鵜飼の新鳥が小瀬にやって来ました。
小瀬鵜飼の足立鵜匠から連絡を頂いたんで早速見に行ってきました。
今年は2羽。
奥の籠二つに、夫々1羽が入って陸送されて来ました。
この籠は鵜捕りの合間に、鵜を捕っている人が作っている輸送用の籠です。

籠に開けた窓から首を出している、鵜。
捕獲した後、注射やら何やらでずいぶん人に慣れてます。
昔は捕獲してすぐ送られて来たんで、かなり暴れたんだそうで。

翼の中央辺りの羽(風切)を何本か切っておくと飛べなくなるんだそうで、ちょいと切ない気分。

嘴の先っちょのとんがったのを切ってます。
爪と一緒で痛くは無いんだそうですけどねエ。

嘴のギザギザを滑らかにしている。
こうしとかないと、噛まれたとき手が ”ミンチ” になるんだそうです。(うへー)

一通りの処理が済んだので、水を飲ませてます。
儀式みたいです。

奥の水場から飛び出してきた元気な鵜。
去年来た若い鵜で身体はまだ茶色ですが、今年一番たくさん鮎を捕った優秀な鵜だそうです。
今度来た鵜たちも、こんなに元気に働いてくれると良いですね。

数は変わるけれど毎年新鳥を迎えています。
我々はその鵜が心地よく入れるような(んなわけないんだろうけど)鵜籠を作らんといかんですね。
(キト)
- 2015/11/29(日) 23:22:43|
- 竹細工の技術継承
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