グリーンウッドワークで使われる、生きた「生の木」。
木は割りやすかったり、ねばりが強かったり、堅かったりと
樹種によって特徴は様々。生木ならなおさらです。
樹種の判別はグリーンウッドワーカーに大切な技能のひとつ。
木を見るためには、森を知り、森を知るには、木を知らなければいけません。
その技能を学ぶために、植物同定実習を行いました。
<<2017年6月24日(土) 植物図鑑と森を歩く~植物同定実習~>>
そして、今日は「ろうきん森の工房」のこけら落とし(?)!
この日かぎりは森の中の学舎として使いました。

講師の森林文化アカデミー:柳沢先生による植物同定についてのレクチャーののち

柳沢先生と、津田先生の2チームに分かれて森を歩きます。

同定のポイントを確認しながら、
植物図鑑とにらめっこ。

森から戻ったら、持ち帰ってきた枝を見ながら樹種判別のおさらい。
同定が終わったら、葉っぱを落とした枝を削って。。。

箸を作りました!
シラカシ、アラカシ、ヤマハギ、カナメモチ、コシアブラ、ヤマザクラにウワミズザクラ、、、いろんな樹でできた木のお箸がずらりと並びました。

グリーンウッドワーク協会でもナイフを用意しましたが、柳沢先生流は剪定ばさみです。
今日のお昼。
参加者さんがたくさんいたので、いつもより多く桶からはみ出しております。

つくりたての樹のお箸でいただきました。

<参加者のみなさんからの感想>
・柳沢先生の話しがおもしろくてまた来ました
・また是非同じ講座を開催してほしい
・箸を作るという視点で木を観察できて楽しかった
・山登りが趣味なので、木の事を知ることでより山が楽しくなると思った
・山の仕事をしているが、木の種類を「杉、ヒノキ、雑木」くらいにしか認識していなかった
・また自分でも身の回りの木を調べてみたい
・森に興味があり、「ろうきんの森」に通っている。場所で木を覚えているが、それも楽しみ方だと思う
山歩きが好きな人、植物が好きな人、グリーンウッドワークを実践している人。
「ろうきんの森」が、いろんな人が集まる場所になるとすてきですね。
そして、講座のあとは、グリーンウッドワーク協会の第9回総会を
そのまま工房のデッキで行いました。

お昼寝したくなりそうなくらいの、心地よい森の工房で
団体の活動について、活発な議論が交わされました。
グリーンウッドワーク協会は来年度で10周年。
節目の年に向けて、少しずつ動き出していきますよ!
- 2017/06/28(水) 18:46:34|
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