ホオノキの生木を、マンリキで豪快に割り、曲がり鉋でさじ面を刳り、
最後は出刃包丁で繊細に仕上げる「有道杓子」。
独特の技法が生み出す造形美に、いま注目が集まっています。
<<2018年3月10日(土) 森工塾「有道杓子づくり」>>
森工塾では昨年に続き、2回目の開催です。
今回も、定員を上回るたくさんの方からご応募いただきました。ありがとうございます!
講師は、
奥井木工舎の奥井京介さん。
グリーンウッドワーク研究所の加藤さんのご協力で実現しました!

有道杓子の技法は、まさに日本のグリーンウッドワーク!
まずは、マンリキでホオノキの木取りをします。
有道杓子を作るための、無駄のない木取りの仕方を教わります。

樹を割っていくと、生木のいい香りが漂います。
ホオノキは、厚朴とよばれる漢方にも使われるんだとか!リラックス効果があるそうです。

全員がひとり一つ割ったところで、作業開始です!
まずはナタで奥井さんの指導通りに削っていきます。

普段のグリーンウッドワークでは、ナタは荒削りのみですが、
有道杓子はナタでほとんどの形を仕上げていきます!

大体の形ができたら、出刃包丁で仕上げ。
魚をさばいているみたいで、なかなかおもしろいです!

最後はいよいよ、顔(さじ面)の彫り!
奥井さんの見本を見てから、曲がり鉋でのさじ面彫りにトライしてみますが最初は思うようにできない!

でも、みなさんきれいに仕上げていました!

最後は、完成したマイ有道杓子を持って記念撮影!

自分で作ってみると、技術の高度さがよく分かりますね…!
自分で作った杓子はもちろん使いますが、奥井さんが作った杓子も使ってみたくなります。
高山に買いに行かなきゃ!
- 2018/03/15(木) 16:55:09|
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