残暑厳しい8月30日。
森の工房にて削り馬づくりを行いました。
最近個人でグリーンウッドワーク用の刃物を揃えた皆さんが、次に必要なのは個人の削り馬。
これさえあれば、いつでもどこでもグリーンウッドワーカーです。
下の写真、右奥が今まで使われていたもの。左手前が今回つくるNewバージョンです。

どこが違うかというと、前足が1本になったこと。

このことによって、部材の取り外しが無くなり、組み立て解体のスピードが飛躍的に速くなりました。左奥が新しい馬です。とてもコンパクトになりました。

今回はこの新しい削り馬をつくっていただきました。
まずは、講師の久津輪先生から削り馬の歴史やつくり方についてのレクチャーです。

そして、制作に入ります。
今回の企画、馬をつくること自体を楽しもうというのがねらいです。
そう、もちろん人力です!切断はのこぎり。
クランプで材を固定することにより、思いのほか正確に切断できます。

穴あけは、手回しドリルです。
軸をおでこで固定して、一点を見つめながら垂直に穴を開けます。

そして、丸棒はもちろん足踏みろくろで成形します。


この日は今年の夏にしては珍しく暑い日だったので、休憩時間のしそジュースとかき氷が疲れた体に一服の清涼感を与えてくれました。

結局時間オーバーで最後まで仕上げることは出来ませんでしたが、いつもとまた違ったグリーン(?)ウッドワークの楽しさを味わえた一日でした。
(文責:小野)
- 2009/09/16(水) 00:00:00|
- 講座の実施報告
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