夏休みといえば虫捕り!
・・・と言うのは私だけでしょうか。
8月1日(土)ろうきん森の学校 森工塾「夏のガイドハイク(虫探し)」が開催されました。
管理棟にずらりと並んだタモ・タモ・タモ!
(この地方では虫取り網のこともタモと呼びます)
虫の好きな子どもたち(と大人たち)が集まりました。

まずは『虫のかくれんぼ』という本で虫探しの練習、
これで目の準備体操は万全です。

さあ森の中へ虫探しに出かけます。

いつもは植物や鳥を見つけるのが専門の講師の福ちゃん、
実は昆虫少年だったそうで、次から次へと虫を見つけ難しい虫の名前がさらっと出てきます。
さっとタモをひるがえすと、ほーらカラスアゲハ、
流石です!

今日も秘密道具のルーペを取りだし、アオカナブンの翅を覗きます。
タマムシにも負けないこの美しさ。

美濃の虫というわけではありませんが「ミノムシ」
最近減ってきているそうです。

そう、カブトムシやクワガタだけが虫じゃないんです!
といっても子どもたちのお目当てはやっぱり黒い翅の奴らです!
福ちゃんがコナラやアベマキの木の割れ目、樹液の匂いがする黒ずんでいるところをガサゴソと、

すぐに覚えた子どもたちも手分けして探します。
ここでは嗅覚がものを言います。

結局この日はミヤマクワガタの雌と小型のクワガタが数匹、
子どもたちの虫籠をカブトムシでいっぱいにすることはできませんでしたが、
どこに虫がいるかを探せるようになったはず、
これから長い夏休み中にたくさん見つけられるといいですね。
午後からは引き続き「古城山イベント~カブトムシのすみかづくり」
まずは大きなコナラの伐採の見学、
ズシンと大きな地響きは大迫力でした。

木の倒れる瞬間に立ち会うことは少ないと思いますが、
この体験が子どもたちの記憶に残ってもらうことで
山への関心が増すことを期待しています。

伐採した木の細い幹や枝をチッパーで砕きます。

それを、先日の放課後ランドでつくった竹の囲いの中に敷き詰めます。

巨大昆虫マットの完成です。

ここに卵を産んだカブトムシが来年の夏には・・・
そこに集う昆虫少年とかつて昆虫少年だったお父さんたち・・・
夢は膨らみます。
(小野)
- 2015/08/05(水) 18:01:27|
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