森から色をいただく草木染ワークショップ
無事に終了しました。


当日まで楽しみにしていただきたくて
染めの実験は今日まで秘密にしていましたが
先週火曜日に小野ちゃんと下見をして
この季節どんな植物が旬なのかを確かめていました。

今回おすすめとしてセレクトしたのは
竹、ナンキンハゼ、ヤマハギ、メリケンカルカヤ、




ススキ、ソヨゴ、クスノキ、スギなど




五倍子やクサギなどもあったのですが
量的にきびしいので参考に見てもらうことに。




これを持ち帰って染め、時間経過や媒染による違いなど
何日か観察したうえで講座にのぞみました。

ろうきんの森の外にも旬の草木はたくさんありますが
ほんの1時間森を歩くだけでこんなに色が見つかる。

それを採れたての生々で染めていただく!
感覚はグリーンウッドワークと同じなんです。
同じ黄色に見える人もいると思いますが、
それぞれの色を森から持ち帰って生地に移していくのが
何とも言えない喜びなんです。

草木染めはシルクなら媒染30分、煮出すのに20分、
染めるのに10分といったところ。
必要な道具は1000円も有れば揃います。
スプーン一本彫るように、気になっている樹を染める。
こんなに楽しいことはない✨

どんな色に染まるか、染まりやすい植物は?
気になったら染めてみるのがいちばんです。
そんな思いもあって
家に帰ってからも再現できるように
お話させていただきました。

参加者さんから「下地処理や媒染っているの?」と質問があったので、
綿の生地で実験して実際に比べて見てもらいました。
植物がマイナス(−)の電荷のものだったので、生地を(+)の電荷をもつように下地処理したり金属のイオンと反応させる発色して繊維にもよく定着します。

写真は右から
⚫︎何も処理せずに染めたもの
⚫︎ミョウバンで媒染してから染めたもの
⚫︎カチオン(+)化の下地処理してから染めたもの
です。違いがよく分かります。
9月中旬と思えない猛暑の中
山歩きと植物採取からはじまる講座を
汗だくで参加してくださったみなさん

思いがあふれすぎて情報過多だったと思いますが
おつきあいくださりありがとうございました!

アシスタントをつとめてくれた小野ちゃんも
お疲れさまでした。ありがとうございました!

- 2022/09/15(木) 00:00:00|
- ┗ ろうきん森の学校
-
-