
この雪国、どこだと思いますか?
実は神奈川県相模原市です。
関東地方に大雪をもたらした週末、グリーンウッドワーク協会の創設からのメンバーである
井丸富夫さんの工房にお邪魔しました。

目的は木の器づくりです。
今回は2日間で2つの器を挽かせていただきました。
初日はカエデを使った小ぶりの器に挑戦。
「マンドリル」と呼ばれる軸にセットします。

両側の軸で支える足踏みろくろで器をつくるには、必ずこのマンドリルが必要です。
ここに紐を巻きつけて回転させます。
まずは外側から挽いていきます。

フックと呼ばれる刃物を当てて削ります。
次に内側を挽きます。

刃物の当たる角度や深さによってさまざまな形のフックを使い分けます。
中心の削り残した部分をぎりぎりまで掘り進め、ポキッと折ってろくろから取り外します。

最後に先の曲がったツーカカムナイフなどでおへそを削って出来上がり。

カエデ特有の艶と杢のきれいな器に仕上がりました。

スプーンや椅子づくりと違って、一日中ひたすらろくろを回し続ける器づくり。
自分の世界に没頭できる幸せな時間を過ごすことが出来ました。
お昼はラーメンを御馳走になりました。

器はもちろん木の器。
箸は梅の枝だそうです。
普段の生活の中にグリーンウッドワークを取り入れた井丸ワールドの虜になりそうです。
つづく
(文責:小野)
- 2011/02/15(火) 21:00:15|
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