先日、京都の京エコロジーセンターで行われた木のフォーラムでデモンストレーションでつくったスツール。
>>>木のフォーラムの様子はこちらからこの椅子のフレームを美濃に持ち帰り、オイル塗装して座面を編むことにしました。
以前ドリュー・ランズナーさんを講師に招いてラダーバックチェアをつくった時には、アメリカから木綿製のシェーカーテープを取り寄せて使いました。
しかし、日本には座編み用のコットンテープは流通していないため、最近はクラフト用に使われるアクリル製のテープをよく使っています。
京都でつくった椅子のフレーム。
さて座面は何で編もうかと考えてみました。
せっかくなので和のテイストにしたいなと思い、会員の方から紹介してもらった「真田紐」で編んでみました。

真田紐とは、茶道具の桐箱を結んだり、刀を下げるときに縛ったり、鎧兜を結んだり、帯留めに使用されたりと、古くから日本で使われている紐です。
今回使ったのが幅12mmの木綿製の真田紐。
普段25mmのテープを使ってだいたい1時間くらいで編むことができるので、今回は2時間くらいかなと思っていたら大間違い。
1列で編む数が2倍、2列分で4倍。

結局、テレビで「宇宙戦艦ヤマト」の映画を見ながら(マニアックで済みません)6時間かかってようやく編みあがりました。
編んでいる間は目がチカチカしてきましたが、出来上がりを遠くから眺めると細かい模様が非常にきれいで、満足のいく仕上がりになりました。

これは、世界に誇れるジャパニーズシェーカーテープと言ってもの過言ではないでしょう。
この真田紐は様々な色や模様があるので、いろいろなパターンを試してみたいと思います。
(小野)
- 2012/04/12(木) 19:56:40|
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