子どものためのナイフワーク指導者講習会

2022年02月13日17:45  ┗ その他イベント等 写真あり


子どもにナイフを使わせたい
子どもにナイフを教えたい指導者のための
『子どもためのナイフワーク指導者講習会』
無事終了しました。


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幼児〜小学生を対象にした
木工ナイフワークの体験を提供する際に必要な
知識や技術について学ぶ
指導者(またはこれから指導者を目指す方)向けの
実践講習会です。

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前半は子どものナイフワークの実践報告。

『日常の保育での取り組み』と
『森のようちえん・イベントでの取り組み』です。

保育士として19年働き、
年長児と保育者を対象にした
ナイフ指導の卒業研究を行ってきた
森林文化アカデミークリエーター科の
髙橋久美子さんの事例紹介では
保育園で1年間行った
『日常の保育での取り組み』を発表。

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すぐにでも取り入れられるような
わかりやすく具体的なプレゼンで
話し方も理解しやすく素晴らしかったです。

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今回は削り台の図面や講座レシピ付きという豪華さ。

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いずれ本になれば有料になる予定なので
めちゃくちゃオトクでした。

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わたしは『森のようちえん・イベントでの取り組み』を
発表しました。
森のようちえん時代に
ナイフをやりたい子がいても環境を整えきれず
大人の都合でやらせてあげられなかったこと。

かつて関の刃物メーカーの企画開発室で
デザインの仕事をしていたとき
製造物責任法の施行をきっかけに
子ども用包丁で手を切るというクレームが増え
子どもと刃物の関係が難しいものに
なっていってしまったこと。


子どもたちの手にナイフを取り戻すためには
大人の意識を変えることが必要で
まずは指導できる人を増やしたい!
ちょっと熱量高めでプレゼンさせていただきました。

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子どもの発達とナイフワーク
ナイフワークに必要な環境づくり
子どもに関わる大人のありよう
リスクマネジメントなど
ナイフワークの技術の前に大切にしてほしいことも
出来るだけお伝えしたかったのですが
ひとつひとつが講座にできるような内容なので
30分でどこまで伝えられたか💦

わたしの経験値は微々たるものですが
森のようちえん時代に学んできたのは
師匠たちの20年30年の積み重ね。
それをそのまま実践しているので
さらに内容を磨いてこれからも伝えていきたいです。
どこかでまた機会をいただけたらと思います。

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実践報告のあとは
森林文化アカデミーの前野先生の
道具紹介&メンテナンス講座。

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午後からは実際に子どもと同じプログラムで
おさかなときのこづくりのワークショップを実際に体験していただきました。

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どんなプログラムを組み立てているのか
講座で気を付けていること、子どもへの伝え方
どんなナイフや道具を使っているかなど
ノウハウを学んでいただきます。

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グリーンウッドワークのイベントで大切にしているのは
体験を通しての学びの喜びや楽しさなので
参加者のみなさんが楽しそうにされているのが
なにより嬉しかったです。

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今回参加されたのは
自然体験、環境教育、保育、幼児教育
森のようちえんのスタッフや木工家など
それぞれにエキスパートの方々。
参加者のみなさんの現場の声ももっと聞きたかったので
時間が取れず残念でした。ぜひ次につなげたいですね。

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グリーンウッドワーク協会が行ってきた
イベントの紹介をさらっとやってしまったので
企画や準備から講座のタイムスケジュールなど
具体的にお伝えして、応用しやすい資料もつくりたい!

子ども用ナイフの生産量がどんどん減るなか、
指導者が増え、いずれは子ども用のナイフが
手に入りやすくなるように願いを込めて
次回は高橋さんの次の活動の場の
仙台だといいなぁと勝手な妄想をしてます😁

今回のご縁がまた様々なかたちでつながっていくのが
なによりの成果です。

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想いを共有してくださった参加者のみなさま。
長い長い講座の間、待っていてくれたお子さんたち。
サポートしてくださったスタッフのみなさま。
この一年ともに子どものナイフワークに取り組んできた
心強い仲間のアカデミーの高橋さんと前野先生。
安定の司会で場を整えてくれた小野ちゃん。
お疲れさまでした。ありがとうございました!

(文責:ばきちゃん)
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