鵜籠(よつざし)を2個作りました。
ただし、長良川の鵜飼用ではなくて、大分県日田市の三隈川の鵜飼用です。
伝統的な行事に使う道具類は、ここでも作り手がいないらしく、日田鵜飼の鵜匠さん→日田市役所→伝統文化を調査研究する学生→森林文化アカデミーと、はるか離れた美濃迄、鵜籠づくりの話が飛んできました。
日田の鵜飼は戦国時代末に岐阜の鵜匠を呼んだのが始まり(日田観光協会のH.Pより)だそうで、長良川の鵜飼いで使っている鵜籠が改めて日田で使われることになる、かもしれないです。
今の日田鵜飼で使われている鵜籠は、写真でちらと見ただけですが長良川の鵜飼いの鵜籠とは形が違うようです。
日田市近傍の高塚の職人に作ってもらったものは 鵜飼には使えねぇ とのことでお鉢が回ってきた次第。

段ボール箱に押し込んだ状態。
この段ボール箱は特注で、宅急便で送れる一番大きな200サイズで、ほぼピッタリ納まった。

箱詰め完了。この状態(1個が約5kg)で発送しました。

今回納めた鵜籠で満足して頂けたかどうか、お知らせ頂くようお願いしてあります。
これで良ければ参考にして、製作してくれる地元の職人を探すとのことでした。
当方に注文いただけるのは有難いことですが、やっぱり地元で調達できた方がいいですよね。
(キト)
- 2023/08/16(水) 17:41:34|
- 竹細工の技術継承
-
-