杉の木が真っ茶っ茶に染まって鼻がむず痒く感じる今日この頃、新聞にはつくしん坊の便りが届きもう春はそこまで。
今日は、番屋2号館でのスプーンづくりの御報告です。
毎回欠かさず参加してくださる夏目さん。
今まで1年半かけてつくり貯めたスプーン達を持って来てくださいました。

樹種は5種類、12本のスプーンとフォーク。
驚きなのは、全て対になっていること。

講座で1本仕上げたあと、割った残りの半分を必ず家で仕上げられているのです。
凝った装飾も魅力的です。

今回は新しい樹種、カエデに挑戦です。

コハウチワカエデは非常に白くて、乾くと艶の出る材です。
いつもは切り捨ててしまう余りの分で、コーヒー豆をすくう匙づくりに挑戦。

材を無駄にしない工夫です。
スプーンを一つ仕上げて、残りの3つはまたお家で仕上げられるそうです。

継続は力なりと言いますが、スプーンのあるべき形にこだわり続けてきた夏目さん、自分がつくりたい形にすればいいという開き直りにも似た境地に達して気分が楽になったそうです。
もう1人の参加者は、木曽福島から駆けつけてくださった桑村さん。

使った材はカバ。

白樺やダケカンバに近い種類のチョウセンミネバリです。
昨年の11月に伐採された木ですが、木口に乾燥止めを施しておいたお陰で、まだまだとても瑞々しく、柔らかでした。
スプーンづくりは1年半ぶりとの事。
久々の足踏みろくろでの作業でしたが、イメージどおりのスプーンが出来上がったそうです。


今月は26日(土)にもスプーンづくりを開催しますので、皆さん御参加下さい。
講座のご案内(文責:小野)
- 2011/02/12(土) 20:00:00|
- 講座の実施報告
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0