蓋がはまらない💦
筒まではいくつも出来たのですが、
仕上げまでたどり着くのはほんとに大変でした。
5完成

それでも、やってみて感じたことは…
◉今日の木は削りやすくてよかった。
◉イメージ通り縮んでくれたらいいな。
クリーム入れつくってみたい。
◉娘がヘアゴムとか指輪をあちこちに置いて困るので、
それをまとめてここにあるよっていう入れ物に使いたい。
◉いつも途中になってしまう、今日も完成出来ずに終わった。
またみなさんに助けてもらいながらでした。
でもいろいろやりたいものがあるので、また挑戦したい。
◉デザインまで考えることなく完成させるのが精一杯だったけど、
完成したみなさんのを見て、こんなデザインがいいな、かわいいなと思った。
またやりたい。

と、みなさん前向きな感想をシェアしてくださいました。
6蓋が

自分でつくったものが、日常の暮らしの中で使える道具になるって、
グリーンウッドワークの醍醐味ですよね。
小さなシュリンクポットは小径木で出来るので、
ぜひぜひ、これからも身の回りのいろんな入れ物をつくってみてください♪

(ばきちゃん)
  1. 2023/06/09(金) 08:14:43|
  2. ┗ その他イベント等

6月3日 NORAの次世代人材育成事業(報告会)

よこはま里山研究所~NORA~
グリーンウッドワークワークショップ

よこはま里山研究所~NORA~では、
里山保全活動で産出する間伐材を「資源」として見直していく新たな活動として、
グリーンウッドワークワークショップを開催しています。
間伐材を活用したグリーンウッドワークを基礎を学び、
参加者で学び合いながら成果報告までを全6回で行うワークショップ。
1回目1月の入門講座と今回6月の成果報告会の講師を
グリーンウッドワーク協会より小野ちゃんが務めさせていただきました。
13午前中集合写真

↓1回目1月7日入門講座の様子
こちらをクリック

6/3(土)の第6回目は成果報告会ということで、
午前中は第2回~5回で参加者のみなさんがNORAスタッフと一緒に
自主活動でつくってきたスプーンや器などの成果を発表。
10みんなの作品

11報告会

その後、ナイフワークの基本をおさらいしました。
12ナイフワーク

午前中のナイフワーク練習のあとは、
技術の基本となる「スプーン作り」について、
小野ちゃんが実演しながら、ナイフや斧の使い方をお伝えしました。

14午後からスプーンづくり

NORAの森のカシ、ムク、サクラなど3種類を削ってみて、
カシは割りやすいけど堅い。
硬さを克服すると案外いい。とか、
ムクは削りやすいけど割り難い。
目が交錯しているのでナイフは難しいけど美しい。など
少し難しい特徴はあるが、じゅうぶん使える樹種とわかりました。
15スプーンを削る

参加者のみなさんからは
◉スプーンは前にも作ったけど、今回の方がスムーズにできた。
◉食事の時にスプーンを見るようになった。
◉講座は1月から始まって今日で終わったけど、
これからも続けて行けるようにしてまた次を作りたい。
◉仕上げ方がよくわかったので良かった。
さわってこのくらい厚さまで、というのもわかった。
斧を上達したい。
◉新しい斧を手に入れて楽しく削れた。
◉またぜひ河合緑地でできたらいい。
◉スプーンは2回目だけど前よりできた。
ここまで攻められるとわかったり、
こうすれば効率的にできるとわかったのがよかった。

と感想がありました。
17スプーン完成

今後もこの場所に蒔いたグリーンウッドワークの種が
芽吹いて横浜に広がっていくのを期待しています。
台風で開催が危ぶまれはしたが、
午後から天気が回復して無事最後までできて良かったです。
16午後集合写真

(ばきちゃん)
  1. 2023/06/08(木) 11:47:16|
  2. ┗ その他イベント等

カトラリーづくり連続講座《2023前期 ろうきん森の学校 森工塾 》@5/28バターナイフ編

5/28(日)にカトラリーづくり連続講座《2023前期 ろうきん森の学校 森工塾 》@バターナイフ編が行われました(^∇^)ノ
このカトラリーづくり連続講座はグリーンウッドワークの入門プログラムで、
ナイフワークを通じて初心者の方でも安心して学ぶことができます。
今回のバターナイフづくりの材料はコシアブラを使いました。
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コシアブラはとても柔らかく始めて斧を触る方でも「サクサク」と削ることができます。

斧とナイフワークの基本を習得してもらいながら、南京鉋という道具も使いました。
南京鉋は「シュルシュル」と削り心地がとても気持ち良く、
参加者の方から「楽しい!」との声をいただきました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
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みなさんあっという間に1つ目のバターナイフを完成し、
2つバターナイフを作ってもらいました。
バターナイフはスプーンのような複雑な形ではありませんが、
デザインを工夫することでいろんな形のバターナイフを作ることができます。
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鳥の形したバターナイフ
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直立するバターナイフ
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いろんな形があっていいですね。
今回は参加者の方には、自分で形を考えてもらいながらオリジナルなバターナイフを作ってもらいましたo(^▽^)o
最後には、作ったバターナイフを実際に使用してもらいました。
自分で作ったもので食べるとクラッカーでも格別に美味しく感じますね。
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この連続講座では、生木から木のカトラリーを作るために、ナイフや手斧、南京鉋、ノミ、銑などさまざまな道具を活用します。正しい使い方や技術を学びながら、カトラリーを作っていきます。
初心者の方でも安心して参加できる内容となっていますので、
◎グリーンウッドワークを初めたばかりな方
◎基礎を学びたい方
◎カトラリーを揃えたい方
◎いろんな道具を使ってみたい方
◎ものづくりを楽しみたい方

グリーンウッドワークの基礎技術を学びながら、
自分自身でオリジナルのカトラリーを作り上げる喜びを味わいましょう。

次回は6/10(日)ヘラを作ります。
削り馬やセンという道具を使っていきます。
ヘラは料理には欠かせない道具!私も毎日自分で作ったヘラを使っています♪
申し込みもまだ受け付けていますのでぜひこの機会にご参加ください。
申し込みはこちらから↓↓
カトラリーづくり連続講座《2023前期 ろうきん森の学校 森工塾 》
  1. 2023/06/02(金) 16:32:08|
  2. ┗ ろうきん森の学校

海上の森のスプーンづくり2023始まりました②(5月14日)

グリーンウッドワーク講座
海上の森【里山の木でつくる暮らしの道貝】

2日目はナイフワーク。
1はじまりました

練習用に割った材をつかって、10種類のナイフワークを練習します。
スプーンで使うのはその中の半分ほどですが、
今後開催予定のスツールやククサの講座も見越してひととおり練習します。
2ナイフワーク

斧での粗削りとナイフでの粗削りをそれぞれ使いこなせると、
仕上げのナイフワークがとっても楽になります。
みなさん慣れないナイフワークに苦労しながらも、
だんだん思い切りよく削れるようになりました。

ある程度出来たところで、いよいよスプーンをナイフで仕上げます。
習ったナイフワークと、木目の流れの組み合わせを考えていると、
どこをどう削っているかこんがらがっちゃいます。
3木目の方向

この講座は小野ちゃんだけでなく、加藤慎輔さんもスタッフに入る豪華な布陣!
ひとりひとり丁寧にサポートしてスプーンの外型を仕上げます。
途中の休憩では恒例の『スプーンを味わう』
今回は海上の森で採れた日本蜜蜂の蜂蜜で、グリーンウッドワーカーや作家さん、
無印良品や100均などたくさんのスプーンを味わいました。
4スプーンの試食

スプーンの輪郭が削れたところでフックナイフに持ち替えて、匙面を彫っていきます。
5フックナイフ

こちらも最初はなかなかうまくいかないのですが、
みなさん頑張って少しずつ彫って仕上げました。
今回の山桜は堅めで、彫るのも削るのも大変。

その分、仕上がりが美しくて、しっかりしたスプーンが出来上がりました。
6完成

最後は出来たナイフを囲んでのシェアタイム。
7囲んでふりかえり

今回は小野ちゃんのつくる定番の北欧風スプーンをつくりましたが、みなさんの感想は?
◉スプーンって小さいので、もっと簡単に出来ると思っていたけど、大変だった。
◉あんなに斧を使うと思っていなかったので、びっくりしたけど、すごく楽しくできてよかった。
◉スプーンづくりを通してナイフの使い方などいろいろ勉強になった。
◉スプーンづくりを通して木を伐るところや木の説明など、
知らないことが知れてよかった。
◉木を伐るところからスプーンをつくると言ったら家族に驚かれた。
体力は使ったけど楽しくて沼にハマりそう。
◉生木から作ると思わなかった。
楽なのかなと思って参加したので、自分の体力のなさにびっくり。
でもほんとうに楽しかった。
◉スプーンって小さいから、まる2日間かかるとは思っていなかったけど、
自分のスプーンができて、実際に使えるのはうれしい。
◉ふだんいろんな仕事が飛び交うので、
ただ1日スプーンをつくる、削るだけという時間が有意義だった。

8集合写真

2日目は寒いくらいのお天気でしたが、新緑がとても美しくて、
木を伐る森と雨でも安心して削れる工作室がある素晴らしい環境です。
また、みどりの工作室が主催するグリーンウッドワークサークルもあるので、
講座後も仲間と削れるのがうれしいですね。

次回はスプーン、スツール、ククサと続き、今年度はあと3回開催します。
9サークル

愛知のグリーンウッドワークの種がどんどん広がって育っていくのが楽しみです。

つばき
  1. 2023/06/02(金) 08:02:55|
  2. ┗ スプーンづくり

海上の森のスプーンづくり2023始まりました①(5月13日)

愛知県瀬戸市のあいち海上の森センターで開催される
グリーンウッドワーク講座~里山でつくる暮らしの道具~
2023年度の講座がはじまりました。

雨予報の曇り空ですが、
こんな日は日差しが和らぐのでグリーンウッドワーク日和。
新緑の間を心地よい風が通り抜けます。
1森へお出かけ

今回つかうのは、駐車場脇にあった山桜。
枯れて駐車場側に倒れてくるということで伐採されました。
2ちょっと残念な

伐ってしまった山肌はなんだか残念な様子にみえますが、
登って見てみるとしばらく絶えていたというスズカカンアオイがたくさん育っています。
今年はギフチョウの姿が見られるかもしれません。
里山は手を入れて使うことで、新しい命が育ち、また生態系が豊かになるんですね。
3かんあおい

あらかじめ海上の森のスタッフの方が25センチほどに玉切りしてくださった山桜を、
斧で割っていきます。
2月に伐採した山桜ですが、木口はまだしっとりしています。
小さな新芽も育っていて生命力に驚かされました。
5芽が出てる

斧をマレットで叩くと、斧が弾かれるくらい堅い!
半割にするだけで一苦労で、クサビやマンリキの力も借りて、
なんとかスプーンが取れる大きさに割れました。
ここから斧でハツって面を出していくのですが、
今回は2日間あるので、その前に端材を使ってしっかり斧の練習をします。
4削り風景

斧が使えるようになると、グリーンウッドワークの幅がぐっと広がって、
粗削りがとても楽になります。
スプーンづくりはもちろん、今後ククサづくりを目指す方は、ここでしっかり慣れておきたいところ。
500gほどの斧を振り続けるので、想像以上に体力や腕力を消耗します。
グリーンウッドワークが初めてのみなさんは大変な思いをされていましたが、
それでも半日もやっているとだんだん慣れてきました。

綺麗な面ができたら、そこにスプーンの型を書きうつして、その線に沿ってハツリます。
6スプーンの形

言いかえると直方体からスプーン以外のほとんどの部分を斧で削って取る作業です。
時間いっぱい斧をふるって、無事スプーンを取り出せた参加者のみなさん。
7ここまで

斧はここで終了。明日はナイフワークです。

つづく(つばき)
  1. 2023/06/01(木) 12:02:49|
  2. ┗ スプーンづくり